goo blog サービス終了のお知らせ 

「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「夏休みのひと仕事」

2016年08月03日 | 地域活動

       
         小学校講堂で、希望者を集めた、夏休み竹細工教室

7月の海の日に行われる海岸清掃「瀬戸内海環境保全大作戦」に続いて、8月に入るとすぐに予定されている地域活動。
それが、夏休みの小学校生希望者を対象にした「竹細工教室」である。
地区内にある二つの小学校を受け持つので、参加者の合計は160人に及ぶ。

低学年は「竹笛」中学年は「ガリガリトンボ」そして高学年は「竹トンボ」を作ってもらう。
それぞれに見合った材料調達は、竹藪の持ち主と交渉して無償提供していただく。
ただその切り出しや、会場までの持ち運びもなかなか骨の折れる仕事ではある。

そして、我々教える側も1年に1回なので、案外作り方の基本を忘れていたりする。
そこで、我々指導に当たる20数人が、あらかじめ集まって指導の練習をする。
その時、大半の中間製品をこしらえておいて、当日ひとり一人に中間製品を渡し、一緒に仕上げる。
こういった段取りで、これまで8回実施してきた。

もちろん当日は、ノコギリを持たせたり、ナタを持たせたりして、実際に切る、割る、削る、穴をあける、磨く
という一連の動作を体験させたうえで、自分の作品仕上げに取り組ませている。
そんな一連の動作には、言葉ではなく態度で教えなければならない、仕草、身構え、体制などといったものがある。
一口で言うなら、「コツ」ということになろうか。それと刃物を使う上での危険性の排除。これは欠かせない。

今どきの子ども達に、切り出しナイフやキリ、ロウソクであぶるという作業をやらせるのだから、
学校の先生や親の立場とは異なる、優しさの中に厳しさと本質を、少しだけ解ってもらう努力は要るのだろう。
ただ集まって、竹トンボが出来た、竹笛がいい音色で鳴る、といった結果だけではつまらんな~と思う。

滅多にやらないことを体験させるチャンスなのだから、危険性も、道工具を扱うコツも合わせて教える。
その上で、オリジナルの作品の出来上がりを喜ばせ、思い出を残させるのがいいな、と思うのだが。
「それほど堅いことを言わんでも……」という意見の方が強い世の中に、ちょっとだけ寂しさを感じてしまう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい