「ハゲタカ(2009年公開)」を観た。
【解説】企業買収をテーマにした壮絶なマネーゲームを描いて大反響を呼んだNHKテレビドラマ「ハゲタカ」の劇場版。ドラマから数年が経過した日本を舞台に、日本の基幹産業・大手自動車メーカーに買収を仕掛ける中国系ファンドと天才ファンドマネージャー・鷲津政彦が繰り広げる激しいマネー戦争を活写する。鷲津役を大森南朋が続投するほか、キャスト、スタッフも再集結。現代日本の未曾有の金融危機を反映したリアルな脚本は見逃せない。
缶コーヒーのCMでいい人を演じている大森南朋とは思えない沈着冷静で切れのある鷲津を好演している。ストーリーの中心は敵対的TOB(株式公開買い付け:take-over bid)で、私はあまり詳しくは知らないのだが、ニュース等で取り上げられる度に、会社が見ず知らずの人に乗っ取られることがいつも不思議で仕方が無かった。大企業になると色々大変なのね。
結局最後はまるでハゲタカのように金を奪われるシーンと、死者があの世でもお金に困らないようにと紙銭を燃やすシーンに重ねるように「人生の悲劇にはふたつしかない。金の無い悲劇と、金のある悲劇。世の中は金だ。金が悲劇を生む」と結んでいる。う~んなかなか深い。
それにしても玉山鉄二はセクシーでなかなか素敵だった。