ウリパパの日記

自由気ままに・・・

八王子廿里町の白山神社 2013.11.3

2013-11-03 17:15:01 | Weblog
連休2日目も曇り空で明けました。でも文化の日は晴れの特異日です。関東沖の低気圧が東へ抜けた10時頃から青空がのぞいて、昨日より暖かい20℃近くまで気温上昇。穏やかな秋晴れの一日となっています。早くも西から低気圧が近づいているため束の間の晴れ間に終わりそうです。

今日は娘と奥さんが大学の見学(説明会)に出かけたため受験勉強中の息子と二人でお留守番。昨日に比べて洗濯物がよく乾き、乾燥機を使わずに助かります。

毎月第1日曜日の新聞折り込み(ASAだより)に「小さな散歩道」という記事が連載され、今日は金南寺と白山神社が紹介されていました。西浅川町の金南寺は枝垂れ桜が有名で本ブログでも度々紹介していますが、白山神社の存在は初めて知りました。記事には「天気が悪くなったため頂上部の本殿へは次の機会に」と書かれていたこともあって早速行ってみたくなり、昼食前の空き時間に自転車で出かけてきました。


場所は高尾保育園の裏側。南浅川にかかる小さな橋の北側に霊園があり、その東側の山にひっそりたたずんでいます。南浅川沿いの遊歩道はいつも利用していますが、こんなところに神社の入口があるとは気づきませんでした(写真正面は遊歩道。写真の右手後方が入口になります)。


神社の入口です。階段を上っていくようです。鳥居も比較的新しく、最近整備されたのでしょうか。


その一方で、階段手前の狛犬は随分と歴史を感じさせます。向かって左側の狛犬は毬に足をかけています。白山神社では、鳥居前、拝殿前、山頂の本殿前と計6体(3対)の狛犬を見かけましたが、いずれも姿が異なっていました。


階段を上ると右手に拝殿があります。比較的新しい社殿です。家に帰り「高尾駅界隈」という本で調べてみたところ、白山神社はちょうど桜の実験林で有名な多摩森林科学園の裏にあり、数年前に実験林が拡張された際に、麓の白山橋のそばに社殿を移築したと記載されていました。この白山神社、山頂から麓に移されたのですね。


山頂の本殿へ向かうには、200段近い階段を上っていきます。足場が悪く滑りやすいので、雨上がりは要注意です。そして夏は蚊が多そうです。


5分ほどで平坦な場所に出ました。本殿がたたずんでいます。こちらは古そうな建物です。「高尾山界隈」から白山神社に関する記載を抜粋します。

「新編武蔵風土起稿」(1826)によれば、十一面観音の板碑があって、文永十二年(1275)の銘があると記されていることからすれば、700余年前鎌倉時代に遡ることになります。また山上の本殿は、社務所の案内書に滝山城主大石左衛門によって造営されたことを記録する棟札がある、と説明があります。もっとも現在の建物は寛文十一年(1671)に造営されていたものといわれます。
なお、江戸時代、時の幕府より十四石の御朱印(将軍家より寄進)をたまわっていますが、この地方の神社としては高額で、格式の高さを示しています。

なるほど・・・この界隈では由緒ある神社のようです。



本殿のある平坦地は山頂ではなく、裏側に山道が続いているのでさらに登ってみました。暫く歩くと山頂と思われるところに祠がありました。横から見ると家紋?らしきものも刻まれています。

祠の先は杉の植林地になっているようです。さらに山道を下っていくと多摩森林科学園の敷地が見えてきました。境界は有刺鉄線で覆われ敷地内には入ることができません。


立入禁止の立札があちらこちらに吊るされていました。多摩森林科学園との境界沿いに山道は続いていますが、ここで引き返すことにしました。


帰りに甲州街道を横切る際に、イチョウ並木の様子をパチリ。昨日の記事も書きましたが、2週間後はいちょう祭りです。
コメント
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