東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

早く去ってよタイフ~ン

2010年10月31日 09時33分23秒 | バレーボールの話
昨日の台風14号。夕方に最も関東地域に接近するとの予報。その日は何度も何度も台風の動きを確認していた。ちょうど一番接近するであろう時間帯がちょうどバレーの練習だったからだ。

電車やバスの交通機関が大幅に乱れる事も予想され、またメンバーの安全も考えると決断が急がれる。中止にするならば早めにメンバーや体育館管理人さんに連絡しなければならないが、決定後にもし逸れてしまったら・・・と考えるとなかなか決断が出来ないまま、時間だけが過ぎて行く。長年「天候に左右されない屋内スポーツ」をしていた代償なのだろう。14時の時点で雨は降り続いているが、風も無く「静かな雨」である。

「来るなら早く来て通り過ぎてくれ」と願った所で14号が加速してくれる訳でもなく、予想図はじれったいまま同じ表示を繰り返している。開始時間一時間前には少し風が強くなって来たものの中止する程でも無く、結局そのまま通常通りとなった。

練習後は何事も無かったかのように小雨がチラついていた。私の勝手な不安は一体何だったのだろう。

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名曲シリーズ~チューブ「ひとりになっちゃった」

2010年10月30日 09時39分15秒 | 音楽の話
1994年6月15日発売されたTUBEの14枚目のアルバム「終わらない夏に」に収録されている「ひとりになっちゃった」

あの頃は 何より誇りに思った強くイカした友達が 誰一人いなくなっちゃった
不器用でも 正直に 肩も見栄も張らずに 真っ直ぐ 信じて 他人にゃ流されずに

熱く語っていた十代の頃の大人像と、実際に大人になった現実とのギャップを嘆く内容である。自分が十代の頃に思い描いていた理想の大人像に自分がどれくらい違っているのかは正直分からないし、そもそも十代の頃にそんな事を考えていたのだろうかな?と「のほほ~ん」と育って来た私には実感が無い。歌詞は友人たちに対して嘆いているのだが、実は自分に対して戒めの意味を込めているような気がする。「理想と現実」・・・最近口にも出さないような言葉であるが、改めてこの歳になるとこの歌詞が重く感じてしまう。

年齢を重ねると色々な事が見えるし、考えてしまうものだが、最後は曲同様に「それでも無理して格好つけて行くぜ」の結論にいつも辿り着いてしまう

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空中職人

2010年10月29日 09時27分52秒 | 不動産屋の話
先日アパートのテレビケーブル移設工事に立ち会った。現場には作業員さんひとり。

電線に梯子を掛けてスルスルスル~っと登って行く。電線なので当然安定感はなく、空中でユラユラと揺れながら作業は続いている。

何も手出しが出来ない私は、その様子をただ下から眺めている。テキパキと作業が進み、ものの十数分で完了した。再びスルスルと地上へ舞い戻り、梯子を車に乗せて颯爽と去って行った

ちょっと格好良かった

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芝居:「山村美紗サスペンス 京都花灯路 恋の耀き」

2010年10月28日 09時28分59秒 | 落語と芝居の話

「山村美紗サスペンス 京都花灯路 恋の耀き」の舞台を観に浅草公会堂で出掛けた。



【原作】山村美紗
【脚色・演出】池田政之
【出演】池畑慎之介・かとうかず子・山村紅葉・遠野なぎこ・宮本真希・国広富之・大村崑・若林豪
【みどころ】東山花灯路で賑わう京都。祇園のクラブ「ミサ」では、ミステリー作家・山村美紗の十五回忌の催しが開かれていた。招待客の中には、山村ミステリーでお馴染みの沢木麻紗子(かとうかず子)<ニュースキャスター 沢木麻紗子シリーズ>や、沢木潤一郎(国広富之)<祇園舞妓 小菊シリーズ>、そして一級葬祭ディレクターの秋山隆男(大村崑)と内田良恵(山村紅葉)<葬儀屋社長 石原明子シリーズ>、加えて小川麻子<女子大生ホステス 小川麻子シリーズ>、片山由美<不倫調査員 由美シリーズ>、戸田鮎子<看護婦 戸田鮎子シリーズ>の姿もあった・・・。



