笠間稲荷神社で菊祭りを見学後、南へ2kmほど南下した春風萬里荘へ向かいます。数年前に開通した国道355号バイバスの近くにあり、機会があったら訪れてみたいと思っていたところ、先週放映された「いば6(NHKローカル放送)」で紅葉の様子が紹介されていました。さっそく訪れることにしました。
常磐線笠間駅を越えて、国道355号バイパス交差点付近から見た景色です。日中暖かい日が続いているため、水田ではひこばえが成長しています。正面のピラミッド状の山は吾国山です。
355号バイパスを超えて丘を登ったところに春風萬里荘が佇んでいます。赤く染まったモミジが出迎えてくれます。
入園料700円を払い園内に入ります。
春風萬里荘は、北鎌倉で暮らしていた北大路魯山人の住居・アトリエであった茅葺の民家を移築したものです。昭和40年に開設され、笠間の芸術の森の中心施設となりました。「春風萬里」とは李白の漢詩にある言葉で北大路魯山人が好んで用いていたそうです。笠間氏の芸術の村には、洋画家、日本画家、彫刻家、陶芸家、染織家などのアトリエが40戸ほど点在し、創作活動に打ち込んでいます。
入口には狛犬?が鎮座しています。
向かって右側。口を閉じています。
向かって左側。こちらは口を開いて威嚇しています。神社やお寺の阿吽の狛犬とは左右が逆ですね。神仏を守っているわけではないので気にしないことにしましょう。
春風萬里荘に入る前に春風萬里荘の周りを散策します。ちょうどモミジが色づいています。
庭園の周囲も真っ赤です
池をはさんだ向かい側の小高い丘に長屋門がありました
長屋門の裏側には色づいたモミジ
長屋門の前から春風萬里荘を見下ろします
茅葺の春風萬里荘の中を見学することにします
春風萬里荘の説明です。ちょっと暗くて読みにくいです。
魯山人お気に入りの五右衛門風呂。タイルは魯山人のお手製です。
母屋から見る庭園。
魯山人自作の陶器アサガオ(便器)です
お座敷には展示コーナーが設置されていました。そして壁の上には神棚
大広間です。魯山人が暮らしていた当時の様子が再現されているそうです。
立派な枯山水の庭園がありました
母屋の一番奥に茶室があります
夢境庵の扁額
茶室 夢境庵の説明です。魯山人が設計したもので安息所として使用されていました。
四畳半の茶室。床柱は黒柿を用いています。ずいぶんゴツゴツしています。
見どころの多い春風萬里荘に大満足です。いば6で紹介されていたように紅葉は終盤、今日の雨で散ってしまいそうです。
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