少し間の記事で、バリー・ボンズが先日更新した通算本塁打記録を次に更新するとしたら、A・ロドリゲスだと言われている、と書いたが、数年前であれば、そうした際にまず筆頭にるくのは、ケン・グリフィー・Jrだった。最近は、故障と不調が原因で成績が振るわず、「限界説」も何度かでているらしい。今回のボンズ・フィーバ-でもほとんど名前が出てこなかった。彼のサインは、勢いのある良いサインなのだが、写真でみても判るとおり、サインをする位置が上に大きくずれており、ややバランスが悪いという印象を受ける。サインの位置のずれは、このサインに限ったことではなく、他の選手との比較でも、ややそういう傾向にあるようだ。これをどう深読みするかだが、1つは書く位置にとらわれない奔放な性格の現れという好意的な見方、2つ目はどこから書き始めたらほどよく収まるかという空間把握に問題があるといううがった見方、3つ目は単に集中せずにいい加減に書いているという見方。私は、野球選手の場合、サインとプレ-ヘの態度にはある程度の相関関係があると感じている。彼のこうした集中力のないサインは、まさに彼が野球に興味を失っているか、野球に集中できていないことを表す、まさにそのサインなのではないかと懸念する。