小雨の浅草もなかなか風情かあるものだ。浅草公会堂には今年一月の「新春歌舞伎」以来で、スカイツリーがこんな感じで見えた。



残念ながら山村美紗作品はこれまで一度も観た事も無かったので、各探偵たちのキャラクターも大村崑と山村紅葉の葬儀社のやり取りも知っていれはもっと楽しめたのだろう。ただ舞台上の花灯篭は幻想的でとても綺麗だったし、「生」崑を実際に観れただけでも得した気分だった。



鑑賞後、そのまま浅草寺で参拝する。五重塔の横からもひょっこりツリーが見える。この日の参道も外国からの観光客や修学旅行生たちで賑わっていた。浅草の街はいつもと変わらない浅草だった。

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ムーンライトの街

2010年10月26日 09時29分35秒 | 街の話
先日自転車で夜の街を走っていた。時間にして片道30分の距離である。高校生じゃあるまいし・・・と思いながらもそれほど嫌いでは無いサイクリング。今まで何度も来た事がある場所なので道は熟知しており、帰り道は途中から違う道を帰る事にした。すると全く見た事も通った事の無い道に出た。方向は間違っていないので、道に迷った訳ではない。でも「こんな道があったのか?」と見慣れない風景の中でキョロキョロしながら道を進む。何だか夢の中にでもいるような錯覚を起こしそうな不思議な感覚だった。



この雰囲気を例えると・・・う~ん・・・映画「フィールドオブドリームス」でムーンライト・グラハムと遭遇した街並のようだ・・・と思ったが、観た事ない人にとっては全く共感されない例えである。



もう一度行けと言われても行く自信は無い。もしかしてあの街並は幻だったのかも知れない。

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シーズン終了

2010年10月25日 09時42分43秒 | 野球の話
クライマックスシリーズが終わった・・・呆気なく・・・阪神との燃えるような第一ステージで希望の光が灯ったと思った矢先に、ファイナルステージ二試合連続完封負け・・・



この数日間、真っ直ぐ帰宅し、試合開始と同時にテレビの前に座り込んでいた。不甲斐ない試合が続き、連夜機嫌の悪い私に家族(「彼」を含む)は誰ひとり話し掛けもせず、近寄りもしない。第四戦の土曜日はバレーの練習があったので、いつものように練習の合間に携帯でチェックし、練習後は急いで帰宅し、着の身着のまま九回表の攻撃からテレビの前に座る。最後の最後にほんの少しだけ意地を見せたものの、和田の打球をラミレスが万歳した瞬間にテレビを消した。



風呂の中で今シーズンを振り返る。何故失速したのか?亀井・クルーンの不調、絶対的エースの不在、松本の怪我と不調・・・ため息ばかりでのぼせそうになる。もし日本シリーズ出場が決まったら買おうと思っていた復刻ユニフォームも中止だ。



とりあえず優勝チームが日本シリーズに「順当に」出場出来て良かったじゃないか?と冷静を装いつつ、「エースと抑えとセカンドが欲しい」と来季の戦力補充を首脳陣のように考える。早くもクルーンと李承ヨプや篠塚コーチの退団がほぼ決定的のようだ。気が付けはラミレスも小笠原ももう高齢である。矢野を始め若手の台頭を期待しよう。

さてそろそろ街に出掛けよう・・・

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山里のツッコミ

2010年10月24日 09時35分02秒 | テレビとラジオの話
南海キャンディーズの山ちゃんこと、山里亮太が最近良い感じだ。



南海キャンディーズの舞台は三年前の夏に大阪で実際に見た事はあったが、昔からそれほど好きでは無かった。そもそも南海キャンディーズ自体で笑った事は無く、その時のライブでも多分私は全く無表情だったと思う。(ちなみに画像はその舞台「BASEよしもと」の前にあるラジオスタジオでの山ちゃん)



