東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「アナログ」

2025年01月26日 09時41分14秒 | 映画の話

映画「アナログ(2023年公開)」を観た。

【解説】ビートたけしが初めて書きあげた恋愛小説「アナログ」を映画化し、二宮和也が主演、波瑠がヒロインを務めたラブストーリー。手作りや手書きにこだわるデザイナーの水島悟は、自身が内装を手がけた喫茶店「ピアノ」で、小さな商社に勤める謎めいた女性・美春みゆきと出会う。自分と似た価値観のみゆきにひかれた悟は意を決して連絡先を聞くが、彼女は携帯電話を持っていないという。そこで2人は連絡先を交換する代わりに、毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。会える時間を大切にして丁寧に関係を紡いでいく悟とみゆき。しかし悟がプロポーズを決意した矢先、みゆきは突然姿を消してしまう。「鳩の撃退法」「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太監督がメガホンをとり、「宮本から君へ」「MOTHER マザー」の港岳彦が脚本を手がけた。

「お互いに会いたい気持ちがあれば会える」「(苦労かけた母親に旅行にも連れていけないと嘆く男性に)お母様は気にされてないと思う」と波瑠の包み込むような優しさに溢れた台詞はなかなか素敵で、初めての食事会での別れ際に彼女が小さく手を振るシーンがチラッと映るのだがそれが実に可愛らしい。さらに彼女のレトロ趣味や落語、クラッシック、美術館巡り、街歩きなどの嗜好は私とピッタリだったこともあり、これまで「ホテルローヤル」「コーヒーが冷めないうちに」「アゲイン 28年目の甲子園」の彼女出演作品の中で一番綺麗に見えた。波瑠がスマホを持たないアナログ生活により起きる悲運な展開ながら、鉛筆での製図、日記や糸電話にはどこや独特のアナログのぬくもりや温かみを感じる。またリリー・フフランキーの寡黙なマスター、通夜の手伝いを途中で抜け出した友人(桐谷健太)など粋な登場人物も心地良い。

恋をした波瑠が仕事中に鼻歌を歌うように恋愛は日常の喜びや楽しさ、充実感を連れて来てくれる。もちろん悲しいこともあるけれどそれでもやはり恋はいいものなのである。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「茶飲友達」

2025年01月12日 09時41分42秒 | 映画の話

映画「茶飲友達(2023年公開)」を観た。

【解説】「燦燦さんさん」「ソワレ」の外山文治監督が2013年10月に高齢者売春クラブが摘発された事件を元に超高齢化社会の現代日本が抱える閉塞感や寂しさなど、さまざまな問題を反映して描いた群像ドラマ。佐々木マナは、仲間とともに高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立し、新聞に掲載した「茶飲友達、募集。」の三行広告で集まってきた男性たちのもとへ高齢女性を派遣するビジネスをスタートする。「ティー・ガール」と称される在籍女性の中には、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性などさまざまな事情を抱える者がいた。マナのもとで「茶飲友達」を運営する若者たちもまた、出口の見えない社会で閉塞感を抱えて生きている。 さまざまな世代を束ねるマナは、彼らを「ファミリー」と呼び、擬似家族のような絆を育んでいくが……。マナ役を「弥生、三月 君を愛した30年」、NHK連続テレビ小説「純と愛」などに出演してきた岡本玲が演じる。

高齢者の性、孤独、希望、生き甲斐、居場所、介護される側する側と様々な人間模様が交錯する。岡本玲が演じるまなが実に良い。彼女が身内と仕事で見せる表情がまったく異なるのは、以前介護職の方が言われていた「仕事だから優しく出来る」なのだろう。劇中シングルマザーが子育て支援課に相談し支給額の低さに生活保護の申請を要請した際の担当者の言葉が重い。ファミリーって言葉は上手く行っている時はとても暖かくて居心地良く感じられるが、実際には薄っぺらいお金だけの繋がりだということを疎遠になっているまなの母親のひと言で証明してくれる。

