奥久慈男体山と袋田の滝から月居山へ登り、目的は達成しました。10時過ぎから少し積雲が出てきたものの、絶好の行楽日和です。ここで戻るのは惜しいので、以前から再訪したいと思っていた鷲子山上神社を訪れることにしました。袋田の滝から鷲子山まで直線距離で15kmもありません。しかしアクセスは不便で、国道118号、県道32号、国道293号とZ字を描くように遠回りする必要があり、45分ほどを要しました。しかもとても狭い林道を3kmほど登った峠に位置する神社です。神社から200mほど離れたところに大駐車場が整備されているため、駐車場所を探して右往左往という心配はありません。13時前に鷲子山上神社の駐車場に到着しました。
鷲子山上神社は、日本一の大フクロウ(不苦労)と県境の神社として知られています。栃木県(左)と茨城県(右)の県境が大鳥居と奥の本殿の中央を通る珍しい神社です。こちらは次の記事で紹介します。まずは大フクロウの鳥居へ向かうことにします。
鳥居の前のモミジが真っ赤に染まっています。見事な紅葉です。
この鳥居の先の階段を登ると本宮神社。その前に日本一の大フクロウがドーンと居座っています。
鳥居の脇に日本一の大フクロウの説明がありました。ここはパワースポットのようです。不苦労御柱、四神の御柱、福運びフクロウ、フクロウのポストが紹介されています。
階段を登ると正面にフクロウ像が見えてきました。
地上7mの大フクロウでとご対面。
鷲子山の御祭神は天日鷲命といわれる鳥の神様。古い時代よりフクロウが大神様の御使い・幸福を呼ぶ神鳥として崇敬されているそうです。
大フクロウの中心に立つのは不苦労御柱(金運幸福の御柱)。備え付けの棒で3回たたきます。苦労や悩みをたたき出し、頭上の大フクロウに運び去ってもらい、金運福徳・開運幸福を大フクロウに運んで来てもらうという柱。高額宝くじが当たった、温泉が出た、商売が繁盛した等、金運にまつわる幸運の話題が絶えない不思議な御柱のようです。
不苦労御柱を囲むように、四神の御柱(除災・方除けの御柱)が建っています。四神の御柱(青竜・白虎・朱雀・玄武)に両手を押し当て、除災招福・方除けを願います。
大フクロウの左側には不苦労の鐘。人との絆(家内円満・恋愛成就・子授け・職場円満)を願う鐘です。結婚ができた、子供ができた、人間関係が良くなった等、神社に感謝の報告が来ているそうです。
大フクロウの右にはフクロウのポスト。ポストの上に置かれたフクロウ像が可愛いです。
ポストの横に立つ柱は、昔使われていた御柱かもしれません。皆さんが叩いた場所が凹んで穴が開いているのではないでしょうか。
大フクロウの後方に本宮神社が佇みます。
向かって右側の福運びフクロウ。狛犬ではなく狛フクロウですね。フクロウの前に置かれたカゴにお白石(福石)を入れて幸福を願います。フクロウが願いを大神様に運んでくれるそうです。
こちらは向かって左側の運運びフクロウ。
鷲子山本宮の扁額
鷲子山上本宮神社の説明がありました。
本宮前にはたくさんのフクロウ像が奉納されていました。
開運、金運のおみくじがずらっと並んでいます。
境内に末社がありました。光丸山神社です。ここにはフクロウ像が無いため、逆に目立っていました(笑)
続いて、冒頭で紹介した県境に立つ鳥居をくぐり本殿へ向かいます(続く)