今年五月に悲願の初釣りを体験したものの、釣果が無かったので最大の醍醐味を味わっていなかった。すると先日船釣りに誘って頂いた。朝五時半自宅で拾って頂き、高速で一時間ほどで神奈川県金沢漁港に到着。合計8名での貸切(仕立て)船である。
今回の参加者でベテランの「師匠」の隣に座らせて頂き、あれこれ手ほどきを受けながら、7時半に八景島シーパラダイスの横を出港する。その日はかなり波があり、上下左右に揺れながら、20分程度で釣り場に到着。ただ到着しても揺れはおさまらず、立っているのも困難な状態が続く。乗船前に酔い止めの薬を飲んだので、「自分は大丈夫、大丈夫」と言い聞かせてみる。
この日のターゲットは「鯵(あじ)」とのこと。師匠の手ほどきに従い、小さな網状の器にこませを詰めて、釣り針とこませを投下。底に着いたら1m上げて、上下に竿を振り、こませを海中に撒いたら、掛かるのを待つ。すると早い時間に小さなキスが掛かる。しかし師匠曰く「(ターゲットでは無い魚は)外道」とのこと。すると隣の方が早々に船酔いでダウン。そして私にもいきなり胃酸が逆流してくる。二度ほどほっぺたがパンパンに膨らむが何とか持ちこたえた。すると師匠から「横たわった方が楽」とのアドバイスを受け、竿を置き、横たわる。不思議なもので横になると船が大きなゆりかごのように思える。青空を眺めながら夢の中・・・すると一時間ほどで復活。再び竿を垂らすと、続けざまに鯖(さば)を三匹ゲット。いや~楽しい。これが釣りの醍醐味なんだろう。すぐさま師匠が足の早い鯖の背骨を折り、。「これが本当の鯖折り」とお茶目に言いながら血抜きをして頂く。
その後、場所を移動するとこの日のターゲットである「鯵」をみなさん次々に釣り上げる。私もいきなりヒットしたが、手の平からするりとこぼれた。師匠や船長さんから「鯵は口が小さいので優しくゆっくり且つ迅速に釣り上げよ」とのアドバイス。しかしその後、私に当たりは無く、両隣の釣り上げる様子をただただ見つめていた。そして11時半過ぎに港に戻り、4時間ぶりの大地を踏みしめる。昼食を食べて解散。自宅に到着してから、早速干物作りを始める。作った事は無いが事前に調べたレシピを読む限り非常に簡単そうだった。
腹を裂き、内蔵を取り出し、血合いを水でよく洗い流し、背骨の横に包丁を入れてガバッと開く。すると干物の形になる。おぉ~干物じゃんと、その後に塩をまんべんなく振ったら3~4時間干す。そして翌日の夕食で試食。身がぶりぶりしていてなかなか美味しかった。いや~面白かった。
Oさん、どうも有難うございました。
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