ウリパパの日記

自由気ままに・・・

桜の季節をむかえた高尾山 0417

2011-04-17 17:58:08 | 高尾山・陣馬山
高尾山を訪れたもう一つの目的はサクラです。高尾近辺のソメイヨシノが散り始める頃に高尾山の桜が開花します。特に、薬王院仁王門前の枝垂れ桜は本当に綺麗で毎年楽しみにしているのです。朱色の仁王門とピンク色の枝垂れ桜、そして青空・・・・朱色の仁王門が印象的ですが、ベンガラという顔料を使っているそうです。


仁王門脇から撮影してみました。


本社前のソメイヨシノは5~7部咲き。更に階段を上がり奥の院まで来ると、寒彼岸桜とソメイヨシノを同時に楽しむことができます。冬の間は寒々として神秘的であった奥の院ですが、ようやく明るい春が訪れました。


山麓から1時間かけて高尾山頂までやってきました。山頂のヤマザクラがは5部咲きで、今週末には満開を迎えそうです。例年この季節はハイキング客で足の踏み場も無いほど賑わうのですが、今年は拍子抜けするほどお客さんが少ないです。特にここ数年際立って増えてきた外国人観光客の姿がほとんどありません。福島第1原発事故の放射能漏れを心配して日本を敬遠していることや、震災の影響でスタンプハイクなどのイベントが中止になったことが影響しているのでしょう。


山頂からは、うっすら富士山が見えました。道志や丹沢方面の山並みはまだ冬の装いです。新緑の季節には少し早かったようですね。

 
天狗焼きをお土産に買うため、山頂からの岐路は富士道経由で薬王院へ戻りました。大本坊横の通路を抜けると満開のソメイヨシノ(写真左)、そして冒頭でも紹介した仁王門前の枝垂れ桜(写真右)が見事です。

 
霞台の展望塔にも立ち寄ってみました。ケーブルカー沿いの新緑が鮮やかです(写真左)。標高300~400mで木々が芽生え始めているようです。ヤマザクラのピンク色が混ざり綺麗ですね。いつものようにケーブルカーがすれ違う瞬間をとらえました。展望塔下のソメイヨシノも満開です(写真右)。

新緑の4月と紅葉の11月は、一年の中でも季節の移り変わりが早い時期です。これから5月に向かい、高尾の山々は日々新緑が鮮やかになっていきます。

被災地の皆さんは季節の移り変わりを楽しむ余裕など無いと思います。余震が落ち着き、福島第1原発も一日も早く先が見えて安心できる状況になることを祈ります。

22:00追記)
今夜のN響アワーは4/10に東京文化会館で開催された「東日本チャリティーコンサート」でした。バッハのG線上のアリアに続き、ベートーベンの第九。時間の関係で2、3楽章はカットされましたが、ズビンメータの指揮でN響渾身の演奏。東京オペラシンガーズやソリスト、そして会場の聴衆も一体となった素晴らしい演奏会。テレビを通して感動が伝わってみます。感激のあまり涙が出てきそうです。こんなに魂のこもった第9は初めての経験です。素晴らしかった!被災地の方にも音楽の素晴らしさを届けてあげたいですね。

日記@BlogRanking ← プチッと押してね!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高尾山1号路のタカオスミレ開花 0417

2011-04-17 15:59:09 | 自然
4日間続いた初夏の陽気も昨日で終わり、朝から爽やかな青空が広がりました。そろそろ1号路のタカオスミレと薬王院の枝垂れ桜が見頃の時期です。週末の晴天は貴重なので、朝食後にふらっと2時間ほどかけて高尾山を散歩してきました。4/9に1号路を訪れたときに、たくさんのタカオスミレの蕾を見かけていたので、先週の好天と暖かさで一気に開花していることを期待して1号路を登っていきます。

 

 
1号路は大きな杉並木におおわれているため日当りが悪く、スミレの開花が周辺より遅くなります。例年タカオスミレは4月上旬に咲き始め、ちょうど今頃がピークの時期になりますが、今年は春の寒さの影響で出遅れています。でも先週の暖かさが開花を促進したようです。期待通り、斜面には沢山の姿を見ることができました。


いつも接写の写真ばかり紹介していたので、少し遠くからパチリしてみました。茶褐色の葉っぱに特徴があるので、すぐに見つけることができます。表参道を入って300mほど続く左側の斜面がタカオスミレの観察ポイントです。橋をわたり斜面が右側へ移りますがこちら側には姿がありません。暫くして小川を渡ると再び斜面が左手に続きます。この辺りは日当りが良く、再び沢山のタカオスミレを見ることができます。更に200mほど進むと参道は右手に大きく曲がりジグザグの上り坂となりますが、ここから先ではタカオスミレを見たことがありません。1号路でのタカオスミレのポイントはここまでとなります。タカオスミレは6号路や日影沢でも観察することができます。


スミレではありませんが、金比羅台まで登ると日当りの良い斜面ではシャガの花が咲き始めています。

 
薬王院にかけての1号路では、タカオスミレの他にも、アオイスミレ、タチツボスミレ、ナガバノスミレサイシン、マルバスミレなど登山道沿いに咲き乱れています。女坂沿いの南斜面ではヒナスミレの姿も見かけました。標高が高くなるとエイザンスミレ(写真左)もちらほら見かけるようになります。また山頂付近ではピンク色がかったナガバノスミレサイシンも数多く見かけました(写真右)。

今日はスミレや桜を観察しながら登ったため、いつもは45分で到着する山頂まで1時間かかってしまいました。

次はサクラの様子を紹介します。これからの季節、新緑と共にとても素晴らしい景色を楽しむことができます。

日記@BlogRanking ← プチッと押してね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする