トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

隣接池のオーバーフロー

2016-12-07 | 水辺環境の保全
 隣接グループの管轄範囲に入る二つ池と棚田については「私、造る人」でしかないのだが、オーバーフロー部からの水漏れが激しく冬季を前にして湛水不十分になっていた。畦も猪の掘り返しで低くなり水際線もグズグズになっている。世話役のM氏が夏以降姿を見せないから待てずに手を出してしまった。凍結期に入ってしまったら元も子もなくなる。二つ池の補修を終え一日、上の写真の様に水がもどった。

 二つ池と棚田のオーバーフロー部は造成した当時の簡易的な設えで、流出する作用で容易に浸食され易い構造だった。結果、水漏れが発生し水位を維持できなくなったのである。
 オーバーフローを補修するにあたり構造が思案の種になるけれど、今回は風倒木で破棄された松の腐食材を使った。外周は腐食が進んでいるが強度を保っている内部の寸法は十分なサイズだったからである。長さ2mの材を分割し更に半分に割り挽く。これをオーバーフロー部に並べ水位と流出による水路の浸食を防ごうという魂胆だ。

 製材は目立てを行ってからなので順調、半割材を据える作業が土を掘り位置を決めねばならないので、ここが急所みたいなものである。次は水際線に沿って丸太を敷設し崩れを防ぐ作業になる。用材がないから間伐を兼ね数本を伐りださねばならない。

 二つ池オーバーフロー部
  製材 ➡   搬入 ➡   敷設

 棚田オーバーフロー部
  浸食状態 ➡   半割敷設 ➡   埋設
 

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