違法であることは間違いないのだけど、ラストでは冒頭とは見違えるほど身だしなみを整えた表情豊かな男性老人がすべてを物語っていると思う。観た人の環境や境遇、経験による色々な感想があると思うが、私はそれほど嫌悪感がなかった。いくつになっても人肌は恋しいものだと思う。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「ストロベリーナイト」

2025年01月05日 09時36分43秒 | 映画の話

【本日から仕事始めです】

映画「ストロベリーナイト(2013年公開)」を観た。

【解説】誉田哲也の人気警察小説シリーズを原作に、女性刑事・姫川玲子の活躍を竹内結子主演で描いたドラマ「ストロベリーナイト」の劇場版。警視庁捜査一課の刑事・姫川玲子率いる姫川班の管轄で連続殺人事件が発生し、警察は合同特別捜査本部を設置する。やがて姫川のもとに「犯人は柳井健斗」という垂れ込み情報が入るものの、上層部から「柳井健斗には触れるな」という不可解な指示が下る。納得できない姫川は単独で捜査を進め、その過程で牧田という男と出会うが……。原作は小説のシリーズ第4作「インビジブルレイン」。

ドラマを観ていないので詳しい人間関係は分からないが、遠藤憲一は彼の魅力が一番発揮できる役柄で鼻っ柱の強い捜査主任を竹内結子が好演。インビジブルレインというだけあってほぼ雨が降っている。ラスト直前まで身を乗り出してしまうものの「ある瞬間」から急激に冷静になってしまった。

竹内結子の突然のお別れからもう4年が経つが、改めて彼女の魅力を再確認出来た作品であった。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「レベル・リッジ」

2025年01月04日 09時00分00秒 | 映画の話

【本日まで正月休みとさせて頂きます。予約投稿にて】

映画「レベル・リッジ(2024年配信)」を観た。

【解説】「ブルー・リベンジ」「グリーンルーム」のジェレミー・ソルニエが監督・脚本を手がけ、小さな田舎町にはびこる腐敗に立ち向かう元海兵隊員の戦いを描いたサスペンスアクション。テリー・リッチモンドは従弟の保釈を申請するため田舎町シェルビー・スプリングスを訪れるが、路上で警官から因縁をつけられ、保釈金として用意していた現金を不当に押収されてしまう。従弟はギャングが起こした事件の証人となったために報復される可能性が高く、刑務所へ移送される前に保釈させる必要があった。テリーは裁判所職員サマーの協力を得て、警察署長バーン率いる悪徳警官たちに立ち向かうことを決意するが……。「オールド」のアーロン・ピエールがテリー役で主演を務め、「ソウル・サーファー」のアナソフィア・ロブが裁判所職員サマー、「ジャンゴ 繋がれざる者」のドン・ジョンソンが警察署長バーンを演じた。Netflixで2024年9月6日から配信。

映画「L.A.コンフィデンシャル」の規模を小さくした警察汚職作品。小ぶりなのが逆にリアル感が増す。主人公の顔つきがいいのだが、そこまでやるか?と思ってしまう。

このような事件は誰もが当事者になる可能性がある怖さがある。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「川っぺりムコリッタ」

