東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

また逢う日まで

2012年07月31日 09時26分50秒 | 不動産屋の話

先日御年輩の女性入居者さんが退去された。

色々な事情を抱え、今から約11年前に南の県から知り合いを頼りにひとり新小岩に上京された。そしてこの度、再び戻って行かれるとのこと。

退去清算が完了し、最後に「もう東京に来られることは?」との問い掛けに、まだ方言が残る口調で「もうないですね~」と静かに答えられた。ふと「もうこの方とは二度とお会いすることはないんだ」と思った。これまでたくさんの入居者さんとお別れをして来たが、心のどこかで「またいつかお会い出来るだろう」と思っていた。実際には同じ新小岩や近隣に移転しない限り再会の可能性は低いことはもちろん知っていたが、別れの寂しさを軽減出来る魔法の言葉のようにいつも自分ではそのように思うようにしていた。

考えてみると友人・知人ですら年々再会する確率は下がっている。気が付けばすっかり会う回数が少なくなり、間隔がどんどん長くなっている友人が少なくない。気が付いている時点ではまだ良いのかも知れないが、少しずつそれが当たり前になっている場合も少なくない。同時にゴールが全く見えなかった20~30代とは違い、折り返し地点はとうに過ぎ、まだぼんやりながらではあるがゴールが見え始めている年齢でもあるから尚更だろう。膨大な時間が残されている訳ではない。だから会える人って結構大事なのである。

 そんな事をふと思った真夏のお引っ越しであった。

【明日8/1(水)は定休日となります】

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プレッシャー倍増

2012年07月30日 09時45分33秒 | 不動産屋の話

先日のゲーセン閉店から初めての月末を迎え、賃料のお支払いに多くの方が来店される。

そしていつも楽しみにしている子供さんがお母さんと一緒に来店された。

事情を説明(言い訳)しようとしていると、子供さんから「はい」と旅行土産を頂戴してしまった・・・

とりあえず引き出しに入っていた残りわずかなグッズを手渡した。

来月までに何とかせねば

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鰻丼二枚盛り

2012年07月29日 08時29分59秒 | 美味しい話

土用の丑の日に鰻を食べた以前も書いたように我が家では鰻で出て来ないので、自分で食べに行くしかない。ランチに鰻を出してくれるお店が見つからなかったので吉野屋で「鰻丼」を注文する。

鰻はやはり美味しい。山椒との組み合わせは最高である。ただ少し鰻の量が物足りない。不漁だから仕方ないんだろうな~と思っていると、後から入店して来たお客さんが次々に「鰻丼二枚盛り」を注文している。

「二枚盛り」?そんなメニューがあるなんて・・・。途中まで食べ終えた状態で「一枚追加」なんて出来る訳も無く、変な敗北感のまま、お店を出た。ちなみに鰻丼で「つゆだく」はありなんだろうか?

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悲劇の払拭

2012年07月28日 09時56分47秒 | スポーツの話

今朝開幕したロンドン五輪。前日にサッカー男子で、1次リーグD組の日本は英国のグラスゴーで優勝候補のスペインを1-0で破る金星を挙げ、勝ち点3を手にした。

当日は日本時間22時からテレビの前でスタンバイ。まあ~スペイン相手にあわよくば勝ち点1が拾えればな~と思いつつ、キックオフ。プレーシャーの掛け方が素晴らしく、サムライたちの圧倒的な運動量に感動していると、前半34分にCKから大津祐樹(ボルシアMG)が先制ゴールを決め、前半41分に退場者を出したスペインの反撃を封じ込んだ。嘘ぉ~勝っちゃった。

1996年アトランタ五輪でブラジルを破った「マイアミの奇跡」の再現だと盛り上がるものの、私にはどうしても「ドーハの悲劇」がまだ根付いていて、この試合でもリードした瞬間に、「後半の立て続けの失点」「ロスタイムで同点」等のマイナスなことばかりを考えてしまい、どんな悲しい結果にも対応できるように沈着冷静に試合を観戦してしまう。だから勝利してからも比較的冷静で、グラスゴーの奇跡(歓喜)と言われてもマイアミの時は予選リーグ敗退だったし・・・とさらに慎重な発想が続いてしまう。

それにしても若い子たちの物おじしない戦いぶりはとても素敵で格好良かった。この若い力が染みついた悲劇を払拭をしてくれるかも知れない。是非共1968年メキシコ五輪以来44年ぶりのメダルに期待・・・いやまだまだ・・・

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緑の雷様

2012年07月27日 09時55分13秒 | 二代目のつぶやき

先日羽田空港の喫煙コーナーでhi-liteの稲妻メンソールのCMが流れていた。(ちなみにこのように隔離・疎外されまくりの喫煙者たちが集まる狭い空間では、どことなく「みんな頑張って吸い続けようね」みたいな一種の強い連帯感を感じる気がする)

