団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

腸内細菌

2020-05-20 05:45:54 | 新型コロナウィルス

腸内細菌

2020年5月20日(水)

 アメリカの外交誌「フォーリン・ポリシー」電子版は14日付けで、日本政府の新型コロナウィルス対策はことごとく間違っているのに死亡者数が圧倒的に少ないのは「不可思議」だとする論評を掲載しました。

 

①日本のPCR検査数が人口のわずか0.185%と圧倒的に少ないこと。

②人口当たりの死亡率が世界で最も低い部類に入り、感染者数も減少傾向にあること。

 こういったことで、「すべて不可思議にいい方向に向かっているように見える」としています。

 日本の傾向として、「全体としては、相手を気遣い、人との距離を取り、握手を避け、清潔さを心掛ける日本の文化が、感染者数の抑制で大きな役割を果たした」と好評価しています。

 

 外国では、医療従事者が死亡したとの報道を見ますが、日本で医療従事者が死亡したとの報道は知りません。多分無いのだと思います。不思議ですねぇ。

 

 

 次は、主要国及び特異な傾向を示している国の回復者の率です。(5月17日現在)

 

・世界         36.5   %

・アメリカ       18.3

・イタリア       54.6

・スペイン       63.5   

・イギリス       0.4!

・フランス       33.7

・ドイツ        86.8!

・中国         94.3

・ロシア        23.2

・日本         73.8

・日本(4月17日)   16.9

 

 日本の場合は、退院者の率です。日本の場合は、回復者≒退院者と考えて差し支えありませんので。

 日本は1か月間で、16.9%から73.8%へ急増しました。これ、多分凄いことと思います。

 

 

 

 私は、ここで、素人ならではの、大胆な仮説を立てたいのであります。

 それは、日本の感染者が少ないのは、腸内細菌に有り!であります。「腸内細菌」が免疫システムに大きな役割があることは、周知のことです。日本人ならではの食生活において特有の腸内環境があるのではないかと思っています。例えば、海藻でありますが、日本人の腸内細菌は海藻を分解する(餌にするといった方が良いのかも知れませんが)のに対して、海藻を食していない人では分解する腸内細菌はいないのであります。

 

 

 

腸寿①

2016年3月19日(土)

 「腸寿」を高める生活習慣

 次は、東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎さんが書いたものを要約したものです。

  ①病気も寿命も遺伝子で決まるのは5%で、後の95%は環境の影響です。

 ②「環境」とは、毎日の食生活や生活習慣、物事についての自らの思考法や周囲の人間関係、そして最も大切なのは、腸内環境です。

 ③腸内環境をよくすれば、アトピーやうつ病をはじめ、癌や認知症まで多くの病気にならないことが伝えられています。腸の状態がよければ、病気の遺伝子も変化して、病気の遺伝子が働かないようになるのです。

 ④三浦雄一郎さんが80歳超でエベレスト登頂に成功したのは、特別によい遺伝子を持っていたからではなく、腸がとても元気だったからです。

 ⑤腸は単に栄養物を消化するだけではありません。ビタミンや幸せ物質であるドーパミンやセロトニンを合成し、免疫力を高めるだけではなく、遺伝子も変化させる器官なのです。 

 

 

 三浦雄一郎氏と藤田紘一郎Dr.

 

 

 腸寿②

2016年3月20日(日)

 「『腸寿』」を高める生活習慣」の2回目です。まず、テロメアというものを理解してください。「テロメア」とは、細胞の末端にある小粒子に含まれているもので、人は生まれたとき、1万個のテロメアを持っています。そして、5千個になると命がつきます。藤田Dr.は、「寿命の回数券」と言っています。

 

① 腸が丈夫で病気をしなければ、1年間に50個のテロメアが使われます。∴5,000÷50=100、つまり100歳まで生きられます。

② 病気をするとテロメアを使ってしまい、一度使えば、元に戻すことができません。つまり、寿命が100歳未満になってしまいます。

③ 最近の研究によって、テロメアを少なくさせない生活習慣が分かってきました。腸内環境を良好にし免疫力を高めれば、テロメアが少なくなることはなく、一方、活性酸素を浴びればテロメアは少なくなります。

④ 病気をしなければ、1年間に50個テレメアが使われますが、免疫力を高め、活性酸素を浴びない生活習慣になるように努めると、40個に減らすことも可能になります。その場合、125歳まで元気に生きられることになります。

