絵に描いたような 温暖な元旦、二日目。今でも寅さんがいたら、大声で啖呵を切って叩き売りする商売仲間を、大喜びさせそうな絶好の初詣日和である。
昨年は喪中にて年賀状も出せない、ちょっと手持無沙汰な暮れをすごした。その分年賀状がほとんどといっていいほど来ない。当たり前の話であるが、長年の習慣で、来ないと分かっちゃいても少し寂しいものがある。逆に、こちらから出さない人から頂く年賀状は、有難いやら半分迷惑やら、複雑な気持ちになる上に、慌てて返信をしたためる時間に追われる。
今年の場合はそんなこともなく、文字通りゆっくりの朝寝を楽しみ、悠々と過ごした・・・のは私だけ。
夕方には近くに住む娘一家5人がやって来るということで、ババ殿は朝寝もできず台所に立ちっぱなし。あれこれ孫三兄弟の好みに合わせた特別メニュー奮闘中。
私はと言えば、大学生の二人と中学1年生一人、合計3人分のお年玉を準備するだけ。準備するだけと簡単に言うなかれ。お年玉の袋を用意すりゃそれで終わるなら毎日でもしてやれる。このお年玉、大変なのよ。新年を寿ぐお目出たさだけに目が出るほどの 現ナマ出費である。マイナカードも使えないし。
このお年頃になっては、野口英世君の出番がなくなってしまった。じいちゃん期待の星、中一君でさえ少なくとも樋口一葉を偲ばせることになる。ということは、大学生となれば福沢諭吉君は免れない。それも一人か?エッ!二人??そりゃないでしょう、兄弟二人に一人ずつでしょう。
皆さんのところは如何??って訊いたところで、無い袖は振らぬ主義できたものねー。今さら変えにくいし、やっぱり福沢君一人だね。
それに結構いける口が揃っているのでねー、下戸のじいちゃんの存在感が薄れるんよ。一応主賓であるじいちゃんが呑まないと彼らもやりにくいだろうし。乾杯して少ししたら、真っ赤な顔して面白いテレビでも見ながら、水割りでチビリチビリかな。悩ましい正月二日である。
まだやって来ないうちにブログアップして、彼らの来るのを、半分楽しみ・半分覚悟して待っている。