憂鬱カクテル

気さくで出しゃばらない感じが素敵なマスターの居るショットバー。
お酒やカクテルの種類をあまり知らない私はよくマスターに好みを告げて作って貰う。
先日作って貰った苺ペースのカクテルがとても美味しかった。
口当たりが良いので、気を付けないと「全裸」になってしまいそうだ。
その時、一緒に行った仲間の名前とその場の雰囲気から勝手に「○○の憂鬱」と名付けた。



その後お邪魔した際に「○○の憂鬱」と注文する。
マイメニューである。
ちょっとだけ大人になった気がした夜だった。



翌月お邪魔するとメロンペースに変わっていた。来月は何ベースになるのだろうか?（2009.05.29追記）

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昭和の聖子

明日の「昭和の日」に向けて朝日新聞の朝刊で記事が掲載されていた。

その中で「昭和で思い浮かべる人物は?」のアンケートがあった。

巣鴨・新橋では「田中角栄」「石原裕次郎」「三島由紀夫」「美空ひばり」が予想通りランキングされていたが、渋谷・原宿での第一位は「思い浮かばない」だった・・・

思い浮かばないって・・・そして少数意見の中に「昭和天皇」と並んで「松田聖子」が堂々入っていた。

聖子ちゃん・・・

昭和なのか～昭和なんだよね～

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さらばインドカレー

新しく出来たインド料理屋さんでランチを食べた。カレーはもちろんの事、ナンがとてもフワフワで弾力性があってとても美味しかった。それから週三回の割合で通い続けた。来店する度、私以外のお客さんを見た事はなかったが、最初は仕方ない。頑張って欲しいものだと足繁く通った。当然インド人（と思われる）スタッフさんとも顔見知りになった。

それと並行して、この数日間どうもお腹の調子が良くなかった。この連日の気温差なのか?それとも体調不良なのか?と考えていたが、それほど大袈裟な症状では無かったので、大して気にもしておらず、いつものように「チキンカレー」を注文した。すると何だか「酸っぱい」気がした。それも前々回辺りからうすうすと感じていた酸っぱさであったが、この日は明らかに最初とは少し味が違うような感じがした。いやいやそんなものだろう?私の思い過ごしだろう?と思いつつ、口に運ぶがどうも拭えない違和感・・・と同時にもしかしてこの腹痛は

恐らく気分屋である私の勝手な思い込みだと思うのだが、一度そう思ってしまうともうナンをちぎる手も止まってしまう。大変申し訳ないと思いつつ、チキンをゴロゴロと残し、お店を出た。
「アリガトウゴザイマシタ」の声を背中に受けつつ、「また私が体調万全になった来るからね」と心の中で呟いた・・・

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映画:「ミスターアーサー」

衛星で放映されていた「ミスターアーサー」を録画して休日に見た。



【あらすじ】
生まれながらにして、何不自由ない豪勢な暮らしをしてきた、バック財閥の御曹子アーサー・バックは、放蕩息子で優雅な独身生活を送っていた。そんな彼がある日、父親からウムを言わさぬ“政略結婚”を命じられる。断れば、総額７億５千万ドルの相続財産がフイになってしまう。これが年貢の納め時と覚悟したその矢先、彼の目の前に初めてハートにズシンとくる女性が現れた……。あのフランク・キャプラ調の人情味を漂わせ、シャレたユーモアで描くロマンティック・コメディ。アーサーを演じるＤ・ムーアが最高に良く、彼の魅力が生かされた作品作りとなっている。加えて執事役のＪ・ギールガッドがまた実に作品に温か～い重みを与え、観た後存分にハートフルな気分に浸れる快作です。



20年以上前の映画である。公開当時クリストファー・クロスの透き通る歌声で歌うテーマ曲が印象的だったのを覚えている程度の知識だったが、執事役のジョン・ギールグッドは何とも紳士的で、また女優志願の女性を演じたライザ・ミネリがまあ～可愛いこと。映画を見終えて1981年アカデミー賞の助演男優賞と主題歌賞を受賞した事を知った。なるほど納得であるが、可も無く不可も無くって感じの二時間弱だった。

