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今回の寒波は1週間近く居座り続け、最後の寒気団が日本列島を通過中です。そのため朝は快晴でも日中は天気が不安定で、今日も午後から積雲が広がってきました。八王子の最低気温は-3.7℃と昨日より冷え込みは緩みましたが、日中の気温は10℃に届かず、昨日に続き肌寒い一日となっています。
この寒さで片倉城跡公園のスプリングエフェメラルは咲き渋っていると予想し、春探しは今週末に延期。そのかわりに、以前本ブログのコメント欄で教えて頂いた南浅川のザゼンソウのことが気になっていたので、午前中に南浅川まで散策してきました。
高尾山口から国道20号に沿って目的地へ向かいます。日陰では昨夜の雪がうっすらと残っています。
4月下旬になるとクマガイソウが咲く神社に到着。この近くの湿地にザゼンソウが咲いています。
近くを探すと、5~6株のザゼンソウが咲いていました。
湿地には立ち入りできないので、近くから観察します。花の形が座禅を組む僧のように見えることから座禅草と呼ばれています。
紫色のドームは花を守る苞、内側の球形状のものが小さな花の集まりです。白い花は咲き始めでしょうか。
ザゼンソウは新芽が成長するよりも先に、濃い赤色や茶色の花を咲かせます。開花するときにザゼンソウ自らが発熱し、雪国では雪を溶かして地面から顔を出すそうです。
こちらの株は赤紫色の花を付けています
近くの斜面では福寿草? が目を出していました
植栽のミズバショウは目にする機会が多いですが、ザゼンソウの咲く姿を目にする機会は少なく、以前、栃木県大田原市の群生地を訪れたことがあるので紹介しておきます。地元の八王子でも自生している場所があり、ちょっと驚きでした。
大田原市金丸緑地のザゼンソウ群生地 2021.2.23 - ウリパパの日記
大切に保護したいですね。