同胞の訃報を聞けば眠れぬ夜シリウス昇る太古も今も
同胞となりて久しき共白髪一同まみえる孤独死の宿
山川を越えてなお来た孤独死の浮き世超えたり兄は始源へ
年老いて孤独死となり同胞の黄泉路の果ては祖霊と共に
父母の腕に抱かれ温めしや独居老後を閉じて再び
父母よ安らぎ給え三兄を最初に抱かせし仏の慈悲に
真言を唱えつ抱く線香は紫雲を送る窓の外へと
初雪に散骨望む在りし日は年老いてなお熱き故郷
命日も今際も不明はらからは薄くかげろぎ千の風へと
同胞となりて久しき共白髪一同まみえる孤独死の宿
山川を越えてなお来た孤独死の浮き世超えたり兄は始源へ
年老いて孤独死となり同胞の黄泉路の果ては祖霊と共に
父母の腕に抱かれ温めしや独居老後を閉じて再び
父母よ安らぎ給え三兄を最初に抱かせし仏の慈悲に
真言を唱えつ抱く線香は紫雲を送る窓の外へと
初雪に散骨望む在りし日は年老いてなお熱き故郷
命日も今際も不明はらからは薄くかげろぎ千の風へと