TV用のCMでは無く、その喫煙コーナー用だと思われる映像で、緑の雷様が暗闇の中でとにかくひたすらドラムを叩く・・・という内容なのだが、これがかなり不気味で怖い。でも逆にとても印象的で、あれから1ヶ月以上経った今でも街角の稲妻メンソールの広告を見る度に、鮮明にあのドラム演奏が蘇る。動画を探したのだが、これしか見つからなかった。この動画も空港で放映されていたのを動画撮影したようで、音楽が入っていなかった。

同じ緑の雷様と言っても全然違う。 

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ドラマ:「北の国から 2002遺言」

2012年07月26日 09時15分29秒 | テレビとラジオの話

「北の国から 2002遺言」を観た。

放送時間が前後編合計で5時間以上だったので、休日の度に少しずつ観ていたのだが、「さぁ~観よう」って感じの明るいストーリーではないので、元気と時間のある時に必死に消化した。

蛍役の中嶋朋子の実子が息子役で出演したり、純役の吉岡秀隆と恋人・結役の内田有紀は共演をきっかけに2002年12月結婚したり、公私混同も併せて楽しめるシリーズ最終章である。

純の恋人である小沼シュウ役の宮沢りえとは序盤であっさりと別れてしまうのだが、別れなんてそんなもんだろうなんて思いつつ、「いつも逃げていた自分」を改めようと純が奮闘する姿が微笑ましい。二十~三十代の頃は誰もが多かれ少なかれ「逃げてしまうこと」があるものだ。それに気付いて、何とかしようとしているだけ純は偉い。気付いていない人たちの方が圧倒的に多い世の中なのだから・・・。

ドラマの中で「手間返し」と言う言葉が出てくる。手間返しとは・・・お互い人手を貸しあう。日当、そういうことはしちゃいけない、働いてくれた分は働いて返すと言うもので、漁村では「もやい」、内地では「結」という。何だかいい風習である。

今回、通称トドの唐十郎とその息子役の岸谷五朗が男の中の男っ~って感じで、圧倒的な存在感である。特に岸谷五朗の「目」がとてもいい。よくよく見ると瞬きをほとんどしていないのだが、途中の「ある瞬間」から瞬きが多くなる。

これで北の国からは終了である。連続ドラマからスペシャル版として年々話題も視聴率も高くなり、国民的ドラマとしての地位を確立して行ったのだが、初期から観ていた者からするとスケールが大きくなればなるほど・・・と言う面も少しだけ否めない。それは宿命なんだろう。ちなみに現在だったら絶対「劇場版」が作られるだろう。

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ひとり二役

2012年07月25日 09時00分00秒 | 休日のつぶやき

【本日は定休日。予告投稿にて】

ネタがゴロゴロと埋もれているいつもの喫茶店。

仕切り板の向う側で年配の女性が携帯に向かって声を荒らげている。年老いた親の入院の手配で、病院と親との間に入り、あれこれと確認しているようだが、どうやら親の話が的を射ず、その様子にイライラしている女性・・・という構図のようだ。その親は実の親なのか?それとも義理の親なのか?義理ならばそんな言い方はしないだろうと思われるそれはそれはきつい物言いで、実の親は育て方を間違えたのだろうな~と思っていると、その言い方には時々「敬語」が入る・・・ありゃ?義理の方か?

女性は病院へ丁寧な言い方で話し、電話を切って親への口調は全く同一人物とは思えないほど酷い言い方であった。居た堪れずについ私の隣に座っていた外国人青年に「これは日本の伝統的文化なんだよ」と説明したくなる。余りにも口調が異なるのでもしかして二人いるのか?と仕切りから顔を覘かせたい衝動を必死に抑えつつ、そのうちこの女性の容姿を勝手に想像し始める。

「小太り」「化粧っ気の無い」「ボサボサ頭」の女性・・・と想像しながら、席を立った際にちらりと女性の方向を見る。

全くその通りの女性が椅子に座っていた。

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納涼ボーリング

2012年07月24日 09時33分22秒 | バレーボールの話

先日バレー部の納涼会が行われた。

納涼会と呼ぶには相応しく無い肌寒い中での開催だったが、この日の幹事はボーリング大会を一次会として用意してくれた。ボーリングはいつ以来だろうか?と思いつつ、幹事から事前に「練習禁止令」が出ていたので、ぶっつけ本番で臨んだ。

