東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

言い方次第

2011年11月29日 09時35分35秒 | ニュースの話

ちょっと小粋でお洒落なニュースを・・・

ロンドンで行われた学習障害をサポートするチャリティ・イベントに出演したコールドプレイが、あるファンのタンバリンの伴奏に耐えられず演奏を中断する事態が起きた。英ザ・サン紙によると、コールドプレイが「The Scientist」を演奏していたところ、クリス・マーティンが歌を歌うのを突然やめ、ファンに声をかけた。「無礼な態度を取るつもりはないが、これはタンバリンを使うような曲じゃないんだ。正直言うと、この曲のレコーディング時にはタンバリンも試したけどボツになった。だからタンバリンなしで10年以上演奏をしてきた。合うかもしれないけど、僕はタンバリンなしに慣れてしまっている。悪く思わないでほしい」とステージからファンにやめてくれるよう呼びかけた。



タンバリンを振っていたのは女性だったとのこと。「ここから君がどんな人かは見えないけど、とても素敵な人で、いい音を出していると思う。別にタンバリンが嫌いとかアンチ・タンバリンを訴えようとしているわけじゃない。タンバリンは僕のお気に入りの楽器のひとつだ」とクリスは彼女の気持ちを傷つけないよう、優しくタンバリンの伴奏をやめてくれとお願いしたあと、「次の曲はタンバリンにばっちりの曲だから、思いっきり盛り上がってくれ」と付け加えたという。

声を荒らげてもいいような出来事であったが、彼の機転でファンも会場も救われたことだろう。モノには言い方があるものだな~と改めて実感するニュースであった。逆に言えば言い方ひとつで事態は悪化もするし、改善もされるという事でもある。やはり言葉は大切に慎重に選ばなければならない。

【明日11/30(水)は月末ですが定休日です】

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川久保秀一

2011年11月28日 09時24分47秒 | 音楽の話

朝方ふと付けたラジオから聞こえて来た曲。つい感動してしまい、寝ぼけ眼のまま慌ててタイトルとアーティスト名をメモして、後日調べてみると川久保秀一の3rdアルバム「unbalace」に収録されている「M-78」と言う曲であった。(mora winで試聴が出来る)

CDを取り寄せて、改めて聴いてみる。

翼なんか無くたって あの頃空を飛べたのは どんな馬鹿げたことだって 夢中になれたからなんだ

ロケットなんか無くたって あの頃月へ行けたのは 出来ない事よりやりたい事がいっぱいあったからなんだ

作品紹介には・・・バランス取って、踏ん張って、頑張る僕らの応援歌~少年時代の夢や憧れと、大人の現実における幸福感のあり方の心模様が丁寧に描かれている・・・とあったが、非常にシンプルな歌詞ながら、優しい歌声がとても心地良く、何度も何度も聴き直した。

さて私にとって「あの頃」はいつなのだろうか?もしかしてこれからなのかも知れないな~

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居酒屋

2011年11月27日 09時52分12秒 | 音楽の話

問題:カラオケでデュエット曲の定番である「居酒屋」は本来誰と誰の歌でしょうか?

1.石原裕次郎と牧村三枝子 

2.五木ひろしと木の実ナナ 

3.中条きよしと八代亜紀

正解はもちろん2番。今から約30年前の昭和57年に発売された今や日本国中で歌い継がれている「居酒屋(作詞・阿久悠 作曲・大野克夫)」。 先日ラジオから「居酒屋」が流れて来た。これまで本物よりも酔っ払いのおっちゃんたちの歌声を聴く回数の方が圧倒的に多かったので、さて?オリジナルは誰が歌っていたのか?と考えてしまった。ひろしとナナだったんだね~以前あるアーティストが「歌は歌い手を離れた時点でみんなの歌になる」と言っていたが、このような事なのだろう。改めて本物を聴くと「あれ?結構上手いじゃん」とまるでお店にいるように思ってしまった。それにしてもなかなか濃~い4分間の大人の恋話である。

間もなく始まる忘年会シーズン。果たして今年はどんな「居酒屋」が何回聴かされることだろうか・・・

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Let's go 熱海~後編

2011年11月26日 09時46分25秒 | 街の話

寝ぼけ眼のまま宿を出て、熱海港へ歩いて向かう。海岸線が気持ちが良い。10分もしないうちに港に到着し、フェリーに乗って初島へと向かう。この日は雨の予報だったものの朝から快晴。だって私・・・晴れ男だもの・・・

