あれよあれよという間に長月が往った。変わって神無月ついたち、今日から神無月である。
漢字で書くと神無し月となるが、実は「無」の意味は「ない」ではなく「○○の」という意味だということで、10月は神の月ということ。個人的希望としては『どうぞ神様おそばにおわして下さい』と縋りつきたい思いがある。病魔退散、健康回復を神仏に祈りたい日々である。
そんな不安な気持ちを更にヤキモキ・イライラさせたり、笑いの止まらぬ愉快を与えてくれたのが、何を隠そう気持ちのどこかでこよなく愛し続ける広島東洋カープさんである。恋知り染めし頃の思いのままにならないもどかしさそのままに勝ち続けてはくれない。もっとも、勝ち続ければそれはそれで面白くなくなると思う。それでもいいから勝ち続けて欲しい気持ちは消えない。
今日の負けは本当にくやしい、厳しい表情の新井監督 出来たら勝ち続けて欲しいと願うファン
そんなカープさんが今年のペナントレースを終えた。今日の時点では2位か3位か確定ではないが、昨年までの4年連続BクラスからAクラスの座を勝ち取った。これは新井貴浩監督の選手起用の妙、投手交代時期の妙、若手とベテランの力を融合させる妙。こういった微妙な組み合わせが今日現在の今年の成績を残した。先ずはアッパレである。そしてプロ野球組織のルール上、CS(クライマックスシリーズ)という下剋上の可能性を秘めた日本一への道を拓き挑戦権を得た以上、最後まで死力を尽くして頑張って欲しい。
ここにも10月「神の月」にあやかってカープさんに奇跡を起こして欲しいなどと、甘いことを考えているがこれは相手がいることでたやすい話ではない。
どっちにして神の月にあやかって色々願いをかけるとは、人間と言うヤツはどうしようもない強欲な生き物ではある。と神様から罵られてもいい、お正月を迎えるころまでにはなんとか病状回復をお祈りしたい。