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昨日朝、久慈川に流れるシガを見学した後、袋田の滝へ向かいました。無料駐車場に車を停めて1kmほど滝川沿いを上流へ歩きます。9時を過ぎて太陽高度が上がってきたため、気温は-4℃まで上がってきました。
袋田の滝から流れ出る滝川は厚い氷に覆われています。しかし氷の下に水が流れているため、滝は全面凍結の一歩手前でしょう。日曜日には8割の凍結状況とHPに掲載されていたので、昨日朝の寒さでさらに凍結が進んだ様子です。
トンネルを抜けて、まずは第1観瀑台へ向かいます。凍り付いた氷瀑を下から見上げます。見事な氷の芸術、氷のカーテン。思わず息をのむ素晴らしさです。氷の裏側に水が流れ落ちているため全面凍結までもう少し。昨日は9割の凍結状況でした。あと3~4日同じような冷え込みが続けば全面凍結しそうです。
続いてエレベータで第2観瀑台へ登ります。高さ120m、幅73mの4段に落下する滝全体が真っ白に凍結しています。
3段目と4段目の間の滝壺をズーム
第2観瀑台の階段下(エレベータ正面)は日蔭となるため、朝はこちらでの観瀑がおススメです。
吊り橋へ下る途中に氷瀑を横から見上げます。続いて階段を上り、生瀬滝へ向かいます。
階段を上ると、袋田の滝を見下ろすことができます。最上部(1段目と2段目)は完全に凍結しています。
木の間からズーム
生瀬滝を見下ろす展望台に到着。こちらも完全凍結していました。
袋田の滝のHP情報では今日の凍結度は8割。昨日の日中気温が上がり今朝の冷え込みが若干緩んだ影響でしょう。今後悪天候が続いて冷え込みが緩むため、もしかしたら昨日の9割が今冬の凍結のピークとなるかもしれません。
前回凍結する袋田の滝を訪れたのは2018年1月27日。シガを始めて見た日です。この時も袋田の滝は9割凍結していました。この日は大子で-10.5℃(笠間でも-10.4℃)を観測し、数日前に大雪が降ったこともあり、袋田の滝の氷瀑は昨日よりも迫力があったように記憶しています。今年は少雨の影響で水量が少なく、若干スケールが小さいのかもしれません。
ところで、今日は茨城県のアパートで在宅勤務でした。仕事が終わりNHKの「いば6」を見ていたところ、気象情報の時間に袋田の滝の凍結と久慈川のシガの話題が取り上げられていました。まさに昨日体験してきたホットな話題。参考として画面コピー(スクショではなくデジカメパチリ!)を引用しておきます。いば6では季節の話題がタイムリーに提供され、ひたち海浜公園を始めとする県内各所の花の話題、冬には霞ヶ浦から見えるダイヤモンド富士の紹介などお気に入りの番組なのです。
まずは今年の大子町の最低気温と袋田の滝の凍結の相関から。
袋田の滝の凍結度は管理人が目で見て判断しているそうです。最低気温が-9℃まで下がると凍結度が上昇する傾向が見られます。この冬は寒さのピークが3回訪れました。一昨日-9.1℃、昨日-8.6℃と厳しい冷え込みが続いたため、昨日朝は凍結度90%に達しました。2月は日中の気温が上がるため、9割凍結を観測するのは珍しいそうです。
そして、最低気温が-9℃まで下がると久慈川にシガが見られるようになります。昨日紹介したシガは今冬3回目でした。
近年は暖冬化の影響で袋田の滝が全面凍結することは無くなりました。前回全面凍結したのが2012年。その時の大子町の気温が紹介されていました。最低気温-8℃前後、最高気温5℃以下の日が4~5日続かないと全面凍結に至らないようです。今年はここまで厳しい寒さは続きそうにありません。
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