トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

ミツマタの植え替え

2023-02-19 | 今日は真面目に
 左の写真は自生のミツマタで、ここから挿し穂を採ったのだ。周辺にはこの樹1本だけになってもう風前の灯火。消えないうちに何本か育てる必要があった。

 そこで昨年6月に密閉挿ししたミツマタなのだが発根状態も判らず成長も無かったからそのまま8カ月経過し春になった。芽の動きもあるから思い切って植え替えを実施した。用土は購入するのが手っ取り早いもののフイールドの落ち葉堆肥下の表土を篩って持ち帰り自宅に用意していた庭土を篩った用土と購入してきた黒土を混合した用土で植え替え、と言うより「鉢上げ」したのだ。

 密閉したときは12本程度だったと朧な記憶があるけれど枯れ死したのを除いたら7本が残った。挿し鉢から取り出し発根状態を確認すると十分な発根がある。当初は3号ポットの予定だったが収まり難く4号ポットに格上げして植え付けを済ませた。
 今期はこのまま育成して30cm程度まで育てば来季にはフイールドに定植できる。親樹はフイールドにあるけれどいつ何時刈り払われるか分からない環境で、その横の林内の下草刈りを実施した当時、幹が握りこぶしほどもあった成樹は地際から切除されて遂に再萌芽できなかった過去がある。数少ない自生樹でもあるからリスク分散と早春の蜜源や花粉源になるかどうかは分からないものの「山の賑わい」にはなるだろう。



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