第2土曜日の11日は、地元守山・勝部神社の火祭りのある日。
するっと忘れてたりして、近いのになかなか行けないお祭りですね。
今年は、なんとか忘れず、朝から夕飯の支度をして、でかけました~
神社近くに着いたのは7時前ぐらい。
たいまつが並んでますね~
県の無形民俗文化財に選択されている、滋賀県三大火祭りのひとつ。
昔は1月8日と日が決まっていたんやけど、最近は、第二土曜日になっています。
でも、いつも、みぞれが降ったり雪になったり、寒い時なんですよね。
頭になたねがらをつけてあります。
祭りの謂われは、鎌倉時代に土御門天皇が重い病を患った際、
数千年も生きている大蛇がその元凶だというので切り殺して、
火に焼いて踊ったところ、天皇が全快したことに始まるとか。
切った時、大蛇の胴は勝部神社に 頭は1キロほど離れた浮気町の住吉神社に、
尻尾は12キロあまり飛んで瀬田のあたりに落ちたと伝えられています。
瀬田はようわからへんけど、この日、住吉神社でも火祭りは行われているんですよ。
大蛇の頭を、同じようにたいまつに見立てて、焼くんですね。
境内には先に、6基のたいまつが並べられ、周囲の石段の上には、
三脚がずらっと立ててあり、アマチュアカメラマンが場所取りしてました~
本殿では神楽の奉納がおこなわれ、その音楽とともにマイクで、
祭りの謂われや、たいまつの材料をどこで調達したか、
どのくらいの量なのかなど、いろいろ説明しています。
若衆たちの乱舞を見たいと思ったので、今回は奥の本殿近くへ移動。
3基の太鼓が町内を巡行したあと境内に入るのですが、
その様子は、今回は遠くて撮れませんでした~
3年前に撮った写真を参考に・・・→ こちら
太鼓入りがすむと、赤と白のふんどし姿の若衆は、
シュウシ棒と呼ばれる長さ約1m、太さ径3cm程の白木の棒を、
左肩にかついで本殿前に並びます。
棒には「奉納勝部神社 家内安全」と日付などが墨書されているとか。
ここで神職・氏子総代から勝部神社の護符を頂いて帰るようです。
このあと、道路に置かれていたたいまつも境内に入ります。
これも若衆が運ぶんやけど、お酒も入ってるから、
もう、足もおぼつかなかったりして、時間がかかること・・・
そばにいた、町内のおばさまが言うてました。
「昔の人は、もっとちゃっちゃとしはったわ~」
「ほんまやな、たよんないな、さいきんの人は~」
次々に並べられていきます。
1基の全長は約6m、太さは直径約80cm、なたね穀の直径は約400cm、
厚さは約150cm、重さは約450kgだそうです。
重いので、時間もかかります。
全部で12基。
たいまつが全部並び終わると、いよいよ点火ですね。
神前の燈明から火を手たいまつに移す火出人と、
火出し人から火をもらって点火する火受人がいるようで、
点火する役目は、今年成人になる3名の男子が行うんやそうです。
アナウンスのおじさん?が、それぞれの名前を読み上げ、
「一生に一度しか経験できないことです」
って、何度も言うてはりました~
鐘を合図に、火出人は手たいまつに火を移し、火受人に手渡しします。
火受人は受取ると素早くたいまつの前に行き、一斉に奉火。
真ん中で点火してた男子に、おじさんが叫びながら駆け寄ってました。
「もっと下や! 下に点けるんや!」
一生に一度の経験。すごいね~
それにしても、燃えかけたらあっという間です。
なんせ、なたねがらやから、早い早い~
しかも、熱い、熱い!
あまりの熱さに、一斉に後ずさりする人々~
熱さと戦いながら、人のスキマから写真を撮ってる私~(苦笑)
若衆たちの乱舞が始まります。
無病息災を祈願して「ごうよ」「ひょうよ」(御悩平癒の転)と、
大きな掛け声をかけながら乱舞するんですね。
やがて、火が小さくなっていきます。
境内は煙でたいへん・・・というか、火の粉で髪が燃えたかも~(涙)
だって、クサイし~~
火が下火になると、引きたいまつと言って、若衆が、
まだが残るたいまつを引いて、周囲にある小川にたいまつを沈めます。
火の粉が残っている柴や木を持ち帰って朝の粥をたいて食べると、
一年中が健康と言われているので、持ち帰る人も多くいました。
このあと、若衆が本殿に集合し、巫女さんからお札をもらいます。
参拝者もいただけるのですが、その前に、3つの太鼓がまた戻って行きます。
太鼓入りのときはたたかない太鼓も、戻る時は、ドンドンとたたかれます。
アナウンスのおじさん?が、
「戻り太鼓の時は打ちならしながら帰ります。なんでかは、わかりません。
わかりませんが、帰りはたたきます~」
参拝者からは笑いがおこってました。
なんでかわからん、て~
日除け厄除けのお札をもらうのに参拝者が、本殿前に集まってきます。
「急がないでください。お札は充分あります。ゆっくり参拝して、
お賽銭もお願いします。お札をもらっていただきますが、
お賽銭も、よろしくお願いします」
また、参拝者から笑いがおこってましたね!
わかりましたがな。始まる前にも参拝してお賽銭入れたけど、
またまた、入れましたがな~(笑)
たいまつの燃える火にあたると、その一年は無病息災だといわれます。
今年は、いろいろお詣りしたけど、どうぞ、善い年でありますように。
祭りが終わっても、まだまだ、にぎわっていた勝部神社。
来年は、住吉神社へ行きたいな~
するっと忘れてたりして、近いのになかなか行けないお祭りですね。
今年は、なんとか忘れず、朝から夕飯の支度をして、でかけました~
神社近くに着いたのは7時前ぐらい。
たいまつが並んでますね~
県の無形民俗文化財に選択されている、滋賀県三大火祭りのひとつ。
昔は1月8日と日が決まっていたんやけど、最近は、第二土曜日になっています。
でも、いつも、みぞれが降ったり雪になったり、寒い時なんですよね。
頭になたねがらをつけてあります。
祭りの謂われは、鎌倉時代に土御門天皇が重い病を患った際、
数千年も生きている大蛇がその元凶だというので切り殺して、
火に焼いて踊ったところ、天皇が全快したことに始まるとか。
切った時、大蛇の胴は勝部神社に 頭は1キロほど離れた浮気町の住吉神社に、
尻尾は12キロあまり飛んで瀬田のあたりに落ちたと伝えられています。
瀬田はようわからへんけど、この日、住吉神社でも火祭りは行われているんですよ。
大蛇の頭を、同じようにたいまつに見立てて、焼くんですね。
境内には先に、6基のたいまつが並べられ、周囲の石段の上には、
三脚がずらっと立ててあり、アマチュアカメラマンが場所取りしてました~
本殿では神楽の奉納がおこなわれ、その音楽とともにマイクで、
祭りの謂われや、たいまつの材料をどこで調達したか、
どのくらいの量なのかなど、いろいろ説明しています。
若衆たちの乱舞を見たいと思ったので、今回は奥の本殿近くへ移動。
3基の太鼓が町内を巡行したあと境内に入るのですが、
その様子は、今回は遠くて撮れませんでした~
3年前に撮った写真を参考に・・・→ こちら
太鼓入りがすむと、赤と白のふんどし姿の若衆は、
シュウシ棒と呼ばれる長さ約1m、太さ径3cm程の白木の棒を、
左肩にかついで本殿前に並びます。
棒には「奉納勝部神社 家内安全」と日付などが墨書されているとか。
ここで神職・氏子総代から勝部神社の護符を頂いて帰るようです。
このあと、道路に置かれていたたいまつも境内に入ります。
これも若衆が運ぶんやけど、お酒も入ってるから、
もう、足もおぼつかなかったりして、時間がかかること・・・
そばにいた、町内のおばさまが言うてました。
「昔の人は、もっとちゃっちゃとしはったわ~」
「ほんまやな、たよんないな、さいきんの人は~」
次々に並べられていきます。
1基の全長は約6m、太さは直径約80cm、なたね穀の直径は約400cm、
厚さは約150cm、重さは約450kgだそうです。
重いので、時間もかかります。
全部で12基。
たいまつが全部並び終わると、いよいよ点火ですね。
神前の燈明から火を手たいまつに移す火出人と、
火出し人から火をもらって点火する火受人がいるようで、
点火する役目は、今年成人になる3名の男子が行うんやそうです。
アナウンスのおじさん?が、それぞれの名前を読み上げ、
「一生に一度しか経験できないことです」
って、何度も言うてはりました~
鐘を合図に、火出人は手たいまつに火を移し、火受人に手渡しします。
火受人は受取ると素早くたいまつの前に行き、一斉に奉火。
真ん中で点火してた男子に、おじさんが叫びながら駆け寄ってました。
「もっと下や! 下に点けるんや!」
一生に一度の経験。すごいね~
それにしても、燃えかけたらあっという間です。
なんせ、なたねがらやから、早い早い~
しかも、熱い、熱い!
あまりの熱さに、一斉に後ずさりする人々~
熱さと戦いながら、人のスキマから写真を撮ってる私~(苦笑)
若衆たちの乱舞が始まります。
無病息災を祈願して「ごうよ」「ひょうよ」(御悩平癒の転)と、
大きな掛け声をかけながら乱舞するんですね。
やがて、火が小さくなっていきます。
境内は煙でたいへん・・・というか、火の粉で髪が燃えたかも~(涙)
だって、クサイし~~
火が下火になると、引きたいまつと言って、若衆が、
まだが残るたいまつを引いて、周囲にある小川にたいまつを沈めます。
火の粉が残っている柴や木を持ち帰って朝の粥をたいて食べると、
一年中が健康と言われているので、持ち帰る人も多くいました。
このあと、若衆が本殿に集合し、巫女さんからお札をもらいます。
参拝者もいただけるのですが、その前に、3つの太鼓がまた戻って行きます。
太鼓入りのときはたたかない太鼓も、戻る時は、ドンドンとたたかれます。
アナウンスのおじさん?が、
「戻り太鼓の時は打ちならしながら帰ります。なんでかは、わかりません。
わかりませんが、帰りはたたきます~」
参拝者からは笑いがおこってました。
なんでかわからん、て~
日除け厄除けのお札をもらうのに参拝者が、本殿前に集まってきます。
「急がないでください。お札は充分あります。ゆっくり参拝して、
お賽銭もお願いします。お札をもらっていただきますが、
お賽銭も、よろしくお願いします」
また、参拝者から笑いがおこってましたね!
わかりましたがな。始まる前にも参拝してお賽銭入れたけど、
またまた、入れましたがな~(笑)
たいまつの燃える火にあたると、その一年は無病息災だといわれます。
今年は、いろいろお詣りしたけど、どうぞ、善い年でありますように。
祭りが終わっても、まだまだ、にぎわっていた勝部神社。
来年は、住吉神社へ行きたいな~