「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「河岸の流れの・・・」

2023年10月27日 | 風物詩

  

   ♫ 河岸の柳の 行きずりに ふと見合わせる 顔と顔

           立ち止まり 懐かしいやら 嬉しやら 青い月夜の 十三夜 ♬ 

           作詞 石松 秋に  作曲 長津 義司  唄 小笠原 美都子 

こんな懐メロをご存じの方も多かろうと、自分勝手に思っているが、要するに昭和初期の歌謡界を席巻するほどのヒット曲のはずである。
何故ならば、子供心に耳にして、よくは分からないまま繰り返し聞いているうちに、何となく曲調も歌詞も頭に叩き込まれてしまった。

それにしても今宵の空を明るく照らす、旧暦9月13日のお月さまを十三夜の月と呼び、見るべき価値のある美しいお月さまである。
この月の十三夜の月は、仲秋の名月と同じくらいの気品と美しさがあるのだと言われている。
ヱー?そんな謂れがある月なの?、いつもの月と同じように見えるけどね~ などと言う無粋なご仁は空を見上げないで、テレビでもみてなはれ(失礼!) 

恋知り染めるお年頃のお二人さんが、まん丸いきれいなお月さまの明るさを少し避け、柳の木陰に身を寄せてふと見合わせる顔と顔。ええじゃないですか。一度や二度はあったのかなかったのかな。もうとっくに忘却の彼方の話題だが、歌謡曲の世界では厳然と息づいているのがたまらなくいいね~。

花を愛で月を愛で、雨を風を愛で雪を愛でる。生活に溶け込む自然の移ろいを感じながら、ゆったり生きて行きましょうよ、ご同輩。  

コメント
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