2025年01月03日 09時00分00秒 | 映画の話

【1/4(土)まで正月休みとさせて頂きます。予約投稿にて】

映画「川っぺりムコリッタ(2022年公開)」を観た。

【解説】「かもめ食堂」「彼らが本気で編むときは、」の荻上直子監督が2019年に発表したオリジナル長編小説を、自身の脚本・監督で映画化。松山ケンイチ主演、ムロツヨシの共演で、孤独な青年がアパートの住人との交流を通して社会との接点を見つけていく姿を描く。北陸の小さな町にある小さな塩辛工場で働き口を見つけた山田は、社長から紹介された古い安アパート「ハイツムコリッタ」で暮らし始める。できるだけ人と関わることなく、ひっそりと生きたいと思っていた山田の静かな日常が、隣の部屋に住む島田が「風呂を貸してほしい」と山田を訪ねてきたことから一変する。山田と島田は、少しずつ友情のようなものが芽生え始め、楽しい日々を送っていた。しかし、山田がこの町にやってきた秘密が、島田に知られてしまい……。主人公・山田役を松山、島田役をムロがそれぞれ演じる。タイトルの「ムコリッタ(牟呼栗多)」は仏教の時間の単位のひとつ(1/30日=48分)を表す仏教用語で、ささやかな幸せなどを意味する。

ムロツヨシ独特の図々しさは実に匠の技である。背中合わせの食と死を介してタイトルにもある「ムコリッタ(牟呼栗多)ささやかな幸せ」にミニマリストも加わる。それぞれの死に対しての受け止め方が登場人物ごとに異なる。「(両親の)ろくでもないは遺伝するのか?」との問いに対して否定をする勤務先社長だが、私だったら「遺伝する」と即答したと思う。そして「だからそうなる確率が高いからそうならないように努力を続けなければならない」と付け加えるだろう。ただその社長の言う「頭使わず手使え」はその通りだと思う。

ラストの葬儀は憧れるスタイルだ。粉骨しなければならないのね?

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「アメリカン・フィクション」

2025年01月02日 09時00分00秒 | 映画の話

【1/4(土)まで正月休みとさせて頂きます。予約投稿にて】

映画「アメリカン・フィクション(2023年公開)」を観た。

【解説】「ウォッチメン」「グッド・プレイス」など人気ドラマの脚本家として活躍してきたコード・ジェファーソンが、パーシバル・エベレットの小説を原作に初メガホンをとった監督デビュー作。アカデミー賞の前哨戦として重要視されるカナダのトロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞して注目を集め、第96回アカデミー賞では作品賞ほか5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。作品に「黒人らしさが足りない」と評された黒人の小説家モンクが、半ばやけになって書いた冗談のようなステレオタイプな黒人小説がベストセラーとなり、思いがけないかたちで名声を得てしまう姿を通して、出版業界や黒人作家の作品の扱われ方を風刺的に描いたコメディドラマ。ダニエル・クレイグ主演版「007」シリーズのフェリックス・ライター役などで知られるジェフリー・ライトが主演を務め、アカデミー主演男優賞にノミネート。共演のスターリング・K・ブラウンも助演男優賞にノミネートされた。そのほかの出演者は「ネクスト・ドリーム ふたりで叶える夢」のトレイシー・エリス・ロス、「アース・ママ」のエリカ・アレクサンダー、「バービー」のイッサ・レイ。

冒頭授業のシーンからかなり期待しながら観ていたのだが・・・

コメディも風刺もバタバタ劇も控えめにした分やたらインパクトが弱く感じた・・・

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「ノッティングヒルの恋人」(再)

2024年12月31日 09時00分00秒 | 映画の話

【1/4(土)まで正月休みとさせて頂きます。予約投稿にて】

映画「ノッティングヒルの恋人(1999年公開)」を観た。

【解説】ハリウッドの人気女優と冴えない書店主の恋の行方をジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演で描いたロマンティックコメディ。ロンドン西部のノッティングヒルで小さな書店を営む男性ウィリアム。ある日彼の店に、ハリウッド女優のアナが訪れる。その後、ウィリアムは街角で偶然アナとぶつかってジュースをかけてしまい、近くにある自宅で彼女の服を乾かすことに。アナは不器用だが誠実な彼に惹かれ、2人は恋に落ちるが……。脚本は後に「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」などを手がけるリチャード・カーティス。エルビス・コステロがシャルル・アズナブールの名曲をカバーした主題歌「She」も大ヒットを記録した。