初島とは伊豆半島東部相模湾海上に浮かぶ周囲4kmの小さな島で、静岡県唯一の有人島。首都圏から一番近いタクシーもコンビニもない離島として知られている。船に近寄って来る鳥に恐怖を感じつつ、船はわずか25分で到着する。ちょっとだけ船酔いだ・・・

20数件立ち並ぶ漁師が営む食堂街やダイバーたちの集団を抜け、初島アイランドリゾート内へと入って行く。

約2時間以上ブラブラと島めぐりをするが、高低差が結構あり、まるで合宿のようなハードな散策だった。汗ばんで来る頃に今回の目玉である海泉浴「島の湯」へと入浴する。海岸線ぎりぎりの露天風呂でお湯は海岸の地下40mから汲み上げた井戸水を沸かしたもので、海水がゆっくりと島に浸透する間に海水以上の多量のミネラル分(ナトリウム/マグネシウム/カリウム/カルシウ等)が溶け込むとのこと。これがまた眺望がいい。温泉に誰も居ない事を確認して、浴槽のギリギリに立って六人並んで全裸にて記念撮影をする。

入浴後、行きに見た食堂街で遅めの昼食を取る。この二日間何回乾杯したか覚えていないが、最後の乾杯をする。ビールが進む進む・・・船は出て行く・・・

このあたりからかなり疲労困憊状態で、帰りの船でも新幹線でも爆睡してしまった。強行スケジュールのおかげで治りかけていた風邪もまたぶり返してしまったが、とにかく楽しく、はしゃぎまくっていた二日間であった。またみんなではしゃぎに行きたいものである。みんなお疲れ様~

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Let's go 熱海~中編

2011年11月25日 09時38分31秒 | バレーボールの話

終業後、新小岩駅で待ち合わせして、快速で東京駅まで向かう。東京駅で「奥底」にある快速ホームから一番はしっこにある新幹線ホームまでわずか12分以内移動しなければならず早歩きで18時半過ぎのこだま新幹線に旅前酒も購入出来ないまま乗り込み、車内で他の二名と合流。いや~慌ただしい談笑するのも束の間でわずか一時間弱で熱海到着である。駅前から約10分タクシーに乗り、宿に着き、部屋ですでに飲み始めていた先発組と合流した。話しもそこそこにすぐに露天風呂へと向かい、20時からの遅い宴会に急いで向かう。

湯上りのビールはいつだって染み渡る。話しの合間にコップと箸を交互に口に運ぶ。一次会が終わると、丹前と雪駄で寒空の熱海の繁華街へと向かう。このスタイルでないと温泉街を闊歩する資格はない(らしい)。先発隊が入念にチェックしてくれた二次会会場に「迷い」ながら到着。大いに笑い、大いに歌い、大いに飲んだ結果、会場を出る頃にはすでに1時を過ぎていた・・・。そして再び寒空の深夜の熱海を歩いて部屋に戻ってから飲み直す。次第に頭と呂律が回らなくなり、メンバーが一人ずつ壊れて行き、3時過ぎにはフェイドアウトするように就寝・・・しかしいびきが余りにもうるさ過ぎてあまり眠れないまま、一瞬にして朝がやって来た。

熱海の朝日が「祭りのあと」の室内の無残な様子を照らしていた。赤ワインをこぼした結果、畳代を請求される始末。まあ楽しかったからそれも良しとしよう。

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カリキュラマシーン

2011年11月24日 09時36分47秒 | テレビとラジオの話

先日ふと「カリキュラマシーン」を思い出した。タイトルはこれで良かったのか?と不安になるほど突然だった。確認してみると子供向け教育番組であるセサミストリートをお手本にしていたそうで、タイトルは「カリキュラム」の意味から来ているそうだ。1974年4月1日から1978年3月31日まで、日本テレビ系列で毎週月曜日から土曜日の早朝7:45~8:00に放映されていた番組で、ゲバゲバ90分のエッセンスを引き継いでいる(と私は勝手に思っている)。

