ウリパパの日記

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アジサイが見ごろの雨引観音 2015.6.17

2015-06-17 19:37:31 | 茨城県
今日は久しぶりに有給休暇を取得して茨城県のアジサイの名所を散策してきました。天気が良ければ近くの山を登る予定でしたが、昨日から上空の寒気の影響で天気が不安定なため断念。朝一番にアパートの大家さんのところへ行って用事を済ませてから、自動車で北関東自動車道を西へ向かいました。最初の目的地は桜川市にある雨引観音です。友部駅で配布されていた桜川市の観光案内パンフレットに、桜とアジサイの名所と紹介されていたので、一度訪れてみたかったのです。


桜川筑西インターから15分ほどで駐車場に到着。標高409mの雨引山の中腹に佇む真言宗豊山派の寺院で、正式には雨引山楽法寺と称するようです。


約10種、3000株のアジサイが境内や周囲を埋め尽くしています。


145段の「厄除けの石段」を登ると朱塗りの仁王門が現れます。茨城県の文化財に指定されています。力強さを感じる彫刻です。


仁王門の天井画です。竜と天女が描かれています。


仁王門の向かって左側には子安地蔵堂があります。緑とアジサイが美しい。


仁王門から観音堂へ向かう階段の右手に推定樹齢1000年の「宿椎」があります。椎の霊木です。1472年に本堂・諸堂が炎上した際、ご本尊がこの椎に難を避けたことから宿椎と称されています。


階段を上ると正面に本堂(観音堂)が姿を現します。仁王門と同じく彫刻が印象的です。周囲の障壁には十九面の孝子(親に孝行をつくした有名な人)の彫刻が彫られているそうです。

雨引観音について桜川市教育委員会の説明を引用します。
雨引観音は雨引山楽法寺と申し、用明天皇のころ(6世紀末)梁の国人の法輪独守居士によって 開かれた、厄除・延命・安産・子育ての霊験あらたかな、延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を 本尊とする坂東観音霊場第二十四番札所の名刹です。
第三十三代推古天皇の病気平癒祈願・第四十五代聖武天皇、光明皇后の安産祈願・嵯峨天皇の降雨 祈願によって勅願寺・安産祈願の根本霊場と成り、現在の皇后陛下には安産守を御捧呈申しあげま した。
また、鎌倉幕府の宗尊親王・足利尊氏公、更に、徳川家康公・徳川吉宗公は篤く当山観音を信仰し、 多くの寺領・堂塔を寄進された。

なお現在の本堂は寛永7年(1630年)に改修されされたそうです。


多宝塔も迫力があります。木が精巧に組まれていて本堂とは違った美しさがあります。


雨引観音にはクジャクが放し飼いされています。お店の前で「いらっしゃいませ」


このようなサービスも・・・


多宝塔の裏山登ると眺望が開けます。加波山が近くに見えていました。


山頂は雲に隠れていますが筑波山もうっすらと見えていました。


山頂近くの広場でもクジャクがお迎えしてくれました。


帰りに「延命水」と名付けられた霊水を飲んできました。雨引観音の本尊・延命観世音菩薩の袖から滴り落ちた水が泉となってできたことから延命水といわれ、この霊水は延命長寿の神通力があると言われています。地元の日本酒の醸造水としても使用されています。

延命水から駐車場へ戻る途中、雨が降り始め雷鳴が聞こえてきました。雷雲が接近してきたようです。雨引観音を一通り見学したので、次は水戸八幡宮へと向かいます。

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