ジャレド・ダイアモンド
2020年5月13日(水)
ジャレド・ダイアモンド博士は、1937年生まれですので、私より10歳年上です。TVで番組を観ましたが、非常に穏やかなお人柄で好感がもてました。私の性格と「交換」してください。(笑)
5月8日の朝日新聞です。
①日本の感染拡大のペースが止まらないのは、政府の対策の弱さが原因です。
②新型コロナ危機にあたって重要なポイントは、
第一は、国家が危機的な状況にあるという事実、それ自体を認めること。
第二は、自ら行動する責任を受け入れること。
第三は、他国の成功例を見習うこと。
第四は、他国からの援助を受けること。
注釈 おこがましくも、博士に注釈をするとは!「援助を受けること」とありますが、「援助をすること」という立場でもなければいけないと思います。
第五は、このパンデミックを将来の危機に対処するためのモデルとすること。
③(「韓国の対策を日本では見習ったり、支援を求めたりする動きは鈍いままです。」という問いかけに対して)欧州では『有益な助言であれば、例えそれが悪魔からのものであっても従うべきだ』という言葉があります。
④このパンデミックは、私たちに「世界レベルのアイデンティティー」をもたらす可能性があります。私たちは、「米国人」「日本人」というアイデンティティーはあっても、「この世界の一員」というアイデンティティーはありません。
注釈 博士は、この部分を一番言いたかったことだと思います。私は「世界市民」というアイデンティティーを従来から主張しているですが、勝手にこれに近いと解釈しています。(笑)
⑤世界レベルのアイデンティティーを作りあげれば、この悲劇から望ましい結果を引きだせます。
⑥(「しかし、現状では逆に、米国と中国の不和が深刻になりつつあります。」との問いかけに対して)現実に起きているのは、「対立と協調の混合」です。科学の世界では米中欧の研究者たちが共同論文を続々と発表しています。対立と同時に協力の兆しも至る所にあるのです。
⑦(「人類と新型コロナとの闘いの帰趨に、何が大きな影響を与えますか。」という問いかけに対して)政治的なリーダーシップです。ロス市長は、勇気と有能さを備えたリーダーで、必要とあらば、人々の不評を買う政策でも実行をためらいません。トランプ大統領は、団結こそが必要な時に、世界中に不統一、不和をばらまいているのです。彼が大統領に再選されれば、米国における民主主義は終わるかもしれないと、危惧しています。
私ゃ、安倍嘘つき権力私物化立憲主義破壊無責任独裁政権により、既に日本の民主主義は壊されていると思います。
検察庁法改正法案ですが、野党他多くの国民は、「火事場泥棒」とその暴挙を指弾しています。私ゃ、「対案」を示すべきだと思います。安倍内閣に変わる「まともな民主主義を復活する内閣」という対案であります。
いずれ強行採決をするでしょうが、内閣不信任案を提出しなければ、「火事場泥棒」との指弾は「口先」だけになります。