ナンセンスなショートコント満載の番組で藤村俊二や岡崎友紀がとても面白かった。中でも「ねじれてねじれてキャキュキョ」のフレーズが私の耳に今も残っているし、50音一覧でその日取り上げられたひと文字が動きまわる映像が瞼にこびりついている。

それにしても何故カリキュラマシーンを思い出したのか?がとても不思議である。

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Let's go 熱海~前編

2011年11月22日 09時26分38秒 | 街の話

本日仕事が終わってから熱海に一泊温泉旅行へ出掛ける。熱海へは2年前の幼馴染以来である。(その時は定例にしようと言ったが、結局それきりになってしまったな~みんな元気だろうか?)

今回は8年振りにバレー部の男子メンバーで行く事になった。前回は翌日早朝に仕事の私だけが帰京したが、明日は定休日で祝日なのでゆったりである。だからこそ本日にしたのだが・・・旅の目的は「今シーズンの激戦で傷ついた体のオーバーホール」なんて言いたいところだが、そこまで戦っていないし、無残な戦績でむしろ体よりも心のケアだろうか?そもそも温泉旅行に目的なんて不要である。温泉と仲間とお酒があればいい。楽しけりゃいいじゃないの男だらけのお気軽旅である。

熱海の魅力はやはり何と言っても交通の便の良さである。東京駅から新幹線で60分弱での温泉街はやはり気楽である。本日は有休を取ったり、「直帰」と称して早めに旅館に入る「不真面目」メンバーやちゃんと仕事を終えてから向かう私を含めた「真面目」メンバーとそれぞれ時間差で合流する。宴会は20時からなので今夜は長い夜になるだろう。宿で色々話しながらグダグダ飲むのもいいものだ。翌日はゆんびり釣りでもしたいし、日帰り温泉にも寄りたいものだ。いやいや楽しみだぁ~ 

【明日11月23日(水祝)は定休日となります】

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なぎさホテル

2011年11月21日 09時23分48秒 | 本の話

伊集院静が作家としてデビューする前から数年間にわたり暮らしていた伝説の「逗子なぎさホテル」を題材にした「なぎさホテル」を読んだ。

彼の作品はこれまで何冊か読んだ事があるが、今回は彼自身の青春回顧小説であり、前妻である故・夏目雅子もM子として登場する。若い頃に破天荒な人生を送った揚句、東京を捨てて帰郷する途中で偶然立ち寄った逗子での約7年間の生活が描かれている。温情溢れるホテル支配人やホテル従業員が何とも温かい。彼のどこか「斜に構える姿勢」に何だか共感を得ながら、ページがどんどん進む。ビーチの喧騒や波の音や砂まじりの海風、眩しい光が目に浮かび、まるで自分が逗子に降り立ったような気分になる。

あっという間に読み終える。人生は本当に色々である。彼があの時、逗子に降り立つ事が無ければ・・・支配人と会う事が無ければ・・・彼の人生は大きく変わっていただろう。誰もが多かれ少なかれそんな事の繰り返しなのだろう。だったらやはり少しでも多くの人と知り合いたいものだ。

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「彼」探し

2011年11月20日 09時48分29秒 | 「彼」の話

ペットショップに行くと置き物やぬいぐるみのコーナーで、ついつい「彼」と同じ種類のものを探してしまう。しかし耳や毛の長さが微妙に異なったりとなかなか見つからない。最近では「無いだろうな~」が前提でとりあえず探してみる。

すると先日、「彼」そのものの置き物を発見した。ガラス越しに「いや~そっくりだね」とつい笑顔になってしまう。

しかし金額を見て笑顔は消えた・・・そこまで出す気は無い・・・

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夜の訪問者

2011年11月19日 09時37分41秒 | 二代目のつぶやき

夜に妻が洗濯物を畳んでいると、突然「痛っ」と声を上げた。

よく見ると妻の手の平には細~くて短いトゲが刺さっていた。

トゲ抜きでおもむろに引っこ抜く。

何か外から飛んで来たトゲが服に付着したのか?とよくよく洗濯物を調べてみると・・・

丸々とした蜂がまるでブローチのように付いていた

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高卒と大卒

2011年11月18日 09時30分53秒 | 野球の話

楽天の田中将大投手(23)が「沢村賞」に輝いた。5年目の今季、同賞の選考基準7つ(25登板→27、10完投→14、15勝→19、勝率6割→.729、200投球回→226.1、150奪三振→241、防御率2.50→1.27)を全てクリアし、同じく全項目の基準を満たした日本ハム・ダルビッシュを抑え、今春キャンプでの宣言どおり、有言実行で最高の栄誉を手にした。それにしても素晴らしい活躍だったと思う。

