おかんのネタ帳

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丸亀城にて

2013-04-07 23:06:12 | 旅の想い出


丸亀城です。
琴平温泉から、車で20分ほどのところにありました。
現存する天守12の一つですが、天守の大きさは最小らしい。

昨年行った、岡山の備中松山城が二槽二階建てで小さいって思ったけど、
建坪が丸亀城より、もっと広かったんですね~



天守は、唐破風や千鳥破風を施してあり、漆喰が塗られ高さは15メートルとか。
どこのお城にも、サクラの木が植わってるんやね。
ここも、1000本からのサクラが周囲に植わっているらしいです。



築城は1602年。
播州赤穂から讃岐、高松城に入った生駒親正が、5年をかけて築城。
でも、その後の一国一城令で廃城になります。

1641年に、肥前の国から入城した山崎家治が修築して、
現存する石垣を築きます。



丸亀城の美しさは、この石垣にあると言われるほどで、
とにかく、高さがあるんですよ。
総高は60m。一番高い石垣は、三の丸の22m。



算木積みで、頂が垂直になるよう「扇の勾配」と言われる、
独特の反りを持たせてあります。



歩いているのは、ウチのダンナです~



石垣の周囲を歩くことができるんやけど、勾配がありすぎて、
下をのぞくのは勇気がいります。



これは、天守のある一番上から、丸亀の市街をみたところ。
遠く、向こうに瀬戸内海が見えます。

この亀山城、実は滋賀県ととても関係が深いんですよ。
山崎氏は、後継者がなく3代で改易になり、この城には、
播磨・龍野城から、京極高和氏が入城し、明治まで京極氏の居城になります。

この京極氏の祖先が近江の湖東。
なので、丸亀城の京極氏代々の菩提寺は、米原の徳源院なんですよ。
6代目からは、違うところに墓所があるんやけど、氏神が、
安土の沙沙木貴神社やったりして、ちょっと丸亀が身近に感じた次第(笑)



とにかくサクラが満開で、丸亀城さくら祭りを開催中のようでした。
お昼どきやったから、お弁当を持った人が次々にやってきて、
あちこちでお弁当を広げてはりましたわ~



自分の街にお城があるって、なんかうらやましいな。
街の象徴であり、いこいの広場みたいにみんなが集まるしね。

2代目藩主の京極高豊は、城下に大名庭園を築いて、
庭園の真ん中に、京極氏の故郷近江の琵琶湖を模して池をつくり、
そこに近江八景を配置したとか。

それが遺ってるかどうか確かめてないねんけど、
黒田官兵衛の姫路と言い、丸亀と言い、近江と繋がってるってるんやねぇ・・・