今年度のアカデミー作品賞を受賞した「それでも夜は明ける(原題12 YEARS A SLAVE)」を息子と観に行った。
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【解説】奴隷制度がはびこっていたアメリカを舞台に、自由の身でありながら拉致され、南部の綿花農園で12年間も奴隷生活を強いられた黒人男性の実話を映画化した伝記ドラマ。主人公が体験した壮絶な奴隷生活の行方、そして絶望に打ち勝つ希望を描き出す。監督は『SHAME -シェイム-』のスティーヴ・マックィーン、黒人男性を『2012』などのキウェテル・イジョフォーが演じる。共演には、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ブラッド・ピットら豪華キャストがそろう。
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仕事が終わってから19時過ぎの上映回をひとりで観ようと思ったが、とりあえず息子を誘ってみると・・・まさかの参加でふたり鑑賞となった。作品賞受賞後だったので、館内の混み具合が気になったが、受賞の影響を全く感じさせる事の無い私の好きな空間(約10名程度)での鑑賞となった。実話に基づいている本作品は、まあ~驚くほどの人種差別が繰り返される。黒人に手拍子させ差別の歌を歌う白人、家畜やおもちゃだと言い切る主人たち・・・とにかくどんどん重く暗い気持ちになる。
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そして主人公がつま先だけどうにか地面に着く状態での首つりシーンが長回しで続く。ロープの軋む音、主人公のうめき声の後ろでは同じ奴隷たちが黙々と作業を続けている。これだけで彼らの置かれた立場がよく分かる。最終的に「すべてがハッピー」にならなかったこともあり、爽快感とは全く無縁の作品であった。
劇場を出るとふたりで「こりゃ~重いな~」との感想だけで、今まで以上に会話が弾まなかった・・・そりゃそうだろうな~と思いつつ、たった200年前の話であると思うと背筋が冷たくなる。現在の法律も200年後には異常なものと思われてしまうのだろうか?
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