トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「イトトンボ二種初見」

2023-04-27 | 小父のお隣さん
 昨日のヒータを付けたい降雨の後とは思えない五月晴れがぴったりの陽気になった。フイールドは濡れているし二つ池の泥浚いを軽く行うために出かけた。
 作業を終えていつも通りの水見回りだが周囲が青々と茂って来れば水見回りよりも「初見トンボ」に執心するのだがこの日の就寝時刻までにはまだ早く陽も昇り切ってはいない時刻である。水見回りしながら長柄のジョレンは持ったままなので棚田部の温水田も少しだけ泥上げしようと草叢に立ち入ったらフラフラと上昇していくトンボが出た。

 サイズは30mm程度なのでクロイトトンボの類とは明らかに異なる。小生は発生数は少ない「アジアイトトンボ」と思って撮影しようとしたものの、家屋の天井より高い位置に止まってしまいデジタルズームで無いと点にしか見えないから使ったけれど案の定、全てボケてしまって種の同定は無理な写真になっている。それでもサイズとしては「アジアイトトンボ」の類だと自己確定申告。間違っていても深刻な事態には決してならない生じない。

 もう一種は泥水池2のカサスゲの中から飛び立ったのだが移動は少なくカメラを接近し易い位置で止まってくれた。これは前述の個体より10mmほど大きく見える40mm程度だ。昨秋に初観測したホソミイトトンボだと「いいなあ!」と思ったけれど画像を見る限りでは異なるようにも見える。
 サイズとしてはクロイトトンボの可能性もあるけれど腹部末端の様子も異なるように見えるし、結局のところは同定できず。まずまず例年通りの出だしである。
 水域にはシオヤトンボとシオカラトンボがほぼ同数程度飛翔していたが「シオヤトンボは貴重です」と常々、S先生はおっしゃるけれど日常的に見ている小生としてはシオカラと同程度の意識だ。他はアサヒナカワトンボの無色型と橙色型の翅の二種類がいて、これらの体色がまた微妙に異なるので混乱する。
 大型のトンボはクロスジギンヤンマか他のヤンマかは不明が一匹、風もなく暖かい日中になったから動きも活発で「恋の季節よー」であるわい。


またまた爺っちゃんの為ならん運何処所・毒濃処

2023-04-27 | 水辺環境の保全
 継ぎ足しだが更に崩壊土を運び上端面に盛り上げた。同じ量を運ぶつもりであったけれど十分そうなので半量で済ませた。スコップで砕土し地下足袋で踏み固めてから胴突きを使う。大きな土塊のままでは締めが十分に行き渡らず隙間も残ってしまうし砕土した後に胴突きでは、これもまた不十分になる。ひと手間加えるけれど締まりは格段に向上するのだ。
初冬の頃、老骨に鞭打って進めた埋め立てなのだが下棚の漏水は一カ所だけになり、これはパイプで温水田に落としているから棚田部分の周囲は泥濘が消えた。これで見回りも観察も楽になったのだ。埋め立てた部分は浚渫土がほとんどだったので春の萌芽が少なく被地植物不足で裸地が心配だった。そこでオオバコやチカラシバなど周囲の種子を削ぎ採って散布しておいた事が効を奏したのだろう、まるまる裸地風にはならずに済みそうで一安心だ。

 水際のコンニャク地盤が消失したのでジョレンで泥浚いして更に上積みすれば完璧と言える。底土の浚渫が必要になっているのはどの水域も同じだけれどヒキガエルのオタマジャクシが上陸してからに泥浚いは行うつもりだ。昨季に比較すれば埋め立てが済んだ結果、草叢の部分が感覚的にも倍増したので、これを好んで更に昆虫が現われる「採らぬ昆虫の数算用」はすでに始まった。独りニタニタしまいがちだが何を隠そうここは二つ池の棚であって二田でもあるから適切なひょうげんであるが、谷田でもあるから他人様から窺がえば「変態?変質?ヤダヤダ…」と思われる気配も無いではない。
 それも許容し運何処所・毒濃処は幕引きしたのだが次が待っている…ホント、モテ男は辛いねえ。ホント、自分でも谷田はヤダヤダ、漏水防止作業ばかりでも老衰が止まらない。