過労死予備群の「食から笑顔になる生活」

夜討ち朝駆けで仕事する日々。忙しくとも自分なりの手間をかけて、美味しく笑顔になる生活を志します。

元気を養う鍋焼きうどん

2014-02-23 09:16:38 | 美味しい食
グツグツ~。レンズが一気に曇る。拭い去ってもまた霞む(笑)。
ニコニコしつつ待つ。薬味を散らして、ぱしゃり♪ 鍋焼きうどんです(笑)。
昔ながらの蕎麦屋で、かえしのきいた甘辛いつゆ。ちゃんとかつぶしが香る。たまうどんは、もっくりと、薄茶に染まる。
衣がつゆに馴染む海老天。玉子は散らないように、中寄せにまとめてある。煮染めた椎茸は、甘いつゆをジュンッと含み、なるとと蒲鉾はむっちり歯切れる。一口大の焼き餅は香ばしく、噛めばとろけてゆく。麩はつゆを含んで、フーフーしてくれた大人を思い出して、懐かしい気持ちになる。ほうれん草と長葱は、その性を最後まで失わない。

うん♪ 途中から七味も足そうと思えました。一つ一つ、味も香も解る。ちゃんと美味しいと思えて、食べ切ることができました。
さぁ、床あげ!(笑)
食は気持ちも養うのです。


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寂しい味

2014-02-23 08:53:33 | ケーキの中の1本の針
何かの理由で床についていた折に「よし、もう大丈夫」と床あげする、きっかけになる決め事が、私にはある。(各人がおもちなのではなかろうか?、微苦笑)
”熱々の鍋焼きうどんを、待って、美味しいと食べられる”こと。

りんごのすりおろしや、お粥のように、スプーンで食べやすく、ほのかな味に調えられた、病の床の食ではなく。
グツグツ焼いた鍋で、熱々で。煮染めた甘い椎茸やくたっと煮えた長葱の他に、しゃきっと刻み葱やほうれん草があり、噛むための蒲鉾がある。はっきりしたつゆの味が染みた、たまうどんは、フーフー冷ましてから口にせねば、火傷する(笑)。
ちゃんと起きて、座っておれて、気働きしながら箸が使えねば、美味しいとはいえない。だから鍋焼きうどんは、自分を諮る特別な食(微笑)。

まる三日後に、鍋焼きを注文した。もうイケるはずだった(笑)。
出されたモノがイケナカッタ。
見て、手をかざして、ア然とする。一度も鍋の中で沸騰させていない?と疑うような、熱感のなさ。ぐにゃりと、どれもが柔らかく、うどんに絡まって、黄身が割れる卵…。コレハ鍋焼きジャナイ。
箸が止まる。背中に首筋に寒さが戻ってきたようで。トボトボと…再び床の人となった昼下がりでした。

気持ちに添わなかった食を、私は普段、書かないことにしています。これは余りにサビシカッタカラ。起き上がる元気を萎えさせる食もある、という教訓に書き留めておきます。
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