昨年最後の映画は「プリティ・ウーマン」だったので今年もジュリア・ロバーツ主演作から本作品を改めて見直しして観た。まず驚いたのが2014年以来10年ぶりに観たとはいえ、ディレクターズカット版かと思うほど余りにも覚えていないシーンが多かった。これまで何度も何度も好きなラスト15分だけは観直したものの恐らく10年前の1回しか観ていなかったようだが、おかげで新作を観ているような新鮮な気分で鑑賞することが出来た家族の定期的な話し合いにはほのぼのとした家族愛を感じ、案外簡単に二人は恋に落ち、全く覚えていないベッドシーンに驚いてしまう。言うまでもなく本作品ではとにかくジュリアが美しく可愛いくてキュートで多彩な表情をたくさん見せてくれ、「好きな人の前で愛を告白する」シーンでの表情はこちらがドキドキしてしまうほどである。ラストのベンチの意味に今回気がついたが、自宅玄関近くに置いてある日本女性と思われる着物姿の立て看板は不思議だった。またジュリアの台詞の中でメル・ギブソンやデミ・ムーアが出てくるのだがギブソンは映画「陰謀のセオリー」での共演を匂わせてくれる。お見合いの最後に登場する女性が一番相手としては良いのではないかと思ったら、映画マッチポイント」出演し、その後シャッターアイランド」に出演したエミリー・モティマーとのこと。

さてさて本投稿が2024年ラストの投稿である。今年も一年間ご愛読有難うございました。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「TAR ター」

2024年12月29日 09時30分25秒 | 映画の話

映画「TAR ター(2023年公開)」を観た。

【解説】「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」のトッド・フィールド監督が16年ぶりに手がけた長編作品で、ケイト・ブランシェットを主演に、天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いたドラマ。ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく。「アビエイター」「ブルージャスミン」でアカデミー賞を2度受賞しているケイト・ブランシェットが主人公リディア・ターを熱演。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ブランシェットが「アイム・ノット・ゼア」に続き自身2度目のポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。また、第80回ゴールデングローブ賞でも主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、ブランシェットにとってはゴールデングローブ賞通算4度目の受賞となった第95回アカデミー賞では作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門でノミネート。

以前からマイリストに入れていたものの158分の上映時間に躊躇していたが、鑑賞終了間近リストに挙がったので休日に視聴開始。冒頭の背景真っ黒で文字だけのオープニングクレジットがやたら長いが作曲家の意図を汲む指揮者としての役割、ケネディの葬儀で12分かけて演奏したマーラー交響曲第5番のアダージェット他の対談シーンは専門用語が飛び交いその都度siriで確認しながらであったが実に興味深い内容だった。長い上演時間ならではのじっくりと丁寧にオーケストラの裏側とたくさんのクラッシックを聴きながら前半は進む。しかし後半から展開がやたら早くなりどこか尻窄みでエンディング。本作品の中で「(ハラスメントで)訴えられたら真偽は別として最後」的な発言が現代を象徴している。作品中に登場するバーンスタイン指揮の音楽を聴いてみたいと思った。

