トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

第二分水池の漏水孔

2021-10-17 | 水辺環境の保全
 ここも漏水孔多発部なのだ。先日の出水以来「漏水孔がある」とYさんに指摘され、水見回りの度に捨見していた部分をようやく掘り起こし埋め戻した。不安のある腰痛部も何とか大事無しで祝着至極である。

 漏水孔に手を入れてゴミなどを除き様子を覗いた。左右に丸太がありその下まで暗い孔が落ちている。丸太自体は古く、ここがV字侵食溝だった頃の設えで腐食が甚だしく径も痩せた事で隙間が大きくなった結果なのである。この丸太列は丸太ダムの残骸で土嚢代わりに積み上げた重力式ダムみたいなものに過ぎないのだが、用土の無い環境を補ってくれた大恩ある丸太でもあった。それが今では腐食しあちこちで漏水の元締めみたいな役割をしているのだが、経年劣化とはこういう事なのであろう。

 一輪車にスコップ、ツルハシ、鳶口と道具を載せて現場へ。作業は土を掘り丸太を除き、漏水孔を掘り下げ新たに埋め戻し鎮圧して終了と単純な作業だ。しかし用土の無い環境なので丸太を除いた空間を埋める用土を調達しなければならない。それには沈泥部から浚った土砂を当てた。小生が泥浚いをすれば低い箇所まで運んで集積させるのだが、そうでなかったため池の周りに積み上げてあった。今回はこれが活きたのだ。一輪車2杯分を掘り取り運び埋土鎮圧して完了。この日も暑く汗だくだった。

          

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