トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

斜面の刈り払い

2018-07-04 | 今日は真面目に
 真竹林跡の刈り払いが済み、法面の刈り払いに入る。斜度は何度位だろうか、長靴だと足場を固め難い。スパイク付き地下足袋を履く心算だったが未明までの降雨で草が濡れている。裾まで濡れるのが嫌だから長靴で作業に入った。
 これが苦労の始まりで濡れた斜面は滑る。そのうえ長靴の中の足は踏ん張りがききにくい。更に猪の掘り荒しが至る所にあり足場に苦労した。

 元はと言えば「カヤネズミの住処」としてススキの株を温存してきた事に由来する。平のところも斜面もススキが育った事で猪様のカクレミノになってしまった。これは小生の誤算だったから尻の始末は自分でしなければならない。故に真竹林跡に続き法面のススキも全て地際から刈り払った。
 それでもススキは強い植物であるから容易に萌芽する。バッタ類にとっては、この萌芽した若葉の方がご馳走になるだろう。

 刈り払っていた途中、カヤネズミの巣と思われる塊があったけれど確認はせず作業を続けた。ススキの株を育てないとした以上、確認してどうなるものでもない。
 植生の分布を考え選択的刈り払いで環境構成を試みたところで、所詮は浅知恵であった…。この日も30℃超えの真夏日で、暑さは堪えないけれど湿度は堪らん。

          ➡     見通しが良くなった

ヤマユリが開花した

2018-07-04 | 感じるままの回り道
 庭のヤマユリが開花した。フイールドの株より数日は開花時期が早くなる傾向があるけれど、ここ何年かはフイールドでヤマユリは見ていない。ササユリもそうだけれど採種し播種をしてきても開花する頃になれば突然消えるのが常なのだ。

 庭のヤマユリは採種用にと育てているけれど、背丈は下がり本数も増え花数が減り結実もしなくなって、一昨年昨年と蕾すら付かなくなった。そこで昨秋に掘り上げて見たら小さく分球している。これでは開花の大きさではない。
 嫌地現象もあるかと場所を移し、間隔も広げて植えこんだらようやく開花してくれた。一本一輪でしかないけれどヤマユリらしい大輪の開花でホッとした。これで採種播種できそうである。ササユリと異なりヤマユリは播種しても開花に至るまでが長い。おおむね播種した場所が記憶になくなった頃に花を見るが、数日を経ずして消えるのは前述の通りである。