男女問わずパートナーから問い詰められるとあたふたするんだな~と変な感想が残った。

【明日12/30(月)午後~1/4(土)まで正月休みとさせて頂きます】

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「室井慎次 生き続ける者」

2024年12月22日 09時24分39秒 | 映画の話

前編「室井慎次 敗れざる者」を観た同じ日に続けて後編である映画「室井慎次 生き続ける者」を観た。

【解説】1997年に放送されたテレビドラマのほか、映画版も大ヒットを記録してきた人気警察ドラマ「踊る大捜査線」。同シリーズの中心人物のひとりで、柳葉敏郎が演じる室井慎次を主人公に描いた映画2部作の後編。警察を辞めて故郷の秋田に戻り、事件被害者・加害者家族の支援をしたいという思いから、タカとリクという2人の少年を引き取り、暮らしていた室井慎次。しかし、彼の家のそばで他殺死体が発見され、さらにかつて湾岸所を占拠した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だという少女・日向杏が現れたことから、穏やかな日常は徐々に変化していく。かつての同僚であり今は秋田県警本部長になっていた新城に頼まれ、警視庁捜査一家の若手刑事・桜とともに捜査に協力することになった室井。そんな彼のもとに、服役を経て出所してきたリクの父親が訪ねてくる。柳葉や筧利夫、真矢ミキらシリーズおなじみのベテランキャストたちに加え、日向杏役の福本莉子、タカ役の齋藤潤、桜役の松下洸平ら新たなキャストも出演。メインスタッフにも、プロデュースに亀山千広、脚本に君塚良一、監督に本広克行と「踊る大捜査線」シリーズを支えてきた顔ぶれがそろった。

「家族の時間は限られてる」と語った後に里子が最後の夜に布団に潜り込むシーンに、自分が親の布団に入った頃と子供たちを自分の布団に入れた時とそれぞれの自分と重ね合わせる。また室井慎次が目指していた現場署員との合同捜査、里子たちの未来、子供虐待、地元民の反感とストーリーがいくつも展開していく後編は前編とはまた違うテイストの作品になるのだが、キョンキョンの娘役映画「ディア・ファミリー」とはまた違った表情の福本莉子の展開期待するものの特に大きな進展はなかった。人づきあいが苦手だとしてもやはり最後は人との繋がりが大切さなのである。そしてラストでは二つの驚きがあるのだが、それより何よりもいしだあゆみに驚かされた。

さてさて本作品が劇場で観た最後の作品・映画館納めとなった。今年もたくさん夢のある映画の旅に出掛けられて何よりだった。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「身代わり忠臣蔵」

2024年12月15日 09時38分00秒 | 映画の話

映画「身代わり忠臣蔵(2024年公開)」を観た。

【解説】時代劇「忠臣蔵」をベースに「身代わり」という設定を加えてコミカルに描いた土橋章宏の同名小説を、ムロツヨシ主演で映画化。嫌われ者の旗本・吉良上野介からの陰湿ないじめに耐えかねた赤穂藩主が、江戸城内で吉良に斬りかかった。赤穂藩主は当然切腹となったが、実は斬られた吉良も逃げ傷で瀕死の状態に陥っていた。逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しも免れない。そこで吉良家家臣の提案により、上野介にそっくりな弟・孝証を身代わりにして幕府を騙し抜こうという前代未聞の作戦が実行されることに。一方、切腹した赤穂藩主の部下・大石内蔵助は、仇討ちの機会をうかがっているように見えたが……。正反対の性格を持つ吉良上野介と孝証の兄弟をムロが1人2役で演じ分け、永山瑛太が大石内蔵助役で共演。川口春奈、林遣都、北村一輝、柄本明が脇を固める。原作者・土橋章宏が自ら脚本を手がけ、「総理の夫」「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」の河合勇人監督がメガホンをとった。

吉良側からの忠臣蔵という設定で独特のムロワールドが広がり、吉原のシーンでは橋本マナミ演ずる高尾大夫が登場し、死活問題であるお取り潰しの回避についてコメディタッチで奔走する。これまで川口春奈出演作をあまり観たことが無かったが、本作品の彼女はとても良かった。

そして昨日12月14日は赤穂浪士47人が江戸・本所松坂町の吉良邸に討ち入り主君の仇を討った日である。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「室井慎次 敗れざる者」

