トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

花の色に移ろいけりな我が胸の内

2023-04-28 | 小父のお隣さん
 さーて困った。ハルジオンなのかヒメジョオンなのか小生の鑑定眼では曖昧模糊になる。同じ場所で同じ時期に開花しているから同一種と思うのが率直だろうが開花時期が重なる場合だってある。まあ、茎の断面で判別できると図鑑にはあるけれど現場でそうこうするほどの自覚も無いのだった。
 それでも同一種と思うと花色の微妙なラインナップにしばし時を忘れる。違いが判る小生としては画像で提示するのが理解していただく近道と思い並べて撮影してみた。

 「白色と緋色」どちらも草むらから花径をあげて花盛りのフイールドである。既に高木の桜は葉桜であるけれどキリ、トチノキ、ガマズミ、ウツギなどの木本に加え低中茎草も花畑を呈している。「里山保全活動」の中でこのような草原を坊主刈りする感覚は全く持って理解できない環境破壊そのものの行為であるのに加え「生物学的廃墟」を量産している行為でもある。悲しいかな大方の理解と行動はその当たりなのが現実だ。

 その点に於いて里山保全活動を「生物生産緑地化」と位置付けて来た小生の思考は耄碌していても歯垢が残っていようと単なる個人的嗜好と揶揄されようと貫くのだ。あの「太陽の季節」だったか障子紙をブスリと貫くような事は二度と訪れる事のない人生においては、もとへ、人生も老いては一つぐらいの頑迷さは必須である。