沈泥池と言えども池全面に沈泥させたい訳では無く、浚渫しやすい場所に堆積させたいのが希望である。希望だけではどうにもならず、それなりの工夫と始末が必要なのだが、ここにきてようやく手を入れる事が出来た。
沈泥池の役割は水域に泥土が流れ浅くなるのを防止するための設えだけれど、ここに溜まる砂泥は定期的に浚渫する必要がある。その浚渫土は埋め立てや堤の補修に使うためだが泥のままでは使えず、数か月間の水抜き期間が必要だ。
そのため掘り上げやすく、掘り上げる場所と泥土を集積し水抜きする場所は隣接させておきたい。流れ込む水から砂泥を沈降させるには流速を落としてやる必要があって、そのため流路は末広がりに作り、広くなった部分を深くしておく事が肝要なのだ。
数年前に、そのように設えていても自然と様相は変化し機能し難くなった。今回、機能を維持するための補修を行った。
流入口から除伐材を並べ水路を作り直し水流を砂泥積み上げ場の前まで誘導する。その部分は浚渫し土砂溜りとして機能させるのである。除伐材は除伐した時点で用途が決まっておらず不要材扱いだったのでサイズはまちまちだったけれど、なんとか格好がついて一安心である。
作業前 ➡
作業途中 ➡
水路完成
沈泥池の役割は水域に泥土が流れ浅くなるのを防止するための設えだけれど、ここに溜まる砂泥は定期的に浚渫する必要がある。その浚渫土は埋め立てや堤の補修に使うためだが泥のままでは使えず、数か月間の水抜き期間が必要だ。
そのため掘り上げやすく、掘り上げる場所と泥土を集積し水抜きする場所は隣接させておきたい。流れ込む水から砂泥を沈降させるには流速を落としてやる必要があって、そのため流路は末広がりに作り、広くなった部分を深くしておく事が肝要なのだ。
数年前に、そのように設えていても自然と様相は変化し機能し難くなった。今回、機能を維持するための補修を行った。
流入口から除伐材を並べ水路を作り直し水流を砂泥積み上げ場の前まで誘導する。その部分は浚渫し土砂溜りとして機能させるのである。除伐材は除伐した時点で用途が決まっておらず不要材扱いだったのでサイズはまちまちだったけれど、なんとか格好がついて一安心である。