そして一方、斎藤佑樹(23)のプロ一年目の成績は(25登板→19、10完投→1、15勝→6、勝率6割→.500、200投球回→107、150奪三振→62、防御率2.50→2.69)と全項目でクリアする事が出来なかったが、ルーキーとしてはまずまずの成績だったのではないだろうか?ちなみに田中投手のルーキーイヤーの成績は、(25登板→28、10完投→4、15勝→11、勝率6割→.611、200投球回→186.1、150奪三振→196、防御率2.50→3.82)と防御率以外すべてにおいて田中投手が斎藤投手を上回っており、7つの基準のうち3つクリアしている。

もちろんプロ5年目と1年目の違いはあるものの、年齢は同じで世間で言うところの「大卒」と「高卒」の違いである。あの甲子園決勝再試合での敗戦が田中投手の反骨精神の源ではないかと思う。同じ高卒として私はつい田中投手を応援してしまうのだが、今後斎藤投手の4年間が無駄ではなかった事を証明するのか?それとも田中投手がプロでの4年間の歴然とした差をさらに広げてくれるのか?これから二人の活躍がますます楽しみである。

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大学いも

2011年11月17日 09時24分37秒 | 美味しい話

平成中村座の帰りに「裏浅草」を散策した際に、1950年創業の老舗大学イモ専門店の千葉屋さんに立ち寄った。

とことんサツマイモにこだわり、季節に応じてその時期に1番美味しいお芋を厳選、秋には九州鹿児島産。春には千葉、茨城産のより良いお芋を吟味して美味しい大学イモを全て手作り、いつでも揚げたての心を込めて全て手作りでご提供しております~との事で、存在は知っていたが今回初めて購入した。

歴史を感じる佇まいに、ショーケースの中には黄金色の大学いもがゴロゴロしている。200gを購入する。ビニールに入れられ、紙袋とレジ袋の完全包装だが、温かさが伝わって来る。すぐにも食べたいところだが家まで我慢我慢・・・私は昔から大学いもが好きだったが、以前食べ過ぎて夜中に七転八倒したことがあったので、とても慎重にゆっくりと食べる。蜂蜜がだっぷりと入っていてサツマイモが大きくてホクホクしている。こりゃ~美味い。病み付きになりそうだ。

家族が帰って来る前に半分近く食べてしまった。どうしよう・・・

調子に乗って食べてしまったが夜中は大丈夫だろうか?どうしよう・・・

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あと10回・・・

2011年11月14日 09時36分32秒 | 二代目のつぶやき

学生時代の友人と飲んだ。

これまでほぼ年一回のペースでは会っていたのだが、なかなかタイミングが合わず今回数年振りの再会となった。待ち合わせ場所に向かう小雨の降りしきる道すがらふと「あと10回は会えないかも知れないな~」と思った。10回・・・10年後にはお互いどうなっているのだろうか?会えたとしても10回か~と全く根拠のない勝手な回数制限なのだが、そう考えるととても不思議な感覚だった。

初めて会った時はお互い高校生だった。気が付けばもう27年の付き合いである。差し出された名刺にはこれまで合併が繰り返され、入社当初の社名は原型すら留めていなかったが、肩書きはすっかり偉くなっていた。しかし偉くなっても会話はあの当時のままで「変わらねえな~」が心地良い。目の前にお堀が広がり、雨が水面を叩きつけている。時折中央線の電車の光が水面に映る。生演奏のバイオリンが「time to say good-bye」を奏でている。時間がゆったりと流れている。

友人のポジティブな考え方はいつだって勇気づけられる。あと10回・・・会えるといいね。まずはそれまでお互い元気で、11回目以降があると素敵だな~と心の中で呟きながら別れた。

