トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

暑けりゃ薄くやる…

2018-07-17 | 水辺環境の保全
 上の池のオーバーフローの改修と水源地の大工事に着手したいのだが「今そこにある危機」と言う程でもないけれど時期的に先延ばしできない作業もある。
 水域内の除草もその一つで、水面が覆われてしまうとトンボの数が極端に減る。産卵し難くなるのがその理由だろうが、だからと言って一草も無くすほどの一掃も逆効果になる。

 水面を開けつつ、適度に植生を保ちつつ、席巻しやすい草本は駆除する方向で除草する。例年、長柄の貝掘り熊手などで抜き取り作業を畦から行うけれど、最終的には立ち入っての手取りになってしまう。
 動きも姿勢も楽ではないものの、指先の感覚や働きは大したもので泥の中の様子が手に取る様に分かるし満足のいく結果をもたらす。道具は便利だけれど手取りに頼るべき作業だと思い知らされる。

 しかし梅雨明けして連日の真夏日では作業前から発汗状態で泥水池1枚の除草が済まぬうちから「帰宅、帰宅、水風呂、水風呂」の誘惑が居続ける。ドクターに言われた「パンクしパッチを当てた古いチューブ」となった我が身では「もう一枚」は厳禁と認識し、早々のお帰り…。

 まあ、老骨に鞭打たない理事長退社というところでもあるが、それで快調を維持できれば老化も遅れる秋波となると期待したいものの、現実には老は厭わずやって来るし老襲の上に老愁が重なり、太平洋高気圧の上にチベット高気圧でジリジリ蒸し布団状態の日本列島に同じ「にっちもさっちもならん」からサッチモの歌でも聞くか…。

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             泥水池3  ➡