通称、Aロッド。先日大リーグ史上最速で通算500号ホームランを記録し、バリー・ボンズが塗り替えた通算本塁打記録を近い将来さらに更新する可能性がある選手だ。NYヤンキースの同僚D・ジーターとともに、まさにアスリートという感じで、躍動感のあるプレーが見ていて気持ちいい。彼らをみていると、アメリカ(北米)では、「運動神経の最も良い人は野球を選択する」ということなのではないかと感じられる。彼のサインには、丁寧なバージョンとやや手抜きのバージョンと2種類ある。当然ながら、人気が高いのは丁寧なバージョンのほうである。多分、1人でも多くの人にサインをした方が良いような時は、やや手抜きのサインで数を稼ぐ、といった使い分けをしているのだろう。このサインは、残念ながら、やや手抜きのサインの方である。この場合は、時間中にできるだけ多くサインをしたかったということではなく、サインを書くスペースが小さいので、のびのびとした丁重なバージョンにできなかったということかもしれない。
祝!通算本塁打記録更新。アメリカ人のベーブルースに対する敬愛というのは、判るようであまりよく判らない。日本の長島茂雄のようなものかとも思うのだが、別に彼を超える選手が現れても、その選手を嫌うということはないし、もっと別の何かなのか、それとも、別のなにかがあるのだろうか。年間最多本塁打のロジャー・マリスしかり、通算最多本塁打のハンク・アーロンしかり、2人へのプレッシャーは、いろいろ語り継がれている。ボンズの場合、年間本塁打記録の場合もそうだが、すでにベーブルースの記録が塗り替えられた後に、2番目、3番目として新記録達成ということで、回りの興奮度が偉業の大きさに比例してやや小さいといううらみはあるが、そうした面であまりいやな目に遭わずに達成できるという点では良いことだし、見ているこちらも気楽でいい。彼のサインは、シンプルなB.B.Sというのが一般的である。フルのサインは見たことがないが、もしそういうサインがあったら是非手に入れてみたい。BBといえば、年配の人には、女優のブリジット・バルドーだろう。私などはプロレスラーのボボ・ブラジルを思い出すところだが、今は、まさにバリー・ボンズである。彼は、気むずかしく、マスコミ嫌いと一般的に言われているが、ファンには優しいようで、彼のサインの入手はさほど困難ではない(記録更新で今後多少困難になるかもしれないが…)。