今年最後の祭日となった今日の夕方、霞ヶ浦へダイヤモンド富士を見に出かけてきました。前の記事でコメントしたように茨城県の天気の回復が遅れているため、14時頃までどうするか悩みました。雲の切れ間に青空が見え始めたので天気は回復に向かっていると判断。まずは岩間の愛宕天狗の森に登って霞ヶ浦方面の天気を確認することにしました。
アパートから20分で愛宕神社の鳥居前に到着。イチョウやモミジの紅葉が迎えてくれました。
まずは駐車場から霞ヶ浦方面を眺めます。県央に比べて雲が少なく、湖面が光って見えています。
霞ヶ浦大橋をズーム。さらに4kmほど南下した霞ヶ浦東岸が今日の観察場所となります。西の空の状況次第ですが、若干は期待できそうなので、予定通り観察に行くことに決めました。
その前に牛久大仏を探します。駐車場からは見えないため少し場所を東側に移動したところ、肉眼ではっきりと大仏の後ろ姿を見ることができました。岩間から牛久大仏までの距離は35kmほど。午前中に北山公園から遠望したときよりも明瞭に見えています。距離は7kmしか違わないのですが。北山公園、愛宕天狗の森、そして、これから向かう霞ヶ浦と今日は牛久大仏デーです(笑)
せっかくなので愛宕神社前からの眺望を楽しみました。東には涸沼。太平洋上を航行する船まで見えています。
タンカーをズーム。
こちらは水戸方面。ちょっとわかりにくいですが水戸芸術館のタワー、その左にG1タワー、さらに東海村方面を遠望。
岩間から約40分。16時過ぎに霞ヶ浦に到着しました。予め調べた場所にはカメラマンがほとんどいないため数百mほど北上すると三脚を構えたカメラマンが見えてきました。ここがダイヤモンド大仏の観察場所なのでしょう。近くに車を停めて湖畔を歩きます。
茨城県の天気も回復傾向で筑波山が姿を見せています。
三脚を構えたカメラマン達です。実は、この場所には見覚えがあり、2020年1月20日にダイヤモンド大仏を撮影した場所でした。今日は、ほぼ同じ条件でダイヤモンド大仏が見えるのでしょう。天気が良ければ・・・
霞ヶ浦に薄明光線が降りそそぎます。
牛久大仏の先には富士山が見えるはずですが、稜線が見えません。道志方面に低い雲が出ている様子です。
雲の間から夕陽が姿を見せて湖面を橙色に染めます。綺麗な夕日と湖面を照らす光の帯に見とれてしまいます。千葉県から東京都の上空に低い雲が立ち込め、この雲を抜けて再び太陽が姿を見せるとダイヤモンド大仏となるはずなのですが。。。
その瞬間です。やはり道志方面の雲が厚く太陽を隠してしまいます。
雲がなければ大仏の背後に太陽が沈んでいくはずです。大仏が見上げる富士山も雲の中。
しばらく太陽は雲に隠れ、沈む直前に大仏の背後を照らします。
大仏の背後に後光が差します。幻想的な瞬間です。
コンデジで思いっきりズーム。大仏デーを締めくくるに相応しい、ありがたいお姿です。
富士山は見えなくて残念ですが、夕日に浮かぶ大仏を見ることができて大満足。
素敵な夕焼けの余韻を楽しみます。
霞ヶ浦からのダイヤモンド大仏は1月に再度チャンスが巡ってきます。それまではダイヤモンド富士狙いですかね。今週金曜日は在宅勤務なので、早帰りで霞ヶ浦を訪れてみるつもりです。予想天気図を見ると、明日、明後日の気圧配置は絶好のダイヤモンド富士日和。ところが金曜日には上空に寒気が入り、等圧線が縦縞から東西に寝る傾向があります。今日と同じように本州の南海上に弱い気圧の谷が発生する可能性があり、そうなると雲に邪魔されそうです。