トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

三日月池に光合成細菌を投入

2023-04-17 | 水辺環境の保全
 「現代農業」や「季刊地域」などの雑誌は号によっては環境保全活動に大いに参考になる特集がある。であるから時折は購入しチラ見するのだけれど時折「愁眉を開く」事がある。本音を言えば「秀眉を開く」と断じても良いけれど生まれも育ちも南魚沼の雅な百姓家に出自がある小生としては謙遜が習い性で奥ゆかしい。
 図書購入の際に挟まれていた「刊行図書一覧」を眺めていたら「この社の刊行図書のみで小さな図書館」を作り子ども相手の喫茶店併設なんて老後の老後案が妄想で出て来たのだが、そんなに悪い案でもなさそうに思えるのだが「現状認識や病識の無いのが耄碌」なんだろうなあ。

 さて昨年、二枚貝への水質環境改善と給餌にならないかとも思って本誌を参考に培養にチャレンジしてみたのだが種菌はホームセンターでの「水槽用」なのだ。どちらも光合成細菌には間違いないだろうと試行してみたけれど液体が真っ赤あるいは濃緑色にはならず結局は昨秋以来、ベランダに放置したままだった。
 この使い道として「三日月池の富栄養化の緩和」に思い至ったのである。三日月池は雨水頼りの水溜りで落ち葉の堆積で富栄養化してアオミドロの発生も酷くなった。護岸丸太も沈んでしまい泥上げするには足場も泥上げ場も無い状態にしてしまった故の結果なのだが、谷部の水域の手当てに追われて手入れが滞ったままなのである。

 細長く日当たりの良い半分と崖に囲まれた暗い半分がありヤブヤンマとクロスジギンヤンマの産卵好適地でもあったけれど最近は陰りが見えている。今期はどこかで護岸を設え泥浚いも行わなければならないのだが、その前の応急手当てに光合成細菌を投入して「環境改善成るか⁉」との試行だ。まあ、どっちに転んでも愚痴は言うまいこぼすまい。これがお爺の生きる道。