ミミズのようにしか見えないかもしれないが、カワニナの移動した痕跡である。
トンボ池は多少日差しが届くので全面凍結には至っていない。陽射しが届く北側の浅い水底にはカワニナが多い。この頃、氷が張るのに猪が来て池を撹拌する。そのため新しい泥土が水底を蔽って移動痕が良く分かる。
カワニナなど貝類も、越冬して活動しないものとばかり思っていたが、水辺の管理をするようになって、そうではない事を知った。
一昨年の夏は、見回り不足で完全に干上がり、生物は全滅したトンボ池であるが、前にもましてカワニナは繁殖している。不満と言えば、比例して蛍が増えていない事だ。カワニナが豊富と言うだけで解決する課題では無い事くらい承知だけれど…。