【明日11/15(火)~16(水)は連休となります】

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肉マンとうまい棒とマウンテンデュー

2011年11月13日 09時51分37秒 | 美味しい話

夕食時に高校生の息子から妻にメールが入る。「ご飯食べて帰る」とのこと。

最近はめっきり夫婦二人での食事が増えた。同時に高校時代の自分を振り返る。部活後にチームメイトと買い食いするのがとても楽しみだったものだ。いつもお腹が空いていたものの、息子同様にバイトをしていなかった高校生時代の私の財布はいつも寂しく、高校前のパン屋で「肉マン」「うまい棒(数本)」「マウンテンデュー」のフルコースで腹を満たしていたものだ。2~300円でお釣りが来る腹ごなしである。いやいや懐かしい。

 

息子は青春真っ只中なのだろう。今はデフレのおかげでファストフードでも同額の低料金で食べられるのは羨ましいが、あのフルコースもそれはそれで何だか満たされていたものだ。

ちなみにその当時マウンテンデューをみんな「山(やま)デュー」と呼んでいた。

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歌舞伎:平成中村座「十一月大歌舞伎」

2011年11月12日 09時43分29秒 | 歌舞伎の話

念願だった「平成中村座」を観に行った。

平成中村座とは・・・中村勘三郎が長年抱いていた思いを実現した平成中村座。江戸初期に、猿若勘三郎(初代中村勘三郎)により中橋南地(現在の京橋付近)に建てられた猿若座が中村座の最初であると同時に、これが江戸歌舞伎の発祥地でもあります。その後日本橋の禰宜町、堺町を経て天保年間に浅草(現在の台東区浅草6丁目)に移りました。以後この地は約40年にわたって一大芝居町として繁栄することとなります。また移転した折、中村勘三郎の始祖猿若勘三郎にちなみ、町の名を聖天町から猿若町に改称しました。

通常の劇場とは趣を異にする、'江戸の芝居見物'を体験できるいわばタイムトリップのような、時空を超えるエンタテインメントとして、歌舞伎ファンの枠を超え多くの観客を惹きつけています。たちまち浅草を席巻し、大躍進を遂げた平成中村座は日本各地、さらには海外へ進出。そして今回、満を持して隅田公園へ帰還します。(平成中村座公式ウエブサイトより抜粋)

都営浅草線・浅草駅より秋晴れのつい先週も来たばかりの浅草を歩く。隅田公園入口からのぼりが立ち並び、雰囲気が盛り上がる。

徒歩10分ほどで隅田公園内に仮設された劇場が見えてくる。 

入口からしてもう江戸時代にタイムスリップする。どうせなら劇場係員もちょんまげ姿だったら良かったのに・・・

劇場内は土足厳禁の為、入口で渡されたビニール袋に入れる。

新築の匂いが広がる館内。二階席中央正面には「お大尽席」なるVIP席がドーンと陣取っている。いつかは座ってみたい35000円の席である。

今回の目玉はこの特設された平成中村座での公演はもちろんのこと、やはり今年2月に勘三郎を襲った原因不明の特発性両側性感音難聴からの本格的な復帰公演である。今回勘三郎は第二幕の「お祭り」のわずか15分のみ出演となったが、この演目は先代17代目の病気休演明けと同じ伝統の踊りであり、途中で「待ってましたとはありがていぇ~」の台詞があるのだが、様々な思いが詰め込まれていたように思えた。

そして特設劇場ならではの仕掛けがあり、昨年10月の大阪での中村座では舞台後方の壁が開き、本物の大阪城を借景としたが、今回はスカイツリーを借景としている。今回二階席だったので席からは見えなかったものの、舞台に太陽が差し込む様子はまるで勘三郎の復帰を祝うかのようだった。来年五月までのロングランなので、是非もう一度行ってみたいものだ。

H君、どうも有難うネ~タイムスリップを堪能して来ましたよ。 

一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)

  角力場   濡髪長五郎  橋之助      

山崎屋与五郎/放駒長吉  勘太郎

二、お祭り(おまつり)

  鳶頭鶴松  勘三郎

三、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

  渡海屋   大物浦    渡海屋銀平実は新中納言知盛  仁左衛門       

女房お柳実は典侍の局  孝太郎             

入江丹蔵  勘太郎              

源義経  七之助            

武蔵坊弁慶  彌十郎             

相模五郎  橋之助

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