ロードオブザリングの素晴らしさは、俳優の名演技に支えられている部分も大きいと思われるが、出演の俳優のなかで、この映画以前に既に大スターだった俳優は数人しかいないような気がする。そのなかでさらに人気NO.1といっても良いのが、このオーランド・ブルームだろう。制作枚数が少ないため入手困難というものを除けば、ロードオブザリングの俳優の中で最も人気があるのは、当然彼のサインだ。筆致の勢い、斜めに書かれた文字の大きさ、全体のバランス、どれも非常に格好良い。大スターの割には、文字の省略も少なく、非常に丁寧なサインだ。大変好感が持てる。
ロードオブザリングの登場人物のサインがいろいろ集まってきたので、1つずつ紹介していきたい。まずは、主人公の1人フロドのサインである。先日、この俳優が出演している別の映画を観たが、どうしてもフロドの姿がダブって、非常に変な感じがした。かつて名画「シェーン」主演のアラン・ラッドがシェーン役があまりにもはまり役というか印象が強烈で、他の映画にでても全然パッとしなかったというような話を聞いたが、彼もフロド役が強烈過ぎて、他の映画でもう一度活躍というのもなかなか難しいのではないかと心配だ。サインは、童顔の彼らしく、丸みのあるかわいい感じのするサインである。
映画「チャーリーとキョコレート工場」の登場人物のなかで、ある意味最も印象的なキャラクターだった。私より先にこの映画を観てきた娘に感想を聞いたら、やはりこのキャラクターのことを真っ先に話してくれた。他にどのような作品に出演している俳優かは知らないが、今度映画などで見かけたら、間違いなく思い出し笑いすると思う。