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ドリア風ドリア

何も予定のない休日は「夕飯ぐらいは作ろうか」となり、あれこれ材料を確認する。ジャガイモ・玉ねぎ・ベーコン・・・私の好む材料たちを手に取る。

炒め易いように最近お気に入りのスライサーにかけながら、何を作ろうか?と考える。シチュー?カレー?グラタン?次々に思いついては「父ならではの作品」を模索する。鍋に具材を入れて炒める。途中ご飯を発見し、最終的にドリアとなった。
ただドリアなんて作った事はないが、おおよその作り方は分かる。私の知っている限り、ご飯の上にグラタンを乗せれば良いだろう。でもグラタンも正式に作った事はないので、あくまでも「俺流」である。

ご飯を炒める。そしてグラタン皿に敷き詰める。そして先ほど作って置いた具材に牛乳を入れて塩・胡椒。偶然にも少し煮詰めるだけで、グラタンぽくなった。小麦粉要らずでグラタンの完成である。
あとはご飯の上に流し込み、溶けるチーズとパン粉をふんだんにまき散らし、焦げ目が付くまでオープンで焼けばそれなりにドリアに見えるだろう。ついでに生卵もマヨネーズも付けてやら～と付け足した。横で見ていた妻は「私には考えられない高カロリーだわ」と呟いていたが、子供達には好評だった。

ただ二度と同じようには作れないし、作らない幻の「ドリア風ドリア」なのである。

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危険な出入口

風呂無し・共同トイレ・共同玄関・共同廊下のアパート。

新小岩にはこのような昔ながらの物件がまだ結構存在している。中には駐車場よりも安い1万円台の賃料の物件もあり、まず空室にならない人気物件である。

その人気物件のひとつの部屋。部屋の扉を開くと2/3が階段と言う危険な部屋で、一歩間違えればそのまま真っ逆さまである。現在ならば決して「あり得ない」構造であるが、何とも昭和の匂いを漂わせる素敵な物件である。

ちなみに過去に落下した話はない。

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梅水晶

中学生の頃から通っている床屋さんで「肴」の話になった。あれこれお薦めを披露しているうちに『梅水晶』なる珍味がお薦めとの話になった。

「ウメスイショウ?」なんじゃそれ?

実際に少し御裾分けをして貰った。午前中に頂戴したのだが、夜までは我慢我慢・・・

そして待望の夕食。袋から取り出し、お皿に盛る。コリコリっとしたサメ軟骨とプチプチっと弾けるトビウオの卵に酸味を抑えた梅肉が酒肴にもご飯にもピッタリである。我が家では千切りにしたキュウリに和えて食べた。チビチビチビチビ・・・あと数日は楽しめそうだ。

どうも御馳走様でした。

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「新入社員」とかけまして・・・

「～とかけまして」の「謎かけ」は究極の言葉遊びだと思う。小さい頃からよく大喜利で楽しんだもので、歳を重ねると共に深さも解って来た。現在も時々テレビで落語家に謎かけを出し、それを即興で答えるシーンを目にするが、大抵は見事な程の回答でさすが言葉遊びのプロだな～と思ってしまう。決して涙を流すような大爆笑ではなく、後からじわっと来る感じの笑いが粋で好きだ。

朝日新聞の夕刊に謎かけコーナーがある。お題が出され、それに挑戦するもので、今月のお題は「新入社員」だった。落語家さんのお手本が掲載されていた。

「新入社員」とかけまして?
「ヤブ医者の手術」と解く。そのココロは。
「カンブがわかりません」

患部と幹部・・・さすがである。子供たちにも紹介すると「新入社員が何で患部なの?」「ヤブ医者と幹部?」と頭をひねっている。何故可笑しいのかを説明するのは結構虚しいものだ。自分でもあれこれと考えてみた。そして・・・

「新入社員」とかけまして?
「身長差のあるカップルのキス」と解く。そのココロは。
「背伸びが微笑ましい」

ど、どうかな?
だ、駄目かな?
む、無理かな?