ただ最近ピンでの活躍を目にする事が多い山ちゃんはなかなかいい。最近のツッコミにありがちな酷い言い方や暴力的な対応が彼は殆ど無く、特に女性へ対してのツッコミがとても紳士的で心地良く感じる。つまり下品では無いところに非常に魅力を感じるのだろう。どんな世界でもやっぱり「下品」は宜しくないのである。これからの彼の活躍に注目したい。

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映画:「情婦」

2010年10月23日 09時28分42秒 | 映画の話
クライマックスのどんでん返しが有名な「情婦(1957年 原題:Witness for the Prosecution)」を観た。



【解説】英国の女流推理小説作家アガサ・クリスティが1932年に短篇小説形式で発表、その後ブロード・ウェイ、ロンドンでロングランされた舞台劇の映画化で、意表を突く結末をもったミステリー・ドラマ。「昼下がりの情事」のビリー・ワイルダーと「ハッピー・ロード」の共同脚本者の1人ハリー・カーニッツが脚本を担当。ラリー・マーカスが脚色してワイルダーが監督した。撮影監督は「炎の人ゴッホ」のラッセル・ハーラン、音楽はマティ・マルネック。主演は、「二十七人の漂流者」のタイロン・パワー、「モンテカルロ物語」のマレーネ・ディートリッヒ、「ホブスンの婿選び」のチャーズ・ロートン。



今回初めてマレーネ・ディートリッヒの作品を観たが、彼女の代名詞である脚線美はちゃんとサービスカットとして入っていた。事前にどんでん返しがあると聞いてしまうと、以前のように映画:「パーフェクトストレンジャー 」同様、どうもあれこれ色々と想像してしまうので、ついつい「嘘ぉ~それで終わり?」と思ってしまう。この映画も全く予備知識が無ければかなりの衝撃を受けただろうが、それが1957年であれば尚更だっただろう。

それにしても「情婦」の邦題はいかにもセンスが無いが、ウィルフリッド卿役のチャールズロートンがいい味を出している。

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金さん・・・

2010年10月22日 09時31分01秒 | 街の話
私の休日と娘の早帰りが重なり、高校まで車で迎えに行く事になった。来春には卒業だと言うのに、この日初めて校門をくぐった。史上初の「女子高潜入」である

それからそのまま買い物とランチに出掛け、帰り道に帝釈天に寄った。私にとって約4年半振りの訪問だったが、彼女にとっては「初帝釈天」であった。平日にも関わらず参道には観光客や修学旅行生たちで溢れていて、色々な方言が聞こえて来る。セーラー服姿の娘はその光景にすっかり溶け込んでいた。「帝釈天って何のお寺?」との質問に言葉に詰まりつつ(一説には「小遣いに不自由しない金運のご利益」との事)、参拝を済ませて草もちを購入し、そのまま京成線柴又駅前の寅さん像を見学。娘が呟く。

「おぉ~これが有名な・・・金さん・・・」



き、金さん・・・

きっと彼女には季節外れの桜吹雪が見えていたのかも知れない。

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芝居:「カエサル~ローマ人の物語より」

2010年10月21日 09時15分30秒 | 落語と芝居の話

「カエサル~ローマ人の物語より」を観に行った。日生劇場での観劇は昨年の四月の『赤い城 黒い砂』以来である

塩野七生の大ベストセラー、松本幸四郎主演で初の舞台化!累計920万部超の国民的ベストセラーが、ついにこの10月、待望の舞台化。1992年から15年にわたり、刊行された大長編「ローマ人の物語」の中でも、著者・塩野七生が最も愛する、英雄ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の生涯に焦点を当て、壮大なスケールで描かれる一代記です。輝かしい戦績、守旧派との確執、クレオパトラとの愛―――裏切り、そして暗殺。「ブルータス、お前もか!」リーダー不在の現代日本におくる、激動と波乱の歴史大作!