男女合わせて16名が4チームに分かれ、幹事からチーム別に色違いのレイを渡される。

5分間の練習時間が与えられ、必死で勘を取り戻そうとするが、世の中そんなに甘く無く、右へ左へと逸れて行く。

同級生の実に微妙な始球式の後、1ゲーム限定でボーリング大会が始まる。私たちのチームには男は私一人で、(勝手に)エースの重責をひとり背負いながら第一フレームこそストライクを取ったものの、波が激しく最終的に120台・・・中学生レベル・・・他のメンバーの頑張りでどうにか団体戦では4チーム中2位に入ったものの、他のスコアを見回すと2桁の男メンバーが数名もいて、毎週運動しているとは思えないロースコア大会だった。おかげで個人戦は7位だった。

その後二次会会場へ移動したが、右手で持つグラスが重く感じた・・・

ちなみにレイは翌日4歳の誕生日を迎えた「彼」にプレゼントした。

【明日7/25(水)は定休日です】

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ロングおじさん

2012年07月23日 09時38分21秒 | テレビとラジオの話

ふと・・・「ロングおじさん」を思い出した。

何故ロングおじさんなんだろう・・・

ロングおじさんとは元TBSアナウンサーの吉村光夫さんで、惜しくも昨年1月に84歳で逝去されている。

当時としては高身長(178cm)だった彼は「ロングおじさん」「ロンちゃん」の愛称で呼ばれており、「まんがはじめて物語」のナレーションや1978年から約4年間放送された子供向けワイドショー「夕やけロンちゃん」の司会を務めていた。(ウィキペディアより抜粋)

私にとっては圧倒的に「夕やけロンちゃん」の印象が強く、当時小学生だった私は17時からの30分間を楽しみにしていたものだ。ただ番組の最後に独特の挨拶をしていた記憶があるのだが、それが何だったのか?どうしても思い出せない・・・何だっけ?

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CD探し・その2

2012年07月22日 09時58分58秒 | 音楽の話

先日の休日はタワーレコードでCD探しを楽しんだ。

新しく発売された桑田佳佑のベストアルバムの他に、柳ジョージのベスト盤や原田真二のアルバムを購入した。懐かしいアーティストの名前を見つける度についウハウハしてしまい、あれこれ眺めているだけでも十分に楽しい。

桑田佳佑のベストアルバム「I LOVE YOU」は1992年の「フロム イエスタデイ」から20年、2002年の「TOP OF THE POPS」から10年。その2作を遥かに凌駕する桑田佳祐ソロワークスの集大成ともいえるスペシャルベストアルバムがここに完成・・・との触れ込みだった。私は中でも『Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない)』が初音源化されたことに喜んだ。

この曲は作詞・松任谷由実 作曲・桑田佳佑 編曲・KUWATA BANDで1986年・1987年と日本テレビで放映された音楽番組「Merry X'mas Show」のラストで出演者全員で歌われた。私は1986年の初回放送分をビデオに録って音源は残しておいた。今から26年前である。当時20歳だった私はこの曲に色々な思い出が詰まっている・・・。

ちなみにその「Merry X'mas Show」の1986年の出演者が凄かった。KUWATA BAND、松任谷由実、吉川晃司、アンルイス、忌野清志郎、中村雅俊、泉谷しげる、山下洋輔、三宅祐司、BOOWY、鮎川 誠 、SHEENA & THE ROKKETS、小林克也、CHECKERS、ARB、鈴木雅之 RATS & STAR、THE ALFEE、SUE CREAM SUE、ユーミン・・・などなど

まだビデオテープはあるものの、残念ながら現在再生が出来ない・・・ 

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映画:「八日目の蝉」

2012年07月21日 10時00分30秒 | 映画の話

映画「八日目の蝉(2011年公開)」を観た。

【解説】直木賞作家・角田光代の原作小説を、井上真央、永作博美の主演で映画化したヒューマンサスペンス。監督は「孤高のメス」の成島出。1985年、自らが母親になれない絶望から、希和子(永作博美)は不倫相手の子を誘拐してわが子として育てる。4歳になり初めて実の両親の元に戻った恵理菜(井上真央)は、育ての母が誘拐犯であったと知り、心を閉ざしたまま成長する。やがて21歳になった恵理菜は妊娠するが、その相手もまた家庭を持つ男だった……。

不倫相手の子供を誘拐して、自分の子のように育てた四年間・・・最近の映画「悪人」のように、どのような理由があったにせよ加害者側の視線に立った自分勝手な作品には非常に違和感を感じてしまうと同時にその瞬間から「映画」として客観的に観てしまう。

爽快感がある訳でも無く、感動する訳でも無い映画なのだが、序盤に井上真央が坂道を自転車で足を広げて下るシーンと、幼少時代に永作博美と一緒に乗った自転車で同様のシーンがある。これが何だかいい感じで、さらに小池栄子がとてもいい感じのお芝居だった。カンブリア宮殿の司会といい、最近の彼女はいい感じだ。

七日目で死んでしまう蝉が八日目まで生きたとしたら、幸せなのか?不幸なのか?う~ん・・・

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右目の具合

2012年07月20日 09時38分15秒 | 二代目のつぶやき

ボールが右目を直撃してから 1ヶ月近くが経過した。

それから何とな~く右目の調子が悪い。眼底に違和感やちょっとした痛みがあったり、ぼやけたり、くすんだりしていた。気のせいかと思いつつも、それでも違和感が続いていたので、コンタクトレンズに傷が入ったのか?右目の眼球自体に問題があるのか?を確認しに眼科へ行った。

名前を呼ばれ、小さくて薄暗い診察室に入ると小太りの怪しげな先生が座っている。私の瞼を無造作にびよ~んと引っ張り、右目眼球にペンライトを当てる。「右を見て下さい」「右上を見て下さい」・・・と黒目をぐるりと一周させられる。小太りの先生が小さな椅子の上で上下左右にかがんだり、忙しなく動きながらの診察が続くのだが、体勢がきついらしく時折先生の小さな吐息が狭い診察室に漏れる。そして診断の結果・・・

「網膜剥離」

げぇ~嘘ぉ~と愕然としていると小太りの先生が「・・・の可能性も否定できないので、大きな病院で再診査して下さい」と少し息切れしたか細い声で付け加えていた。辰吉丈一郎と同じ網膜剥離(の可能性がある)なんて予想もしていなかった。でも可能性でしょ?こうなればコンタクトレンズ自体の傷の具合に賭ける。

調べて貰うと右目だけかなり傷が付いていたとのこと。

とりあえず良かった~と新しいレンズをはめてみる。

でも・・・

あまり・・・

症状が改善されていない・・・

もしかして・・・

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手羽っ唐

2012年07月19日 09時29分54秒 | 美味しい話

幼い頃に連れて行って貰った記憶はあるもの、なかなか訪れる機会がなかった地元の老舗・居酒屋さんに数十年ぶりに行った。

「大衆」の言葉が本当によく似合う昔ながらのお店である。この夜もほぼ満席状態で、二階の大座敷で行われていた宴会と同席となった。隣の宴会とは衝立もない状態なので、宴会風景を眺めながら生ビールを流し込む。

このお店のおススメは数あるが、やはり「手羽っ唐」である。スパイシーな味付けでビールがどんどん進む。 

現在は宅配便でのお取り寄せも可能とのこと。便利な世の中になったものだ。

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清々しい朝

2012年07月18日 09時00分00秒 | 休日のつぶやき

【本日は連休最終日。予約投稿にて】

朝一番で銀行へ行った。

早足で通勤する人たちが駅に向かっている。

これから一日が始まる直前の駅前はどこか清々しくて好きだ。

知り合いに会った。

私に向かってひと言・・・

 

「朝帰り?」

なんて清々しい朝・・・

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耳触り

2012年07月17日 09時00分00秒 | 休日のつぶやき

【本日は連休初日。予告投稿にて】

いつもの喫茶店で久し振りの「声」が響いていた。もちろんそのおじ様とは知人でも面識がある訳ではなく、私が「一方的に」面識があるだけの話だ。 心の中で「お久しぶり」と呟くと同時に、「やれやれ」と思いながら席に座る。

非常に特徴的な高くて大きな声で、いつもお友達と思われる同じおば様と話している。その二人の会話がとにかくうるさくて耳触りなので、一度遭遇すると絶対に忘れられない。高くて大きな声だけでは耳触りにはならないが、どうしてあの二人の話し声は耳触りに感じるのだろう?とふと考えてみた。

この二人はある試験勉強をしていて、おじ様はすでに合格しており、それをおば様にあれこれと教えている(ようだ)。とにかくおじ様の説明が非常にくどい。高くて大きくて、くどい・・・でもそれだけではなく、おば様も少しうんざりしているのか?おじ様の解説を途中で遮り、他の会話に強引に持って行く。おじ様は突然の方向転換にも柔軟に対応するものの、気が付けばすぐに解説モードへと持って行く・・・さらに途中で何度かお互いに喋りたいことだけを話す時がある。

改めて書く事ではないが、普通の会話は相手が話し終わってからこちらが話す・・・順番がある。それが会話のキャッチボールなのだが、この二人の場合、会話の切れ目に関わらず、話したいことを自由に勝手にベラベラ話す。そんな時、普通はどちらかが押し黙ったりするものだが、それがないのでキャッチボールが成立する筈も無く、それぞれ同時にボールをビシバシと壁に投げている状態なのがきっと耳触りなのだろう。

こんなことがここ数年続いているので、この二人と出会うと「今年もまた受験シーズンになったんだな~」と思う。ただ今年もまたこんな調子で勉強しているのであれば、来年の今頃もまた再会出来るだろう。

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