
若い頃に使用していたウールの登山ズボンはウエストが入らない。現役の頃に穿いていた冬の替えズボンはウエストギリギリで収まり、1日くらいの着装なら大丈夫だろうと出かけたのだが、現場で出店準備をしようとしゃがんだところで尻の縫い目が破れてしまった。我慢するしかないと動いているうちに広がってくる。
参加していた会友の奥さんが小さな補修セットを持っていたから木陰でズボンを脱ぎ繕って事無きを得た。周囲は準備に忙しくて気づく人もいなかっただろうが、下半身丸出しで樹の根元でお裁縫をしている小父さんじゃぁ様にならない。
それはともかく、無事に終了して売り上げ額は丁度ハンドルーターを購入できる程度にはなった。皮算用とは程遠いけれど、金額より物品の選ばれ具合が予想とはかけ離れたのが無念と言えば無念で「空振り感」もある。大きな要因は主催業者や団体とは異なる間借り出店と出品物がマニアックであったためでもあろう。店の位置だが、例えれば盲腸の位置に店を構えたため通路からは人陰で視認しにくくなっていた。これは確認したから間違いないだろう。
出店中、子ども相手の木製玩具だから子どもが手に取るのは構わないのだが、何時のイベントでも数人は手当たり次第に遊んで去って行くタイプがいる。おおむね親がいても居なくてもそうなのだけれど、普段の生活や成長が気になるタイプではある。