東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

接客業

2010年11月13日 09時41分13秒 | 不動産屋の話
法務局へ行った。法務局とは法務関係業務を扱う法務省の機関で、民事局・訟務局・人権擁護局の事務を分掌しているのだが、私は大抵「登記簿謄本」を取りに行く事が多い。現在ネットでも確認は出来るのだが、複雑な内容になるとやはり法務局まで行ってあれこれと調べなければならない。

申請書を提出して名前を呼ばれるのを待つ。待ちながらこの仕事を始めた頃の事を思い出す。入社当時の私は謄本を取りに行くのが非常に多かったのだが、右も左も分からならない手探り状態での申請には不備や間違いが多く、その度受付の職員からあからさまに嫌な顔をされ、とげとげしい声で何度も何度も呼び出され、何度も何度も申請書を書き直したものだ。また受付時間が少し過ぎただけで取り合ってもくれず、横柄な態度が象徴的だったものだ。

それから数十年経過し、現在館内には「○○様~」と物腰の柔らかい声が響き、対応もとても親切である。お役所仕事も今ではすっかり影を潜めてしまったが、それはそれで何となく「あの態度」が懐かしくも感じた。

有限会社やな瀬不動産

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