【原作】塩野七生「ローマ人の物語」(新潮社刊)
【脚本】齋藤雅文
【演出】栗山民也
【出演】松本幸四郎 小澤征悦 小島聖 小西遼生 瑳川哲朗 勝部演之 水野美紀 渡辺いっけい 高橋惠子

これまでローマ人に興味を持った事は無かったので、事前に勉強する。ストーリーや人間関係はそれほど難しくなさそうだ。また数日前にテレビ「情熱大陸」で今回の演出家「栗山民也」が取り上げられていたのでさらに楽しみが増えた。

さすがに舞台演出は素晴らしく、場面が様々に展開され、内容も非常に分かり易く、前後半約一時間程度の時間配分もとてもいい感じだった。高橋惠子は遠目で見ても色香が漂っていた。最終的に「出る杭は打たれる」ではなく「抜かれる」のはローマの時代も今はさほど変わりは無いんだな~と思いつつ、劇場を後にした。

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ひとり達人

2010年10月18日 09時34分46秒 | 二代目のつぶやき
昼間、駅前を歩いているとゲームセンターの前に並んでいるキャッチャー中の景品配置具合をついつい横目でチェックしてしまう。

「ああれは甘台だ」とか「これは無理だな」と瞬時で見分ける。このような日々の鍛錬が達人(自称)と言われる所以なのだろう。

そしてその奥の入口付近に設置してある「太鼓の達人」が目に入る。ほぼ毎日、誰かしらが遊んでいる。ベビーカーを横に置き、一心不乱で叩いている若いお母さんや、営業途中と思われるサラリーマン等・・・それも何故かひとりで叩いているケースが多い。私は数回しか遊んだ事が無く、それほど興味が無いのだがこのロングセラーを見る限り、のめり込んでしまう要素があるのだろう。ただ私にはひとりで叩く勇気は無いので、黙々と叩いている姿を見ると何だか変な勇気と感動を覚える。

何をそこまで叩かせるのか?恐るべし、太鼓の達人・・・


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因縁のつけかた

2010年10月17日 09時41分19秒 | ニュースの話

先日のニュース。

衣料品店で試着中、わざとだぶだぶのジーパンを下ろし、「客にパンツをみられた」などと店員に因縁をつけ、金を脅し取ろうとした27歳男性が恐喝未遂の疑いで逮捕された。

男性は今年6月29日午後10時頃、ジーンズショップに「20代で茶色の長い髪をした女子大生」と一緒に来店。ジーパンの試着を始めた。 しばらくして、連れの女性から「小さいサイズを持ってきて」と頼まれた店員が、試着室にいた男性に声をかけてカーテンを開けたところ、「何で勝手に開けたんだ!!」。そして腰のあたりを押さえていた両手を離した。試着していたぶかぶかのジーパンはズルリと落ち、すかさず「責任者を呼べ!」。男性チーフ(31)が来ると「勝手にカーテンを開けられて、パンツ姿を他の客に見られた。どう責任とるんだ。100万円払え」と脅した。店側はこの間、110番通報していたが、警察官が事情を聴くと、逆恨みされると考えたのか、結局、脅されたことは話さなかったという。
しかし4月以降、飲食店で「揚げパスタが歯茎に刺さった。治療費を払え」などと男が店員を脅す事件が約10件発生していたため、改めてジーンズショップから話を聴いたところ、被害届が出された。

パンツねぇ~体育館でも普通に「見られてしまう」事がある私にとって全く思いも付かない犯行手口である。100万円ねぇ~どこから算出された金額なのだろうか?最近テレビの影響なのか「損害賠償」の言葉を聞く事がある。ご存じの通り日本の法律では被害を受けた側が被害状況を明確に証明する必要がある。日時・頻度・状況・証拠・損害額等・・・それを踏まえての「損害賠償請求」では無く、ただ単にセットの常套句として言葉に出てしまうのだろう。さもしい・・・



