「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋のつむじ風」

2017年09月28日 | ニュース・世相

                               
                路傍の枯れ葉を回せるつむじ風

灼熱の太陽は遠ざかり、暑さ寒さも彼岸までと言われる秋のお彼岸も過ぎ、いよいよ実りの秋と静かにふけ行く秋の夜長を迎えるのだ、と喜んだのもつかの間。
衆議院解散、総選挙の秋というけたたましさを迎えようとしている。
何故今解散なの?解散の大義は?野党の皆さんはついて行けるの?東京都知事は政党の党首が掛け持ち出来るんかいな?
などなど、頭の中を色んな????が駆け回る今回の解散総選挙騒動。

自分の中では支持政党もはっきりしているし、イデオロギーも人並みに持っているつもりである。
と思っていながらも、今回の解散劇ばかりは少し解りにくい部分があるなー、与党も野党も、といった感じである。
よー分らん者が何をか言わんや、ではあるが、分からん者には分からん者なりのストレートな目や眼力はあるのかもしれない。

政権を担当し得る二大政党の実現が望ましい、とは耳にタコが出来るほど聞いているし、自身そう思うときもある。
特に野党の皆さんからその声が大であるように聞こえる。しかし、今の野党連合の皆さんに本当に政権運営の力があるのか?
残念ながらノーと言うより他ない。もしもそうなったらまたあの「失われた3年」と言われる混乱が生じるに違いないと思うから。

今回新たな政党が発足した。何をどう舵取りして日本の将来を切り拓くのか。これもまた、言葉は色々駆け巡るが内容が良く見えない。
その発足したばかりの政党の斬新さを頼りに、野党第一党と胸を張っていた民進党が合流するという。選挙戦も新たな党からの立候補とすると、党首は発表した。「名を捨てて実を取る」という。実を取るためには今までの党としての実績も、戦ったばかりの党首選挙もかなぐり捨てて、人気優先の輪に仲間入りしようと擦り寄っているように見えてならない。一番好ましくない態度である。

本当に名を捨て実を取るというのなら、今の自身の政党から離党する人を抑え、今一度求心力を持って民進党として戦うべきではないか。そんなこともしないで、というか出来ないで選挙前から及び腰でいて、敵前逃亡とはこのことを言うのではないか、などと思ってしまう。戦う前から名を捨てては、今まで応援して来た人たちはどうすりゃいいの、というここにも????である。

せっかく日本再生を目指して巻き起こそうとした「秋のつむじ風」が、渦のように巻いて吹き上がる強い風。旋風と言われる本来の意味を失って、路傍の枯れ葉を巻き上げる程度のちっちゃなつむじ風で終わるのか見極めたい。選挙結果を見極めて新たな行動を起こすという選択肢はなかったのか。ただし、数の力だけを頼りに、全く相いれない政党と連合するのは、世に言う「野合」であり、早晩権力闘争が始まって瓦解するに違いないのだろうが。

まだまだ言いたいことはいっぱいある。が、所詮素人の浅はかな考え。ここらで留め置き10月22日を待つとしよう。

コメント (2)
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