トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

全滅免れた…?!

2016-02-13 | 小父のお隣さん
 拠点作業小屋に行くたびに視線を送っていたキジョランの葉裏、アサギマダラの幼虫が折れて見えるようになったから確認をしたら既に息絶えていて黒ずんでいる。今冬、厳しい寒波もあったし凍死して全滅したのも仕方がないと、せめて写真だけでも撮っておこうと葉裏の点検をしたら生体がいた。
 ざっと比較すると生死半々と言うところだろうか…。とりあえずは現時点で生体が確認できてほっとした。今回、半数を失った事で蛹化するまで食糧の葉が足りるかどうかの心配もレベルが下がったように思える。まだ寒さのぶり返しはあるだろうが立春を過ぎ駐車場に日差しが戻ってきた事でも分かるが太陽高度も上がってきたから生存の確率は高まっただろう。
 今回、生息しているキジョランはヒノキの根元に5年ほど置いた株で15㎝程の定植時の姿のまま成長しなかったのを一昨年春にネズミモチの株元に移植したのだ。それがあれよあれよと成長して昨秋には3mに達し産卵があった。
 この事から、周辺に定植して成長しない株を移植する決心がついた。土壌の性状と絡ませる樹種の選定に難があるけれど「やってみなけりゃ分からない」のが産卵蔓から得た学びである。
 凍死?    生死を分けた条件は?    ここは健在