2024年12月08日 09時39分42秒 | 映画の話

公開中の映画「室井慎次 敗れざる者」をようやくながら観に行った。

【解説】1997年に放送開始され映画版も大ヒットを記録したテレビドラマ「踊る大捜査線」シリーズで柳葉敏郎が演じる人気キャラクター、室井慎次を主人公に描く映画2部作の前編。これまで現場の捜査員のために戦い続け、警察の組織改革に挑むなど波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次。27年前に青島と交わした約束を果たせなかったことを悔やむ彼は、警察を辞めて故郷・秋田へ帰り、「事件の被害者家族・加害者家族を支援したい」との思いから、少年たちと穏やかに暮らしていた。ある日、室井の前に謎の少女が現れる。彼女の来訪とともに他殺と思われる死体が見つかり、室井はその第一発見者となってしまう。その少女・日向杏は、かつて湾岸署が逮捕した猟奇殺人犯・日向真奈美の娘だった。室井役の柳葉敏郎、新城賢太郎役の筧利夫、沖田仁美役の真矢ミキらおなじみのキャストに加え、日向杏を演じる福本莉子や、齋藤潤、松下洸平ら新たなキャストも出演。スタッフ陣もプロデュースの亀山千広、脚本の君塚良一、監督の本広克行ら「踊る大捜査線」シリーズを支えてきたメンバーが再結集した。

前編後編の二部作は2018年に観た映画「ソロモンの偽証」以来であるが映画館では2016年の映画「64-ロクヨン-」以来である。これまで同シリーズのスピンオフ映画「交渉人 真下正義(2005年)」「容疑者 室井慎次(2005年)」と観たものの、「青島抜き」には少しだけ馴染めなかったが、本作品ではシリーズの一番のポイントである青島との絆が強くベースになっており、さらに過去の映像とのシンクロ具合も警察OBとして出しゃばらない配慮と距離感が程よく久しぶりの踊るワールドを堪能出来た。

室井慎次の年齢との近さもあり、あっという間の115分であった。鑑賞後45分のインターバルでランチと喫煙とトイレを済ませて後編鑑賞である。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「セルラー」

2024年12月01日 09時38分23秒 | 映画の話

映画「セルラー(2005年公開)」を観た。

【解説】偶然つながった見知らぬ誰かの携帯電話が、たったひとつの命綱となる女性の恐怖の一日を描いたスリラー。監督は「デッドコースター」のデヴィッド・R・エリス。原案となった脚本を書いたのは「フォーン・ブース」のラリー・コーエン。主演は「L.A.コンフィデンシャル」「8 Mile」のキム・ベイシンガー。

通話が途切れたら一巻の終わりの携帯電話サスペンスで想定外な展開が加わり、警察へ通報し切れなかったことでかえってスリル満点な展開になる。ジェイソン・ステイサムが意外にも悪人役でキム・ベイシンガーが冒頭だけが別人かと思うほど綺麗ではない。最後の台詞なかなか粋でとてもお気軽に鑑賞出来る95分であった。

どうでもいい話だが、私が最初に持っていた携帯電話はツーカー・「セルラー」だったな~と懐かしく思い出した。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「野球部に花束を」

2024年11月24日 09時31分32秒 | 映画の話

映画「野球部に花束を(2022年公開)」を観た。

【解説】クロマツテツロウの同名コミックを実写映画化した青春コメディ。中学での野球部生活を終え、高校デビューを目指して茶髪で入学した黒田鉄平。そんな彼のもくろみは、うっかり野球部の見学に参加してしまったことで失敗に終わる。新入生歓迎の儀式で坊主に逆戻りした黒田は、鬼監督の原田と後輩を奴隷のように扱う先輩部員たちのもとで過酷な日々を過ごす。強豪ではないが弱小でもない普通の高校野球部で、1年生の仲間たちと時には助け合い、時にはいがみ合いながらも、どうにか日々を過ごしていくが……。「天気の子」「#ハンド全力」の醍醐虎汰朗が黒田役で主演を務め、チームメイトの桧垣主圭を「アヤメくんののんびり肉食日誌」の黒羽麻璃央、野球部の原田監督を高嶋政宏が演じる。さらに元プロ野球選手の里崎智也、Vシネマの帝王・小沢仁志も出演。「荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE」の飯塚健が監督・脚本を手がけた。

