
そこで昨年6月に密閉挿ししたミツマタなのだが発根状態も判らず成長も無かったからそのまま8カ月経過し春になった。芽の動きもあるから思い切って植え替えを実施した。用土は購入するのが手っ取り早いもののフイールドの落ち葉堆肥下の表土を篩って持ち帰り自宅に用意していた庭土を篩った用土と購入してきた黒土を混合した用土で植え替え、と言うより「鉢上げ」したのだ。

今期はこのまま育成して30cm程度まで育てば来季にはフイールドに定植できる。親樹はフイールドにあるけれどいつ何時刈り払われるか分からない環境で、その横の林内の下草刈りを実施した当時、幹が握りこぶしほどもあった成樹は地際から切除されて遂に再萌芽できなかった過去がある。数少ない自生樹でもあるからリスク分散と早春の蜜源や花粉源になるかどうかは分からないものの「山の賑わい」にはなるだろう。