来月の入選結果を待とう。

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日常トレーニング

「彼」が来てから、台所に侵入しないように段ボール箱をいくつか置いておいたが、あまりにも見栄えが悪いので、先日柵を買って来た。

すると高さがこれまでの段ボール箱よりも少しだけ高く、人間が乗り越えるにもちょっとしんどい高さで、最初の頃は家族全員が乗り越える度に柵を倒していた。

「高さまで計算しなかった・・・」と自分の注意力の無さを嘆く妻に「足を毎回上げるのは結構体にいい事じゃない?」と片足ずつ足を上げながらフォローするいい旦那。
子供達もそれに賛同して、毎日意識して足を上げながら台所に入るようになった。何てノリの良い家族なんだろうと思っていると、最近妻は柵を横にずらして引き戸のように台所へと入るようになった・・・

ずるい奴でもよくある出来事・・・

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京葉道路下と大脱走

先日の娘との桜散策の途中で京葉道路を超えた。

ただ横断歩道を渡るのも面白くないので、親水公園からそのまま京葉道路をくぐる低いトンネルを通った。

自転車では頭を少し低くしてしまうほどの高さを勢いよく通り過ぎる。その横にはランプがいくつも点灯している。ふと、映画「大脱走」で脱出用トンネル内に設置してあったランプに似てるな～と思ったが、誰に言っても共感は得られないだろうな～と心の中で静かに「大脱走」のテーマソングを口ずさんだ。

ダダ、ダッダダダダ、ダダダダ～♪

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芝居:「赤い城 黒い砂」

久し振りに芝居を観に行った。黒木メイサが出ると知って娘は飛びつき、当日日生劇場で待ち合わせした。

『赤い城　黒い砂』

【出演】
片岡愛之助、中村獅童、黒木メイサ他

【みどころ】
シェイクスピアの幻の名作といわれる「二人の貴公子」。親友同士の二人の騎士が王女に恋したことから敵対していく悲喜劇を描いたこの作品を元に、新進気鋭の劇作家、劇団“モダンスイマーズ”の蓬莱竜太が大胆にアレンジ、骨太の人間ドラマとして描き出します。演出は国内外で高い評価を得、これまで数々の演劇賞を受賞してきた栗山民也が手がけます。

【あらすじ】
草原が広がる大地に二つの国があった。
赤い国と黒い国。
二つの国は絶えず戦争を繰り返していた。
黒い国には、「黒い国の獅子」と謳われる二人の英雄がいた。
冷静沈着な男ジンク（片岡愛之助）、自信家のカタリ（中村獅童）。
二人は無二の親友として育ち、戦場では目を見張る活躍ぶりを見せていた。
赤い国には、その勇猛さから「赤い国の魔女」という異名を持つ女がいた。
王女ナジャ（黒木メイサ）。
戦場で刀を交わす三人。
ナジャの美貌とその剣技の美しさに心奪われるカタリ。
運命の出会い。
そこへ、突然の閃光——訪れる静寂——
赤い国の兵器により、黒く焼き爛れた大地。
そうして三人は、荒れ狂う運命に巻き込まれていく——

シェイクスピア・・・大丈夫かな?が最初の印象だった。娘は「誰?シェイクスピアって?」と言い出す始末だったが、舞台も素晴らしく、片岡愛之助の熱演に二人とも引き込まれていった。後半は椅子の硬さと共に内容も少しだけ辛くなり、最後は芝居通ではない私たちには少し理解の出来ない結末となってしまったが、二人であーでもないーこでもないと話し合いながら、彼女の希望で夜の銀座をフラフラと散策した。

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日本一に貢献した私

先日熊本市は熊本城の2008年度の入場者数が07年度を100万人近く上回る約222万人だったと発表した。幸山政史市長は記者会見で、全国の城郭で入場者数が07年度トップの首里城（那覇市）は約193万人だったとの調査結果を示し「日本一」としている。

同市は昨年、武将・加藤清正が築いた熊本城の「本丸御殿」復元作業を終え、一般に公開。幸山市長は「“本物”の魅力が多くの人を引き付けたと思う」と述べた。

いや～その220万人のうちのひとりは私なんだ～と昨年6月に行ったヘロヘロになった熊本城を懐かしく感じた。それにしても首里城に約30万人もの差をつけてのぶっちぎりの日本一である。（ちなみに三位は二条城）

これは加藤清正が凄いのか?熊本市が凄いのか?