「二歳しか違わないのに大人に見える」の台詞は高校一年生当時の自分を思い出す。現代ではご法度である理不尽な縦社会の奴隷制度であるが、それほど悪いことではないんじゃないかな?と逆に思ってしまうのは社会人としての生きていくための要素が各所に詰まっている気がするからだろう。野球部あるあるや監督キャラ、小沢仁志登場など面白要素をふんだんに詰めこんでいるのだがどこか「笑わせよう」感が強かった。

もう少しだけ野球部員の野球技術が高ければ・・・

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「ロスト・フライト」

2024年11月17日 09時38分16秒 | 映画の話

映画「ロスト・フライト(2023年公開・原題Plane)」を観た。

【解説】ジェラルド・バトラー主演で、ゲリラ組織が支配する島に不時着した飛行機の機長が、犯罪者と手を組みながら窮地を乗り越えていく姿を描いたサバイバルアクション。悪天候のなか、落雷でコントロールを失った航空機のブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着する。機長のトランスや乗客ら17名はからくも一命をとりとめたが、不時着した場所は凶暴な反政府ゲリラが支配する無法地帯だった。ゲリラたちが迫りくる中、トランス機長は生き残りをかけ、乗客の1人だった移送中の犯罪者ガスパールと手を組む。乗客を守るという機長としての責務を全うしようと奮闘するトランス役をバトラーが務め、トランスと手を組むことになる謎めいた犯罪者のガスパール役にドラマ「ルーク・ケイジ」で知られるマイケル・コルター。元MI6という経歴を持つスパイ小説家チャールズ・カミングが執筆した脚本をもとに、「アサルト13 要塞警察」「ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた男」のジャン=フランソワ・リシェ監督がメガホンをとった。

映画「アルゴ」同様の異国の地での恐怖であるが、危機管理の対策本部の対応力と機長の責任感がとにかく素晴らしい。予想を裏切るような展開はあまりなく、王道の展開は安心感さえ感じるお気軽な107分である。「贖罪(しょくざい・犯した罪を償うこと)は思わぬ場所でなされる」はなかなかいい言葉である。

どうでもいい話だが反政府ゲリラの中に品川庄司の庄司がいる。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画:「奈落のマイホーム」

2024年11月10日 09時38分53秒 | 映画の話

映画「奈落のマイホーム(2022年公開)」を観た。

【解説】都会の中心に突如として現れた巨大な陥没穴「シンクホール」にマンションごと巻き込まれた人々の運命を描いた韓国発のサバイバルスリラー。平凡な会社員ドンウォンは11年の節約生活の末、ソウルの一等地にマンションを購入する。念願のマイホームに家族と引っ越した彼は同僚を招いてパーティを開くが、大雨でシンクホールが発生し、わずか1分でマンション全体が飲み込まれてしまう。反りの合わない隣人マンスや同僚たちと共に地下500メートルにまで落下したドンウォンは脱出するべく手を尽くすが、さらなる大雨によって穴は水で満たされていく。「悪いやつら」のキム・ソンギュンがドンウォン、「ハイヒールの男」のチャ・スンウォンが隣人マンスを演じる。「ザ・タワー 超高層ビル大火災」「第7鉱区」のキム・ジフンが監督を務めた。

地盤の欠陥住宅の床で勢いよく転がるビー玉が実に恐ろしい。小さな共同住宅のおかげでキャラクターや人間関係が分かりやすいものの、その結果すべてにおいて小規模にまとまってしまった感は否めない。どのような緊急事態になっても大声を出す人や誰かを責める人にはならないようにしたいものだと痛切に思った。

地中奥深く取り残された老女の最期は実に潔かった。

【総武線・新小岩駅 賃貸専門店】有限会社やな瀬不動産

東京下町・新小岩駅の不動産屋三代目のつぶやき 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする