トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

風倒掛り木の処理

2018-12-07 | 今日は真面目に
 先般の台風24号だったか、ヤナギ林に風倒木が出た。胸高直径50㎝ほどの大木だったが途中からの折れである。現場を見に行ったけれど幹の下部は空洞が大きく、ほとんど表皮だけみたいな状態でしかるべくして折れたのだった。
 それはともかく大枝1本が隣のヤナギに掛かり地上まで落ちていない。作業者以外の人が入り込むエリアではないものの危険は排除しておくのが基本なので、手出しの機会をうかがっていた。それと言うのも、この区域は隣接グループの活動域で、小生は越境活動者の立場にある。
 10月と11月の定例会を経ても処理する兆しが無かったから、主のM氏が作業に来た時に断りを入れておき、ようやく作業開始となる。
 今回の掛り木処理の難点は大枝が弓なりになっていて弾性張力が発生している事で、撥ねられないよう注意が必要だ。重力落下だけで済まないリスクも含んでいる。
 掛かった状況 ➡  牽引し落とす策 ➡  無事落下した

 最初は横方向く予定だったが二股の上だから無理で縦に引き落とす事にする。幹にワイヤーを取り付け引いてみたがびくともしない。折れた部分がスコップの様に地面に入り込むだけで、これでは引いても動かない道理である。
 そこで不定形に折れた部分をチェーンソーで切断し断面を綺麗にしてから牽引する。引く事3m強でようやく落下してくれた。痛む右肩で牽引器のレバーを操作するのは耐えがたく左腕での操作が主になったが、これも利き腕でないから辛いものだった。

 落ちてしまえば残りは切断処理と集積だけなので楽勝!みたいに思えるが、これはこれで手間暇手数足数で稼がねばならない作業だ。
 枝先の部分は粗朶の集積場所に、太さのある部分は林内一カ所にまとめ「ヘビでもなんでも棲んでくれ!」と放置する。ヤナギは柔らかいから塑像に楽かなとも思って幹の部分を見たけれど、立ち枯れしていたようで生木には見えず、持っても軽く使い物になるかどうか。
 チェーンソーの刃を研ぎ直ししてから製材し確認しよう。林内下草は冬イチゴがほとんどだがシュートでアズマネザサが1mほど立ち上がっている。作業ついでにシュートは翌日に刈り払う心算である。
           引き落とし時 ➡  切断作業 ➡  集積終了

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