広島を拠点にするローカル紙「中国新聞」は、広島カープの代表的スポークスマンの役割を果たしている。
広島カープの全てを教えてくれる情報誌としての価値も高く、カープファンにはなくてはならないカープ応援の友である。
そんな中国新聞が読者投稿欄で、開幕間近のカープに寄せるファンの思いを特集した。『さあ走れカープ』
こいつぁ見逃すわけにはいくまい。自然にペンを執った。
「低迷しても声援熱く」のタイトルで掲載してもらった。
『セ・リーグ3連覇という偉業を成し遂げた後だけに、カープの過去2年の低迷ぶりには歯ぎしりする思いはある。
しかし、今年はまたひと味違うワクワク感がいっぱいある。
まずは河田雄祐ヘッドコーチの復帰である。眼鏡の奥に光る厳しいまなざしと選手を愛する優しさで、野球の奥深さを伝授し、
選手個々のやる気を引き出す手腕に期待したい。
選手の中では、誰彼と言うより、その時その場で全力プレーしている全ての選手の発奮に拍手を送っている。
そんな中でも、もうひと皮むけてほしいのは、左腕のエース候補・床田寛樹投手だ。勝ちをもぎとったときのあの笑顔にほれぼれする。
私たちファンはいつも勝ってほしいけど、そうもいかないことは十分承知している。勝って大喜び、負けてがっかり。
この気持ちの抑揚と明日にかける期待こそが、今を生きている証しだと思っている。
今年もまた、勝っても負けてもカープの野球に熱い声援を送り続けたい。』