今日は午後から予定していたオンライン打合わせが延期となりました。夕方までフリータイムとなったので休暇扱いとして、ひたち海浜公園までオオウメガサソウを見に出かけてきました。ひたち海浜公園のHP情報では、既に咲き始めた様子。保護区域内を案内してくれるガイドツアーも6月12日まで開催中のようです(ただし午前中)。
アパートから国道50号、6号経由で約50分でひたち海浜公園の西口駐車場に到着。広大な駐車場に駐車中の車は10台程度。天気も今一つなので閑散としています。
今日向かうのは、ひたちなか自然の森です。
アカマツ林の散策路を進むと、ウメガサソウが咲いています。
ひたち海浜公園のウメガサソウの数には圧倒されます。
いたるところで密集して咲いています。
オオウメガサソウの保護エリアにやってきました。花を傷めないように黒いシートで覆われているので、すぐにわかります。HP情報の通り、ピンク色の可憐な花が咲き始めていました。笠のように下向きに花を咲かせるために「ウメガサ」の名前が付き、よく似たウメガサソウよりも花が大きいことから「オオウメガサソウ」と名付けられました。ウメガサソウは一本の花茎に花は1個(たまに2個)であるのに対し、オオウメガサソウは数個の花をつけます。
凛とした佇まいと、うつむいて咲く可憐な花姿から「森の妖精」と呼ばれています。
オオウメガサソウは環境省・茨城県版レッドリストに指定されている希少な植物です。そして、ひたち海浜公園は日本の南限地となります。まだほとんどの株は蕾の状態で、見頃はあと1週間先くらいでしょうか。ここは散策路沿いに位置するので、いつでも見ることができます。ガイドツアーに参加すれば保護区域内の花も見ることができるようです(まだツアーに参加したことがありません)
保護区域外でも、ところどころでオオウメガサソウの姿を見ることができます。こちらも咲き始めでした。
オオウメガサソウは咲いているエリアが限られているのに対し、ウメガサソウはいたるところで群生しています。
昨年咲いた花はドライフラワー状態になって残っています。
少しうす暗い林床ではイチヤクソウが咲いています。
こちらは一本の花茎に多くの花をつけています。
淡いピンク色のイチヤクソウも見かけます。但し、毎年磐梯山近辺で見かけるベニバナイチヤクソウではありません。
こちらのイチヤクソウも淡いピンク色です。
この時期のひたち海浜公園は、ひたちなか自然の森がオススメ。今日はオオウメガサソウが咲き始め、ウメガサソウはちょうど満開、イチヤクソウは終盤でした。チャンスがあったら来週あたりに再度訪れてみたいです。6月中旬になれば、砂丘エリアでハナハタザオが咲き始めるかもしれません。
ところで、今日は雨のためガイドツアーは中止となったようです。でも雨が降った気配はなく、午後は晴れ間も見える好天でした。保護エリアではもっと多くのオオウメガサソウを見ることができそうなので、こちらにも一度参加してみたいです。そのためには午前中に訪れる必要があります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます