おかんのネタ帳

日々の雑感や興味のあることを書いています

おおなまず寄席

2014-01-14 23:20:48 | マイブーム・落語
今年4回目の落語会、ほんまに、今年に入って笑い過ぎです(苦笑)
おおなまず寄席、10回記念の落語会です。



席亭が個人というのも、それが10回も続くというのも珍しいって、
南天さんもおっしゃってたけど、落語の好きなご夫婦が開催。
ホントにすごいですね。

開催されてるのに気づいて、私が行き始めたのは2回目か3回目やったかな。
落語友だちと一緒に、ほぼ毎回行ってますよ~

10回目の今回は、トップバッターに「ねこまんま」の漫才!
赤いジャケット、あつらえてはるんですかね~
「合わせたらおいしい、ねこまんま」は、
桂雀喜さんと桂南天さんの漫才です。

伏見の三色団子の会で聞いて以来やけど、さらに洗練されて?
めちゃ、おもしろかったです~
雀喜さんがつっこみで、南天さんがボケですけど(やっぱり?)
サンケイブリーゼの一門会でもやったとか??
雀喜さん、落語で出たことないのに漫才で呼ばれるなんて・・とぼやいてましたね!

だいたい、米朝一門はみなさん芸達者。
お正月はいつも、ものまね漫才(エンタツアチャコとか)やら、
隠し芸?とかを、昔からやってはったからねぇ。

そうそう、吉弥さんと紅雀さんも、M1にチャレンジしてはったし~

「ねこまんま」の漫才の後は・・・

露の真  書割盗人
桂雀喜  鬼の面
桂南天  くっしゃみ講釈

露の真ちゃんは、女性落語家の第一人者、都さんのお弟子さん。
女子なんやけど男の子っぽい、その中性的な個性が売り?らしく、
名前も中性的、着物の着方も中性的、マクラでも、それを押してましたね。

でも、オバチャンから見たら、やっぱり女の子やで~。
「私って、中性的でしょ~」って言われても笑えへんねんな。
女らしないってことを言わんでも、「女らしいでしょ、私って~」って、
逆説的に言う方が、おもしろいし笑えると思うんやけどね~。

漫才で、ブサイクな人が、「私ブサイクでしょ」って言わへんでしょ。
ブサイクな人が、「私ってキレイでしょ」って言うから笑えるねんもん。

「書割盗人」は、がんばってはっておもしろかったです!

雀喜さん。
三色団子の会の時や、太融寺の雀の会などで聞かせてもらいました。
仮面ライダーが好きなパパらしいけど、雀三郎さんのお弟子さん。
南天さんと同じ、枝雀さんの孫弟子になるんやね。

「ねこまんま」の生まれたいきさつを言うてはりました。
紅雀さんと南天さんの。「べにこご」が初披露らしい。
すっかり、南天さんがハマって?時々やるらしいです。

「鬼の面」は、あんまり聞かない噺やね。
人情話のように、奉公に出た少女が親を思うストーリーやけど、
おかあはんの顔が、おかめのお面に似てるというのが落語的。
オチも、わかりやすいですね。
来年のことを言うたし、鬼(の面)が笑ろた、です~

さて、南天さんの、くっしゃみ講釈。
どなたがやっても、おもしろい噺ではあるんやけど、いやはや、
後半のたたみかけるような展開は、もう笑うしかないくらい、
リズミカルで、コミカルで、説得力ある噺ぶりでした~
ほんま、おもしろい!

お客さんも、この日は満席。
会場が横長いので、端っこの席やと見にくいんやけど、
漫才もあるし、いつもより高座が後ろの壁にひっついてました。
なので、噺家さんは登りにくそうでしたね。
真ちゃんは、毛氈の上をほうてはって、笑いがきてましたよ。

次回11回目は、5月らしいです。
さて、その頃、行けるかな~



会場はいつもの、旧大津公会堂の2階です~




勝部の火祭り

2014-01-13 21:31:48 | 湖国日記
第2土曜日の11日は、地元守山・勝部神社の火祭りのある日。
するっと忘れてたりして、近いのになかなか行けないお祭りですね。
今年は、なんとか忘れず、朝から夕飯の支度をして、でかけました~



神社近くに着いたのは7時前ぐらい。
たいまつが並んでますね~

県の無形民俗文化財に選択されている、滋賀県三大火祭りのひとつ。
昔は1月8日と日が決まっていたんやけど、最近は、第二土曜日になっています。
でも、いつも、みぞれが降ったり雪になったり、寒い時なんですよね。



頭になたねがらをつけてあります。

祭りの謂われは、鎌倉時代に土御門天皇が重い病を患った際、
数千年も生きている大蛇がその元凶だというので切り殺して、
火に焼いて踊ったところ、天皇が全快したことに始まるとか。

切った時、大蛇の胴は勝部神社に 頭は1キロほど離れた浮気町の住吉神社に、
尻尾は12キロあまり飛んで瀬田のあたりに落ちたと伝えられています。
瀬田はようわからへんけど、この日、住吉神社でも火祭りは行われているんですよ。
大蛇の頭を、同じようにたいまつに見立てて、焼くんですね。

境内には先に、6基のたいまつが並べられ、周囲の石段の上には、
三脚がずらっと立ててあり、アマチュアカメラマンが場所取りしてました~

本殿では神楽の奉納がおこなわれ、その音楽とともにマイクで、
祭りの謂われや、たいまつの材料をどこで調達したか、
どのくらいの量なのかなど、いろいろ説明しています。

若衆たちの乱舞を見たいと思ったので、今回は奥の本殿近くへ移動。
3基の太鼓が町内を巡行したあと境内に入るのですが、
その様子は、今回は遠くて撮れませんでした~ 

3年前に撮った写真を参考に・・・→ こちら

太鼓入りがすむと、赤と白のふんどし姿の若衆は、
シュウシ棒と呼ばれる長さ約1m、太さ径3cm程の白木の棒を、
左肩にかついで本殿前に並びます。

棒には「奉納勝部神社 家内安全」と日付などが墨書されているとか。
ここで神職・氏子総代から勝部神社の護符を頂いて帰るようです。

このあと、道路に置かれていたたいまつも境内に入ります。
これも若衆が運ぶんやけど、お酒も入ってるから、
もう、足もおぼつかなかったりして、時間がかかること・・・
そばにいた、町内のおばさまが言うてました。

「昔の人は、もっとちゃっちゃとしはったわ~」

「ほんまやな、たよんないな、さいきんの人は~」



次々に並べられていきます。
1基の全長は約6m、太さは直径約80cm、なたね穀の直径は約400cm、
厚さは約150cm、重さは約450kgだそうです。
重いので、時間もかかります。

全部で12基。
たいまつが全部並び終わると、いよいよ点火ですね。
神前の燈明から火を手たいまつに移す火出人と、
火出し人から火をもらって点火する火受人がいるようで、
点火する役目は、今年成人になる3名の男子が行うんやそうです。

アナウンスのおじさん?が、それぞれの名前を読み上げ、

「一生に一度しか経験できないことです」

って、何度も言うてはりました~

鐘を合図に、火出人は手たいまつに火を移し、火受人に手渡しします。
火受人は受取ると素早くたいまつの前に行き、一斉に奉火。



真ん中で点火してた男子に、おじさんが叫びながら駆け寄ってました。

「もっと下や! 下に点けるんや!」

一生に一度の経験。すごいね~

それにしても、燃えかけたらあっという間です。
なんせ、なたねがらやから、早い早い~

しかも、熱い、熱い!



あまりの熱さに、一斉に後ずさりする人々~
熱さと戦いながら、人のスキマから写真を撮ってる私~(苦笑)



若衆たちの乱舞が始まります。
無病息災を祈願して「ごうよ」「ひょうよ」(御悩平癒の転)と、
大きな掛け声をかけながら乱舞するんですね。



















やがて、火が小さくなっていきます。
境内は煙でたいへん・・・というか、火の粉で髪が燃えたかも~(涙)
だって、クサイし~~ 



火が下火になると、引きたいまつと言って、若衆が、
まだが残るたいまつを引いて、周囲にある小川にたいまつを沈めます。



火の粉が残っている柴や木を持ち帰って朝の粥をたいて食べると、
一年中が健康と言われているので、持ち帰る人も多くいました。



このあと、若衆が本殿に集合し、巫女さんからお札をもらいます。
参拝者もいただけるのですが、その前に、3つの太鼓がまた戻って行きます。

太鼓入りのときはたたかない太鼓も、戻る時は、ドンドンとたたかれます。
アナウンスのおじさん?が、

「戻り太鼓の時は打ちならしながら帰ります。なんでかは、わかりません。
 わかりませんが、帰りはたたきます~」

参拝者からは笑いがおこってました。
なんでかわからん、て~



日除け厄除けのお札をもらうのに参拝者が、本殿前に集まってきます。

「急がないでください。お札は充分あります。ゆっくり参拝して、
 お賽銭もお願いします。お札をもらっていただきますが、
 お賽銭も、よろしくお願いします」

また、参拝者から笑いがおこってましたね!

わかりましたがな。始まる前にも参拝してお賽銭入れたけど、
またまた、入れましたがな~(笑)



たいまつの燃える火にあたると、その一年は無病息災だといわれます。

今年は、いろいろお詣りしたけど、どうぞ、善い年でありますように。



祭りが終わっても、まだまだ、にぎわっていた勝部神社。

来年は、住吉神社へ行きたいな~


ほたる寄席

2014-01-12 23:23:49 | マイブーム・落語
週末の11日は、めちゃ多忙な一日でした。
朝から買い物に行っておでんを仕込み、午後からは、姉と、
市民ホールで、今年度三度目の「ほたる寄席」。
終わってから、某事務所で仕事をサクサク・・・

6時に終わって帰宅。夕飯の用意をして、7時前には、勝部神社へ。
そう、無形民俗文化財の「勝部の火祭り」を見に行ったんですね。

実際の奉火は9時頃やったので、2時間以上待ったんですよ。
寒いのなんのって・・とりあえず、うまく撮れなかったけど、
祭りの写真を紹介しますね・・・

と言いながら、たくさんありすぎるので、忘れないうちに、
昼間にあった「ほたる寄席」のことを、先に書いておきますね。



今回も、なかなかおもしろかったですよ。

笑福亭喬介 金明竹
笑福亭たま 矢橋船
桂 文三  井戸の茶碗

なかなか、珍しいネタのラインナップですよね~
「矢橋船」は、滋賀県に来たから演じてくれはったんでしょうね。

喬介さんは、前にもどっかで聴いたかもやけど(ちょっとあやしい)
けして上手いとはいえないけど? でも、なんかおもしろかったですね。
32歳、独身らしい・・

落語を聴くために、5つのお願いがありますって。
あいうえおで、言うてはりました。
「あ、あくびをしない」
「い、居眠りをしない」
「う、・・・」なんやったかな?
「え、笑顔で聴く」
「お、おもしろなくても笑う」
ほか、学校落語での質問、幼稚園での質問・・などなどをマクラで。

「金明竹」は前座ネタといわれてるけど、上方では珍しいんちゃうかな。
喬介さんのアホは、ほんまのアホ、ってかんじです。
大丈夫か、って思うくらい(笑)
でも?後半の口上のようなくだりは、さくさくっと言うてはったしね。
会場も笑いましたね~

たまさんは、二度目のほた寄席ですね。
マクラではお得意の小咄をいろいろ繰り出して会場もほっこり。
矢橋船は、小倉船とかと同じような感じで始まるけど、
色問答とか、会場も納得したり、感心したりで受けてましたね。
しびんでお酒を燗するところとか、ほんまのしびんと間違うとか、
もう、会場も大笑いでしたよね~
でもそこまででした。後半の侍が出てくるくだりまではなかったね。

文三さんも、ほたる寄席は二度目ですね。

「まだ、ちょっとこのへん、○ょんべんのにおいが・・」

なんて言うてはったけど、しびんやら下の噺で大笑いした後やったし、
やりにくいでしょうねぇ~ 
ちょっと、落語にはいろんな噺があってとか、
他の話で間を持たせてはりましたよ~

なんせ、人情噺をやらはりましたしね。切り替えやんと。

正直な人が3人寄れば、話がややこしくなります・・
という感じで、井戸の茶碗。ようできた話です。
これも、江戸落語からきたお話ですよね~

たしか、去年、江戸落語で聴いたような・・・
会場のお客さんは年齢層も高いし、しんみりしながら、
でも、笑ってはりましたよ~。

今回も、姉と行ったんやけど、姉は大笑いで満足したようです。

3題ぐらいでちょうどいいかな。
眠くなることもなく、ちゃんと聴けましたしね(苦笑)

というわけで、今月3回目の落語会でした~!



お伊勢詣り

2014-01-11 23:24:43 | 日々のつれづれ
水曜日が大雨やったので、木曜日に行ってきました。
ダンナにとっては初詣、私は・・・もういくつ目かな(苦笑)

神社界では最高位といわれている伊勢神宮。
正式名称は「神宮」ですって!
外宮、内宮以外に、別宮や関連する社125社を総称するらしい。

神々の中心に位置する太陽の神・天照大神を祀ってあります。
2000年も歴史があり、「日本人の心のふるさと」と言われる聖地なんですね。

ま、関西人からすると、小学校の修学旅行で必ず行くところやし、
このへんからは近い場所なんで、家族でも何度も行ってますね。
今回は、5年ぶりぐらいかな。

まず、外宮から。



天照大神の神饌(食事)をつかさどる、豊受大御神を祀る、
別名、豊受大神宮(とようけだいじんぐう)。

前に行った時は内宮だけしか行ってないような気がします。
基本は、外宮から参詣しやなあかんのですけどね。



外宮の正宮(しょうぐう)。四重の御垣に囲まれてて、
一番外からしか、写真は撮れないんですね。
神様を撮るなんて、おそれおおいので、でけへんのです。



こちらも新旧二つ並んでたんやけど、古い方は入れなくなってました。

別宮も参詣します。



多賀宮。豊受大神宮の荒御魂を祀るところ。
他にも、自主神社である土宮、好天気を願う風宮も参詣。

式年遷宮を記念して、「せんぐう館」というのができてたので、
こちらも見学してきました。入館料300円。

外宮で行われている神事を紹介する映像や、ふだん見られないものを展示。
外宮正宮の原寸大の社殿側面の模型もありました。
伊勢神宮は、唯一神明造りという建築様式。
式年遷宮では、建物だけでなく道具類も全部新調されるようで、
その伝統的工芸品の、技や製造過程なども紹介されてました。
なかなか、おもしろかったですわ。

昼食をはさんで、内宮へ。
こちらは、天照大神を祀る、正式名を皇大神宮。
日本人の総氏神。



宇治橋鳥居。

そうそう、外宮は左側通行やったけど、内宮は右側通行なんです。
なんで異なるんかしらね。

宇治橋を渡って神苑を歩き、一の鳥居へ。



鳥居をくぐる前に、必ずお辞儀をするんですよ。
もちろん、外宮でも、いや、どこの神社でも同じ。



意外に人が少ない感じです。
お昼を回ると、ちょっと空くのかもね。



正宮です。
新しい建物は木の香りがいいですね。檜らしいけど。
右手奥に、古い社殿があるんやけど、入れないようになってました。
写真は、石段の手前からしか撮れないんで、遠目ですね~。

白い木と、屋根の鰹木にあしらわれた金板がまぶしかったです。

太陽は生命力と成長のエネルギーの源。
天照大神の神得は、生きるための力を授けてくれるものとか。
ちゃんと、お祈りしとかんとね。



別宮の御稲御倉。秋に収穫したお米を保存するところ。
正宮と同じ、唯一神明造りの建物らしいです。
高床式で、柱はそのまま土に埋まっています。
石を置いて柱を立てるのは、もっと後世。寺院建築ができてからなんですね。



別宮の荒祭宮。
外宮の多賀宮と同じように第一の別宮。鳥居がないんですね。
ここも新しく建てられたようですね。

帰りは、神楽殿から宇治橋へ。
下を流れる五十鈴川。



昔は参詣の前に、この川で身を清めて参ったんですね。
今は手水どころがあるので、そこで手水をつかうけど。

車は五十鈴川の河川敷の駐車場に駐めたので、
帰りに、こちらへ寄って来ました。



みちひらきの大神がおわします、猿田彦神社。
万事みな、善い方へおみちびきくださる神、らしい。
そして、芸能の神でもあるみたいです。

とにかく、めっちゃ寒かったですね!

午前中は日差しもあったのに、午後には霧雨。
寒いというより、冷たいって感じ。



おはらい町のおかげ横町で、いつものように?ネコの小さい置物を買って(苦笑)
あわただしく、帰宅しました~



米朝一門会

2014-01-09 22:52:56 | マイブーム・落語
なんか、いろんなことで記憶を上書きしてしまったんで、
米朝一門会のことも、若干、忘れ気味ですが・・・(汗)



近江八幡市民会館で、毎年、お正月あけに開催されています。
一門会は、わりとよく聴くネタが多くかけられることもあって、
最近は、あまり行く機会がなかったんやけど、今回は、
襲名したばかりの、文之助さんが出るというので、行ってきました。

襲名披露公演となると、他の門下の噺家さんが来て口上を述べるものやけど、
定例の「米朝一門会」を襲名披露とかねて行われるというので、
中入り後に行われる口上はなく、始まりの前に、「ごあいさつ」という形で、
出演者の一門の皆さんが、口上を述べられました。

後ろ幕は、文之助茶屋さんの名が入ったもの。
司会は、紅雀さん。枝雀さんの一番末のお弟子さんです。
雀松改め文之助さんが、兄弟子になりますね。
その隣りに、筆頭弟子の、南光さん。中央に文之助さんをはさみ、
米朝一門の筆頭、ざこばさん、米朝さんの長男である、米團治さんが並びました。

紅雀さんのちょっとぎこちない?運びで紹介された、
南光さんが、文之助を襲名するに至ったいきさつを話し、
米團治さんは、「文之助さんは空気の読める人やから、名前がもらえた」と。
なぜなら、「気象予報士の資格を持った噺家なので」と。

ざこばさんは・・・なんて言うてはったかな・・・

そんなこんなで、始まりました~



会場は、やはり年齢が高めのお客さんが多いけど、ほぼ満員。
ただ、困ったのは、お正月のせいか、酒臭い人が周辺にいたのが・・(涙)
飲んで落語会に来たら眠ってしまうよね! 飲んだら来るな! と言いたい。

桂そうば 手水回し
桂 紅雀 いらち車
桂米團治 七段目
桂ざこば 阿弥陀池

中入り

桂 南光 火焔太鼓
桂文之助 星野屋


前座は、ざごばさんの弟子のそうばくん。
元気の良い噺家さんです。でも、手水回しは、もっとすごい?
雀々さんとかのを聴いてるので、田舎の旅館の人を、
もっと、クサイ言葉使いとかにしてもらいたかったかも。

紅雀さんは、いつも通り。マクラも短めで、尺を合わせたのかな。
滋賀県出身です、とかは、言わはらへんのね~

米團治さん。
口上で、「文之助茶屋さんのコーナーがある」と言うてたのですけど、
今回はなくて、(大阪、京都の襲名披露公演ではあったらしい)
自分の出番の時に、のっけに謝ってはりました。

「最初に謝っておきます~ 文之助茶屋さんは今日は出てません~
 たねやさんに、遠慮しはったんやと思います~」

文之助茶屋さんは、初代の文之助さんが引退後に商売をされたお店とか。
初代が亡くなられたあと、名跡を継ぐ人がいなかったけど、
米朝一門とご縁があって、「どなたかに、名前を」という話になったんやとか。

南光さん曰く、文之助茶屋の社長さんらが観に来られた落語会で、
雀松さんが、「替わり目」ともうひとつなんかを演じて、
それがごっつう上手かったらしくて継ぐことになったとか・・ほんまかいな(笑)

米團治さんの「七段目」はいつものように、陽気で楽しかったですね。

ざこばさんの「阿弥陀池」・・・
サンケイブリーゼの一門会でも暴走してた?らしいけど、
ボケて言葉が出てこないのか、ネタなのかわからんくらい、
テンポがまどろっこしいねんな。ま、おもしろいねんけど、
聴いてるお客さんが、先に言うてしまって・・・
ざこばさんの自虐的な?話しぶりはおもしろいけど、けど、しんどいかも。

その点、南光さんはしゃきしゃきしてはります。
南光さんファンが多いのも、わかるような気がしますね。
「火焔太鼓」は江戸の噺がモトやけど、関西でもたまに聴きますね。

初めて聴いたのが、文之助さんの「星野屋」。
これも、江戸の噺ではないんかしら。

文之助さんは、噺に出てくる女性がかわいらしいねんな。
おてかけさん(愛人)でもいやらしくないし。
枝雀さんを受け継ぎながらも、アクがなくてライトな感じかな。
「替わり目」とか、ほんまにいいなぁって思いますもん。

先日夜中にテレビでやってた「平成紅梅亭」では、
女郎さんが出てくる「三枚起請」をやってはりました。
色気のある女性も、文之助さんがやるとほんまかわいい。

また、機会があれば聴きに行きますね~

さて、今月の落語会は、あと二回もありまして~~


やっぱ好きやねん

2014-01-07 23:31:29 | 日々のつれづれ
落語の話を書こうと思ったのに、やしきたかじんさんの訃報。
あまりにショックで、あちこちニュースを読んでました。

市民ホールのコンサートに行ったのは、もうかなり前やな。
CDも何枚か持ってるし、ダンナの車に乗ると、今もよく流れてます。

娘たちも、お父さんの車に乗ったら「たかじんの歌」ばっかり聴かされて、
長女曰く、「歌えるくらい」らしい。

64歳やって。
食道癌でって、勘三郎さんもやったけど。
昨年の3月に復帰したとき、あまりに声が頼りなくて、
ちょっと心配やなって思ってたら、1ヶ月半でまた休養。

昨年の11月に34歳年下の女性と再々婚したっていう話で、
「たかじんのそこまで言って委員会」で、津川さんが、

「そんな若い女性と結婚したら体力奪われて、復帰できなくなるよ」

なんて冗談を言うてはったのに。
副委員長の辛坊さんは、かなりショックやったみたい。
ケンカ仲間?のざこばさんも、かなり落ち込んでるとか。

あのお二人(たかじんさんとざこばさん)は、昔、番組内で大ゲンカして、
そのまま何年も、わだかまりを持ったまま関西で活躍してはったんやけど、
まわりまわって、お互いに仲直りしようということになり、
たかじんの番組の中で手打ちしたことがありました。
あれはやらせではなく、ほんまのことやと思いますね。
それだけ、どっちも本音の人やったと思うから。

芸能界の人やけど、ずっと見てきた人やしね。
ラジオの帯番組をしてはった頃からファンやったし、
「たかじんnoばぁ」もいっつも見てたよ~

ちょっと前に、海原しおりちゃんも亡くなって・・
同世代の人が亡くなるのって、やっぱり悲しいわ。

そういえば昨年末、親を亡くしたという喪中はがきに混じって、
同級生から来た、ご主人の喪中はがきは、やっぱりショックやった。

写真は、アップするのを忘れてたけど・・・



この年末年始に、また一つ年を重ねまして・・・



次女がくれたスフレチーズケーキ。
カレシがお母さんに、って、ほんまかいな。


けど、健康が第一やなって、やっぱり思う。

なんかしらんけど、今夜は悲しい・・・







近江八幡にて

2014-01-06 21:50:34 | いやしん坊バンザイ!
お正月休み最後の昨日は、近江八幡まで。



八幡堀の、かわらミュージアムのところです。
観光船が出るところでした。大人1000円。

八幡堀は、よく撮影に使われるところですね。
日牟禮八幡宮の向かいにある白雲館で、ここに観光協会があるんやけど、
いろんな作品の、撮影風景の写真が飾られています。

一昨年の「るろうに剣心」のロケ風景の写真もありました!
ロケレポートは、滋賀ロケーションオフィスでアップされてます~ → こちら

目的は、新春米朝一門会、なんやけど、早めに着いたので、
八幡堀界隈をちらっと散策。



八幡堀沿いにあるカフェ「茶楽」さんでランチです。
日曜日は日替わりランチがないので、お互いにこんなんを・・・



私はキーマカレー。
おせちに飽きたら、カレーやもんね!



友だちは、豆腐&きんぴら丼。
なかなかユニークな丼ですね。
でも、ゴボウもさすがにおせちで食べ飽きてたので・・・



仕上げに?コーヒーを。
蔵のような建物のなかで、お堀を眺めながらいただきました。


さてさて、今日から仕事も始まり、またあくせくします。
と言いながらダンナは遅ればせながらの冬期休暇。
ちぐはぐですよね・・・

でも、ダンナが休みやと朝がゆっくりできるのでありがたいけど、
案の定?同じように寝てしまって、今日から出勤の長女はバタバタ!
また、駅まで送らされましたがな・・・

ということで、長くなるんで、落語の話はまた次回に。




激突! 吉弥と米紫

2014-01-04 22:45:25 | マイブーム・落語
元旦に外出して以来、ずっとひきこもりの毎日。
気づいたら、もう4日ですやん。だらだらと過ごすうちに、
明日で、休みはおしまいやで・・・汗



元旦の吉弥さんの落語会は、「激突!吉弥と米紫」。

最初に、「ごあいさつ」があって、お二人が登場。
一昨年のまん我さん、昨年の紅雀さんに次いで登場の、米紫さん。
吉弥さんとは同期らしいのですけど、米紫さんが二歳年下ですって。

米紫さんは、昨年の瀬田であった米二さんの会以来。
まじめな人がらで、吉弥さんもそういう紹介をされてましたね。

「紅雀、まん我では役不足で、満を持して・・」

めっちゃ、恐縮してはったけど、3年間の内弟子時代、
通いやったらしく、師匠の塩鯛さんのお宅に毎日8時半に通ってたそうです。
そのために、早めに家を出て、早く着いたら家の周囲をうろうろ・・・
8時半にピンポンするんやそうな。3年間無遅刻無欠勤。
しまいに、師匠に怒られたらしい。

「たまには遅刻ぐらいせんかい」

最近はまあるくなったらしいけどね~
ゆる~い吉弥さんには、「考えられへん」らしいですよ。

前座は桂小鯛くん。
塩鯛さんの3番目のお弟子さん。米紫さんの弟弟子ですね。
一昨年、師匠の都丸改め塩鯛さんに襲名にともなって、
米紫さんも、小鯛くんも、(次男の鯛蔵くんも!)名前が替わりました。
小鯛くんは、都まとくんでしたね。

「野菜から魚類にかわりまして」 確かに!(笑)

ネタは、「二人癖」。
上手の目線が私を見てるようで(笑) ちょっとドキドキ。
若い人にありがちやけど、淡々として進むので、途中、ちょっと眠気が・・・
なんせ、元旦やから、睡眠不足が否めず・・・(汗)

二番目が、吉弥さん。
赤い羽織と着物。
マクラに、「ちりとてちん」再々放送のことを言うてはりました。
最近また、声をかけられるそうですわ。
家族で名古屋にいった時、新幹線の駅でシニアなご夫婦が声をかけはったとか。

「だいたい、年配の方が多いんですけど、みなさんおっしゃる、
 『草原兄さん』て、年配の方に『兄さん』て言われるのもねぇ~」

そう言いながらも喜んではりましたよ。

「前にでてたドラマをまた放送してもらえるってうれしいですね」

私も、うれしい!!

最初のネタは、「桃太郎」。
どっちかいうと前座ネタやけど、ベテランさんがやると、
なかなかおもしろい噺になりますね!
で、この噺に入るまでに、小咄をいろいろしてくれて、
よく知ってる小咄ばっかりやけど、おもしろいねんな。
名作はやっぱり、鶴の恩返しですかね。

助けた鶴の化身となった女性が、お礼をしたいと訪ねてくる。
奥の座敷で機を織るので、絶対のぞかないでねと締め切る。
物音に眠れないものの、やがて静かになったので、
そ~っとフスマを開けてみたら、もぬけのカラ。
タンスもナニもかもと一緒に女性の姿もなくなって・・・

「鶴やのうて、サギやった」

ようでけた噺です~

中トリは、米紫さん。
瀬田で聴いた噺と同じ、「掛け取り」。
近江八景がでてくる噺やね。
米紫さん演じるヨメはんは、わりと好きかも。 

中入りのあと、再び、米紫さん登場。
茶系の着物に赤いトンボが飛んでる着物。
昔の名前が、都んぼさんなのでそういう着物を作ってはったのね。
ネタは、「宗論」。

一緒に行った友だちが、「米紫さんの宗論はおもしろいよ~」
った言うてたけど、ほんまに、けっさくでした。
キリスト教にハマってる仏壇屋さんの息子と、
真宗の旦那さんとの掛け合い・・・息子の話し方が可笑しい。
外人さんの牧師さんの口ぶりに、仕草も加わってめちゃおもしろい。
初めて聴いた噺やけど、いろんな噺があるもんやね~

さて、トリは、吉弥さんで「狐芝居」。
吉弥さんの追っかけ?のように、よく見かける妙齢のご婦人が、
「狐芝居やわ、うれし~」 っておっしゃってたけど、
仮名手本忠臣蔵の「四段目」を狐が芝居してるという噺やね。
それを見てた侍のカッコをした、旅の下っぱ役者が、
トチって出てこない役者の代わりに、思わず舞台に出るんやけど、
狐は人間が来たと思って消えてしまう。
でも、結局、見てた旅の役者は狸やったという、
なかなかメルヘンなお話ですわ。

こういう噺、吉朝さん門下はみんな好きそうやね。
吉弥さんの狐芝居は、前にも聴いたことがあります。
繁昌亭やったかな。

そういや、「ちりとてちん」の草原さんも、
天狗座の舞台では、「蛸芝居」をしはるハズ・・・
ま、ちらっとやけどね。
吉弥さんらしい?ネタやね~

長くなりました~。
これでも、だいぶんはしょったけど・・・
おつきあい、ありがとうございました。

明日も、初笑いパート2、行ってきま~す! 




足腰難儀回復願い

2014-01-03 14:04:30 | 日々のつれづれ


二日目の宴は、次女が買ってきた御代栄の「贅沢仕込」。
どんだけ、酒飲みばっかり揃ってるねん、というわが家。
今年も、メンバー変わらず・・・

さて、年の晩に地元の氏神さんにお詣りし、
明けた元旦は、恒例の落語会へ友だちと出かけました。
京都・KBSホールです。

元旦に行くのは、4年連続かな。
KBSホールへ行くには、地下鉄丸太町駅で降りて歩くんですが、
そこへ行くまでに、2つの神社があって、今年も参ってきました。



菅原院天満宮。
菅原道真の住まいがあったところらしく、産湯をつかったという井戸があります。



癌封じの梅丸社もあり、なでた手で悪い部分をさわると良くなるという石を、
なでてから、手の甲をさすっておきました。
癌ではないけど、早くよくなりますように~って。



もうひとつの神社は、京都御所蛤御門前の護王神社。
ここも毎年参ってるけど、平安京の建都に貢献した和気清麻呂がご祭神。
家内安全や商売繁盛、交通安全などの御利益があるらしいけど、
有名なのが、足腰の守護神。



清麻呂が道鏡事件で大隅国(今の鹿児島県)へ流される時、
足が萎えで立つこともできなかったのが、いのししのご守護によって、
立って歩けるようになったという故事に因んでるとか。
なので、いのししが奉納されて「いのしし神社」とも呼ばれてます。

またこけたらあかんので、今年は自分用にお守りを買いました~



もう一個は、ダンナの分ね。
ダンナのは、毎年買ってるけどね。

さて、落語会のことは、また後ほど。
忘れてなかったらやけど・・・汗



明けましておめでとうございます

2014-01-01 23:40:45 | 日々のつれづれ
新しい年になりました。
今年も、よろしくお願いいたします。



いつものように、除夜の鐘がなり始めてから、娘たちと、
地元の氏神さんにお詣りしてきました。

年の晩は、毎年、神社の中の灯明に灯りをともし、神社中央に火を焚き、
まちづくり委員の方々が、甘酒や御神酒、お楽しみくじ引きなどを準備して、
お詣りする人々を迎えてくれるんですね。



いつの頃からか始まった、大晦日のイベントですけど、
町内中の人が集まってくるぐらい、にぎやかなんですね。
近所の人にも、ここで会って新年のあいさつをしたり。



参詣のあと、甘酒は苦手なので(私も娘も!)
3人で、御神酒をやかんで燗してたのをいただきました~
例年は、冷や酒やけど、今年は温かい燗酒、あたたまります!

さてさて、この年末、いつもより早めに年賀状も出せたし、
29日~31日は、ほぼ予定通りに掃除もおせちづくりもできる・・・
と思ってたら、大きな間違いでした・・・(涙)

やはり、手の甲の骨にヒビがいった右手は、
仕事先の事務所の大掃除をしたあたりから酷使してたのか、
だんだん、指先がしびれて来たんですね。

31日のおせちづくりは、根野菜の下ごしらえがつらかったです(泣)
小芋も皮むき、これが一番泣きましたわ。
猛烈に手が痛くなって・・・2袋剥くつもりが1袋でギブアップ。
娘にしてもらえば良かったけど、部屋の掃除をしてたし、
待ってたらよけい時間がかかるし、もう、自分でしてしもたんやけど。

痛み止めと湿布、またまた復活ですわ。
ゴム手袋はめてのおせち作り、まどろっこしいかったわ。



31日は、おせちだけやなく、ふつうに夕飯も作らなあかんし、
年越しそばもいるし・・で、まさに、立ちずくめ。
いつも以上に、疲れはてましたわ~

手の痛みもこけたからやし、もろもろ、寄る年波を感じるわぁ・・



苦労したおせち。
お重に詰めるのも、お箸で詰めてると手がしびれてきたので、
切るのも含め、娘に手伝ってもらいました。

ちょっと、色味が寂しいかな・・・


そんなこんなであわただしい大晦日。

明けて、元旦の今日は、そんな自分へのお年玉に、初笑いへ行ってきました。

続きは、また明日・・・