⑤ 一生に1回も病気をしないor活性酸素を全く浴びない生活は現実にはありませんが、100歳くらいまで元気に生きることは、自分自身で決めることができます。

 

  注 藤田Dr.は、テロメアの単位を「塩基対」と言っていますし、「テレメアを短くさせない・・」と「短く」という表現をしています。これは、テレメアが塩基なので繋がっていて、少なくなると短くなるので、このような表現をしているものと思われます。一方、1万とか5千とか個数で表現もしていますので、私は分かり易く、「塩基対」→「個」、「短く」→「少なく」と言い換えました。

 

 

 

 続く

 

腸寿③

2016年3月21日(月)

 「『腸寿』」を高める生活習慣」の3回目です。

 

① 免疫力の70%は腸細胞と腸内細菌がつくっています。

② 腸内細菌の乱れが起こす病気は、風邪や食中毒などの感染症にとどまらず、がんや肥満、動脈硬化症、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病、認知症、うつ病、アレルギー性疾患、自己免疫症疾患にまで及んでいます。

③ 最近の研究では、腸内細菌が体内で発生する活性酸素を抑えることもわかってきました。腸内細菌をバランスよく増加させると、免疫力を高め、活性酸素による害を減らすことが期待できます。

④ 普通の生活をしていれば、年間50個のテロメアが減少しますが、多くの人はこのペース以上に減らしてしまっています。その原因は、腸内環境がよくないため、腸内細菌が減少し、免疫力が低下し、活性酸素の影響を受けてテロメアが少なくなっているのです。日本人の腸内細菌の数は第二次世界大戦前の三分の一にまで減少しています。

⑤ 活性酸素は体内のあらゆる細胞を酸化させ、錆び付かせることによって病気の原因になります。心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの病気の90%以上が活性酸素と何らかの関わりがあるとみられています。

 

 

  まだ続きます。       

 

 

腸寿④

2016年3月25日(木)

 「『長寿』を高める生活習慣」の4回目(最終回)です。

① 腸内細菌は、遺伝子解析によって、5万種、1,000兆個もいるということがわかってきました。

② 腸の健康を保つと、あらゆる病気にかかりにくくなり、長寿を導くことになります。

③ 腸の健康を保つためには、腸内細菌を味方につけることです。

④ 腸内細菌を味方にする方法は、

(ア)腸内細菌のエサである食物繊維やオリゴ糖を多く含む野菜、豆腐、穀類などの手作りの食品や発酵食品を積極的に摂ることです。

(イ)腸内細菌の働きを抑える保存料や食品添加物が入った食品の摂取はできるだけ避けることです。

(ウ)活性酸素は腸内細菌を弱めますので、活性酸素を抑える「抗酸化物質(フィトケミカル)」を含有する色のついた野菜や果実、ニンニクやキノコ類を毎日摂るように努めることです。

(エ)腸内細菌がいやがる白米や精製した小麦粉で作ったパンなどをあまり摂らないことです。

 

 

  腸内細菌が、 1,000兆個!って、超凄い! 1,000,000,000,000,000個(日本の借金が約1,000兆円ですので、覚え易いです。→こちらの方は超恐い。)この宇宙には沢山の銀河があり、大きい銀河は100兆の星があると言われています。私達の腸内は正に、宇宙を成していると考えて良いですね。「星と細菌の大きさは超違うじゃないの」と思うことなかれです。宇宙誕生のビッグバンは無から始まったと言われています。そして、それが、(人間の知覚能力からすると)無限に大きくなったのであります。つまり、1,000兆個の腸内細菌にも、∞の可能性があると思う訳であります。

 因みに、人間の身体の細胞の数は37兆と言われていますので、腸内細菌の方がはるかに多いのであります。

 

 

 以上は、2016年3月にアップしたものですが、最近、改めて腸内細菌の影響があるのかなと感じます。いずれ、コロナと腸内細菌の関係が検証されるものと思われます。

 日本食ブームの第二波が来るか!(笑)

 

 

 今日は、病院へ行きました。電車に乗り徒歩と合わせて40分程かかりました。電車は混んでなく、座れました。

 心臓カテーテル検査をした病院で、今年もする予定なのですが、通院の利便を考慮し近くの病院で検査することにし、紹介状を書いてもらいました。

 待合は、何時もの五分の一程度でした。ガタ減りです。医療機関の倒産が増えそうです。「倒産」というか、他の理由、例えが高齢といったことも併せて「店じまい」ですね。

 

 

 

 

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