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新社会人へ

サントリーが1978年から続けている新社会人へのエール広告が今年も掲載された。

1978年はピンクレディーがヒット曲を連発した年で、作家山口瞳は・・・

まず、酒は愉快に飲めと言いたい。
愉快に飲むためには、他人に迷惑をかけてはいけない。
迷惑をかけないためには、酒を飲んでいるときに、絶対に他人のことを口に出さないことだ。

・・・と呼びかけた。



年々世相と共に呼び掛ける内容も変わり、バブル景気末期の91年には・・・

受験地獄を経て、猛烈社員になるというのも僕には悲しい。

と嘆き、1995年8月に逝去した山口氏から、脚本家倉本聰に変わり、2000年から伊集院静が引き継ぎ、今年の広告には・・・

今、世界は経験したことのない不況にある。
金を儲けるだけが、
自分だけが富を得ようとする仕事が愚かなことだと知っていたはずなのに、暴走した。
なぜ止められなかったのか。
それは仕事の真の価値を見失っていたからだ。
・・・そして
真の仕事、生き方とは何かを問おうと呼び掛けた。



新社会人になってからもう20年以上が経過した私であるが、今改めて重いエールに襟を正したくなった。

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バーチャルゴルフ

先日「銀座」でゴルフをした。

と言っても「バーチャルゴルフ」である。前方のスクリーンに向けてボールを打つと、ティーアップされたボール付近に設置してあるセンサーが打球の方向・強さを判断しするシステムである。私が幼い頃にもあったシステムだが、随分と改良されていた。

クラブを握るのはもう20年ぶりの私であったが、「まあ何とかなるさ」と緊張の第一打。なかなか良いショットである。しかし・・・その後はOBやチョロを繰り返した。練習をしないで20年ぶりにゴルフをするなんて舐めては行けないのである。

結局私がかなり時間を掛けてしまい、120分を三人で9ホールしか回れなかった。途中から非常にテンションが下がりながら、「そうなんだ。だから私はゴルフを続けなかったんだな～」と呟いていた・・・

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訴訟と自己責任

あああ・・・ついに出たか?と言う記事である。

楽天－西武戦をクリネックススタジアム宮城（Ｋスタ宮城、仙台市宮城野区）で観戦中、ファウルボールが右目に当たり著しく視力が低下したのは、防球ネットなどの設置を怠ったのが原因として、宮城県大崎市の税理士の男性（47）が球場を管理運営する楽天野球団と所有者の県を相手に、約4422万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。

訴状によると、男性は2008年5月18日、Ｋスタ宮城の三塁側内野席で観戦中、ライナー性のファウルボールが右目に当たった。東北大病院で手術を受けて18日間入院し、今年３月まで通院したが視力は低下。視界が白くぼやけるなどの障害が残った。男性の弁護士は「座った席の前にネットがなかった。球団は観客の安全を最大限、確保すべきだ」と主張している。

楽天広報部は「バックネットより低いが内野席にはすべてネットがある」と説明し、「チケットの裏にファウルボールなどで負傷した場合、応急処置はするがその後の責任は負わないと記載している」と話した。

う～んどうなのだろうか?最近の日本の球場では、ネットを低くしたり、グラウンドを間近に観戦出来る席が誕生し、ようやくプレーヤーとの距離が近くなったと喜んでいた矢先の訴訟である。以前ドジャースタジアムで観戦した時、バックネット以外ほとんど設置されておらず、観客も楽器の応援もなくグローブ片手に一球一球真剣に見詰めていたのが、とても印象的だった。（ちなみにいつボールが飛んで来てもいいように両手がふさがるお弁当ではなく、ホットドックを食べると先日のWBCの解説者が説明していた）

これを境にまたもネットが高くならないようにと願うばかりである。ああ自己責任は何処へ・・・

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