トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

蜂満神社の補修が済んだ

2024-12-03 | 今日は真面目に

 最初に設置したビーホテル、蜂満神社の柱が腐食して倒れそうなまま師走になってしまった。支柱の取り換えは夏ころから案じてはいたものの水害やら猛暑やらで着手できなかったのである。それでも「給餌台の支柱を転用する」事は決めていて11月中頃に移設を済まして置いた。

 11月も末になって巣箱の移築を済ませたのだが屋根にするベニア板を忘れて屋根なしのまま放置してしまったが、放置したと言うより鋸挽き作業が上腕の痛みで苦痛なのだから逃げたい気持ちは潜在的にある。それでも意を決して端材のベニア板から屋根になる部材を挽きだしてネジ止めして完成した。既に10数年以上も経過した梁材は劣化が激しく腐食も割れも見えているけれど、まだ支柱にネジ止め出来る強度があるしハキリバチの利用もあるからと延長使用としたのだ。こういう単純形の再延長使用は腐食や劣化が明らかでも重大事故はありえないけれど複雑系の事実上、正常バイアスで運用を決める巨大危険構造システムではそうはいかないだろうが、それを臆面もなく可能にする組織構造は既に破綻していると観るべきなのだろうと古びた蜂満神社を見ながら思ったのだった。 

 腕が上がらず作業などまともに出来ないので青天の一日、PCで報告書のデーターをまとめようと思いつつ録画がしておいた映画を見てしまった。再放映なので中身は承知だったがチェリノブェリでの場面に「放射能を中和する薬剤を撒き防護服を脱げた」シーンが出て来た。こういう映像で摺り込みされていくのであろう。まあ、どのような結末であろうとも人類の末路は他の生物まで巻き込んだ旅鼠の末路に等しいかも、カモカモエブリバディ・・・。


ラトルバックの試作

2024-12-02 | 何よりの楽しみ

 ラトルバックとかセルト石なんて言ったところで「何の骨体」もとえ「何のこったい⁉」と一般的には言われるのが落ちだけれど小生的にはその動きの特徴から「ガタガタ」と呼んでいる。1月の「森の市」向けに端材の玩具試作を始めたのだがそうそう端材も無くなって材料は購入しなくては数を揃えられない環境になった。その上、卓上丸鋸盤の台座兼容器の樹脂が劣化してばらばらと分解し始めて使えなくなった。それでも容器をベニヤ板で調達しようと試みたけれど金具の取り付け位置取りが難しく、またネジが錆びていて外れない。これではお手上げになる。精度の必要な切断は単なる丸鋸や鋸では難しい。

 さて、そんなボヤキもあるけれど古材の中から直ぐに使えそうな木片を拾い出して午後から作ってみた。午前はフイールドにいたのだが右肩が痛くて腕が上がらない状態で作業を行えば治癒が遅れるだけで、結局はミニ耕運機のオイル交換をしたり水域をぶらついたりして浪費したのだった。

 昼食前から縁台作業に入った。木片に製図をすればサンダーで削り形を整えて仕上げに入るだけだから加工は容易なのだが目標とする「ガタガタ反転」が出るかどうかは仕上げて見なければ分からない。今回の加工は回転中心凸面頂点に竹串を入れた。これで削り出しながら肝心の頂点を失ってしまうリスクが減る。最初の物はネットにある図面を参考に二本削り出してみたけれど思う様な動きをしてくれないし加工が結構面倒なので、そこで従来作っていた回転面の背分けを対角線にして作った。

 これの方が余程簡単だし個人的には失敗のない印象なのだ。しかし作って悦に入り喜ばれもしたのは十年も前の事なので勘所を忘れている。背分けを対角線にして裏表で逆方向に設えたので右回転、左回転と裏返せば両方ともガタガタ言って止まる。理屈はあるのだろうが「変なもの」に違いない。特別に作らなくても家の中にある物で回転させれば似たような動きをするのが見つかるはずだ。紡錘形の物は粗削りが追わり動きを確認しただけの段階で、長方形の物は仕上げが終わっている。稜線が不明瞭だけれど紡錘形と回転させる動きは同じ向きになる。

     


今日のトンボ「師走には二種」

2024-12-01 | 小父のお隣さん

 師走になった。姥捨て山のトンボ池畔、日当たり良好な南向き崖周辺にはまだ昆虫の姿が多い。チョウ類は午前10時気温9℃の段階でキタキチョウ、クロコノマチョウ、セセリチョウの仲間、ムラサキツバメなどが見えた。蠅の仲間やミツバチ、ホウジャクなどはタイアザミの花に寄ってくる。

 さて肝心のトンボ類はと言うとさすがに師走ともなればマユタテアカネとオオアオイトトンボの二種しか見いだせない。今期の殿はこの二種で争う事になるが、これは恒例の事だし最終視認日が何日になるのかが目下の関心事。陽だまりで四方山話、正確には姥捨て山話だろうけれど動かずにいるのでトンボも衣服と言わず頭部と言わずまとわりついてくる。今度は指乗りトンボを撮影するか・・・。

 


林床のネザサ刈り

2024-12-01 | 今日は真面目に

 肩と言うか腕が痛くて上がらない。かといって自宅でブラブラするのも何なのでネザサ刈りに出かけた。刈り払い機は肩掛けするし刈り取りは左右に振るだけなので支障はないだろうと読んだのだけれどどっこいそうは問屋が卸さなかった。進入の邪魔になる下がり枝や蔓などを上部で断ち切るには刈り払い機を持ち上げなければならず荷重が骨身に滲みる。

 今日の作業範囲は特段に急ぐ理由も無いのだが落葉が済んだ頃合いで高圧送電線直下の立ち木を保安伐採したいので進入路の足元を整えておきたかった。この保安伐採は昨冬に行いたかった作業なのだが左肩の疼痛に悩まされて伐採作業は遠慮したのだった。伐採は伐採でも水源地での用木伐採をせねばならなかったのである。まあ、いつも通りのてなもんや三度笠であって思うようにはいかないのが浮世の務めでもある。

 日当たりの良い林床外側の密集したネザサを刈れば林内は小生の頭部のように、サザエさんのお父さんのようにネザサもバラバラで過疎感が漂う、それでも目残しが無い様にし、かつまた地際からの坊主刈りを心掛ける。生物生産緑地としての里山保全での刈り払いは坊主刈り禁忌なのだがネザサだけは特別の温情をもって特段に綺麗にすることを心掛けている。強い抑制をかけ続けていないと一年で1m以上のシュートを伸ばすので数年放置すれば笹藪になってしまう。繁茂していても貧しいのは永田町も同じかあ。