ただ「揚げパスタ」は気を付けないと怪我をするので注意が必要だ。

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世知辛い世の中

2010年10月16日 09時48分59秒 | 二代目のつぶやき

学生時代の友人からメールが届いた。実家に○○から『クラス会をやりたいので連絡先を教えて欲しい』と連絡が入ったが、そっちには入った?との内容。○○は知っているが、二人とも○○とはそれほど仲が良い訳でも無かった。

私には連絡が入っていなかったので、その旨を伝えると「じゃあ明日にでも『非通知』で連絡してみる」との事。振り込め詐欺を始め、色々な事件が横行している現在、今回の彼の「非通知連絡」は正しい選択なのだろうが、同時に世知辛い世の中になったものだな~とつくづく思った。



そして数日後実家から連絡が入った。「昨夜同級生の○○さんって人から電話が・・・」

あら?家にも・・・どうしよう・・・振り込んでしまいそう・・・

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生サラ

2010年10月15日 09時41分10秒 | 音楽の話
サラ・ブライトマンwith 新日本フィルハーモニーセレクトオーケストラのコンサート当日を迎えた。一ヶ月ぶりの国際フォーラムである。



開演一時間前に到着すると会場には人人人・・・年齢層は50~60代のようだ。どうもこれまでのコンサートとは違うジャンルの人々が多いように思えた。





軽く食前酒?を飲んだ後に、席に座る。もちろん前回確認した同じ席である。開場入口に掲示されていた「当日券販売無し」が嘘では無いように、会場は満席状態だった。「入場料×5000名=・・・」そんな計算を勝手につつ、彼女の登場を今か今かと待つ。照明が暗くなり、オーケストラの演奏から始まる。焦らされて焦らされて・・・ようやくスポットライトを浴びながら彼女が登場した。本物かどうかも不明なほどステージの彼女は小さかったが、瞬時に透き通るような声がホールに響き渡る。

とにかく彼女の高音は鳥肌が立つほど美しい。オーケストラとのコラボの場合、歌手の声量によって演奏に押されてしまう場合も時々見掛けるのだが、彼女はすべてにおいて圧倒的な存在感を示した。



アンコールを入れて全23曲、約二時間のライブであったが、MCは殆ど無く、凝った演出も無くまさに「音楽会」に徹底している様子がまた素敵だった。



50歳とは思えない彼女に改めて敬意を払いつつ、夢心地のままホールを後にした。

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横田の生きざま

2010年10月14日 09時42分54秒 | スポーツの話
10日に行われたキヤノンオープン。横田真一(38)が通算14アンダーで1997年の「全日空オープン」以来、13年ぶりの優勝を遂げた。



横田は2005~2006年選手会長を務めたが、その当時は宮里藍らのフィーバーに沸いた女子ツアーとは対照的に、男子ツアーは低迷の一途だった。試合数が減少する中、横田はスポンサー交渉に奔走し、この大会を含め、新規大会を3つ増やすことに成功したが、一方で本業のゴルフは下降線をたどるばかり。2007年には「スポンサー企業を行ったり来たりした結果」練習不足となって無念のシード落ち。当時の島田幸作JGTO会長(故人)は特例シードを与えようとしたが「人生の究極の選択でした。女房は断らないでと言ってたけど、子供に生きざまを見せなければならない。自分のしてきたことがうそになる」と返上した。

今回の優勝で再来年シーズンまでのツアー優先出場権を獲得した。賞金ランクも16位に浮上し、来季の賞金シードも確定的となった。「思い入れがある大会で勝ったのはよかった。「徳を積むと、いいことがあると思った。あのときに断ってよかったと思えた。神様は見てくれているんだなあ」と彼の談話。



いや~実に格好良く素敵な生きざまである。実際にはなかなか出来ない生き方である。私自身「子供に自分の生きざまを見せられるような生き方」をしているのだろうか?と改めて考えてしまう。最近見る機会が少なくなった数少ない気骨のある人物である。13年間は本当に長かったことだろう。このような人は報われのは本当に嬉しいものだ。心からおめでとう

ちなみに13年前と言えば、モーニング娘が結成され、サッカー日本代表が初のワールドカップ出場を決めた年である。

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