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姫と私の同僚母子と一緒に観劇いたしました。
同僚母子にとっては人生初の「宝塚歌劇」(とはいっても、同僚の方は関西にいたのでおぼりげながら大地真央の舞台を見ているらしい。でもタイトルも役も全部忘れてました)
予習にと星組のDVDを数枚渡し、とにかく「見ること!」と強く言っておきました。
グッズ販売の時は、二人はペンフレットとコレクションカードとクリアファイルを購入していたようです。
モンテ・クリスト伯
以前、宙組版を見た時は「これぞ凰稀かなめの代表作」だと思いました。
実咲凛音のメルセデスも美しくて母性愛に長け、ダンテスに剣を振るうシーンで涙が止まらなくなったことがあります。
けれど、当時、フェルナンが朝夏まなと、ダングラールが悠未ひろ、ヴィルフォールが蓮水ゆうやで、とにかく悪役が似合わない人達ばかりだったのでどうにも復讐の意味がわからなかったような気がします。
今回は悪役が悪役らしくなったことで、メッセージが素直に観客に届くようになりました。また、ストーリーテラーにルイジ・バンパとベルツッチオがついた事で話の運びがよくなり、原作を知らない人でもついていける流れに。
二人のちょっとおどけたような狂言回しがこのだらっとしたストーリーに一本の芯を与えたような気がします。
礼真琴のとびぬけた発声がマイクの音を割るんですけど、それがまたすごい迫力というか。
ベルツッチオが折りに触れてダンテスの復讐を止めようとします。
緒月遠麻が演じたベルツッチオと凰稀かなめのダンテスの関係は同期といえども、一線を引いていたような気がします。
しかし、暁千星のベルツッチオはダンテスに遠慮がない。
言いたい事をがんがん生意気な口調で言い募り、嫌われても嫌がられてもついていくというしつこさも持ち合わせています。
その関係が個人的に微笑ましく、もっと見たいわと思わせるんでしょうね。
最終的には今回も泣いてしまったのですが、それはメルセデスとダンテスの関係がどうのというより、アルベールのけなげさに打たれたという感じです。
互いに空砲を撃ち合った・・・姿に感動しちゃったというか。ああ、やっぱり親子だなあと思ってまた涙。
「一夜の火遊びだ」とダンテスが言った時にベツツッチオが「おい」って突っ込むんですけど、本当にタイミングがいいなと思いました。
地方公演ならではの事もあります。
千葉公演だから「チバチバチバチーバ君」とか「矢切ねぎのせんべい」とか全然知らないコアなものまで出てきて。これはきっと市川出身の組長のおかげじゃないでしょうか。
また、芝居の途中で降ろす幕を間違えたのか、大道具のおじさんが「ストーーーップ」と叫ぶ声が聞こえ、下がり始めた紗幕が大きな幕に代わったり、後ろでカナヅチの音が響いたり。いやいや。本当に地方公演ですね。
Gran Cantante
こちらも幕開きからものすごい熱気で、人数が少ない事も忘れてしまうような感じでした。
ワイン色の瀬央ゆりあの衣装に対して暁千星は黒。揃った!って感じがしました。
「ニンジン娘」のシーンは輝咲玲央が出ることによって場面がさらにパワーアップしており、瀬央の相手役が有沙瞳ではなく、綾音美蘭になったおかげで背丈のバランスがよくなり、若々しくなった印象。
びっくりしたのは12場。ドレスを着た暁千星と礼真琴が熱いダンスを繰り広げるんですね。そのドレス姿が本当に美しく、目に色気があり。そのあと出て来る舞空瞳がちゃちに見えてしまった程です。男役のドレス姿に娘役のダルマの続くのはあまりよくないかも。
本公演にひけを取らないつくりが本当に素晴らしく面白かったです。
私の同僚は「終わってしまうのが悲しい」と言っておりました。
「DVDないの?」って・・・あの、今、公演中なんですよ~~~出たら教えるねと約束しました。
姫はショーの幕開きから天寿光希を思い出してしくしく。
可哀想だけどこうやって受け入れていくしかない。私だって通って来た道ですしね。
礼真琴・・・エドモン・ダンテスは礼真琴なりの「恨みつらみが忘れられない」しつこい役柄として成功。お付きの暁千星とはあうんの呼吸でよいコンビぶりを発揮してました。
ショーでは得意の歌唱力を生かして4階席にまで響く歌声を披露してくれました。
舞空瞳・・・メルセデスとしては今一つ若すぎるというか。それはしょうがないでしょうね。でも優等生なのでそつなくこなしていた印象です。ショーでも相変わらずすごいダンスを披露。しかし、いい加減色気と男役を立てる目線が欲しいです。
瀬央ゆりあ・・いや~すごいフェルナンで悪役度が高く、芝居を面白くしてくれました。DV夫が似合ってたなあという感じです。
ショーではさらにパワーアップしたお馬さんと牛さんを見せてくれました。2番手として安定し礼真琴にとってはなくてはならない存在になっています。歌唱力もあるし、演技力もあるし、ただ2番手にしておくのは勿体ないよなあと。
暁千星・・・星組にちゃんと馴染めるのかしら?と本当に心配していたのですが、幕が開いたら思いのほか馴染んでいて、姫に言わせると礼真琴兄ちゃんに可愛がられる末っ子の暁千星なんだそうです。
天寿光希と極美慎の穴を一人で埋めて、本公演は本公演で素晴らしかったけど、暁の歌唱力とダンス力は星組にものすごい刺激を与えたような気がします。以前に比べると踊っている時の表情が本当に豊かになって。この2か月くらい一生懸命自主稽古してきた成果が出て来たかなと。
ベルツッチオとしては必死に説得する姿がいじらしく、ショーでは「クルンテープ」以来の女役を披露し(藤井先生は暁に女装させることが好きなの?)以前よりも目に色気が出ているし、礼真琴もやたらいとおしそうに踊るので・・・舞空さん、お可哀想?
エトワールも素晴らしかったです。羽根しょって朗々と歌うのが似合うんだなと。
綺城ひか理・・・とにかく検事総長としてこわっ。その分挫折した時の惨めさがいいわ~ショーでは天華えまと楽しそうに歌って踊る姿が微笑ましかったです。階段は一人降り。上級生として貫禄が付いて来たんですね。やっぱり声が好きかも。
天華えま・・・海賊の役ではコメディアンぶりを発揮し、同期の暁千星を立てつつ自分の役割をしっかりやっている感じです。癒されるわ~~本当に。
輝咲玲央がどんなところでも縁の下の力持ちになっています。
しかしながら。脇が濃すぎて礼真琴の影が薄くなるんじゃないか?とそっちが心配かも。
これに極美慎や天飛華音が戻って来たら華やかで濃くて個性あふれる星組になりますね。
そして早く有沙瞳が戻ってきますように。
梅田、札幌と周ってありちゃんのバースデーコラボ総見、組総見ととても楽しみにしてたのに(涙)
星 テルミリの美貌には敵わないかも?ですが、星組版も熱演でした。高校生の場面がなくなり、ありPで説明するのでわかりやすくなってて良かった!
稀星くんお芝居上手、でも小柄すぎて後もう5センチくらい有ればなぁ残念。
グラカン、大劇場ではしゃかりき琴ちゃん頑張れ!状態だったのが、ありちゃん加入でなんだか一息つける感じに。
ありちゃん来てくれてありがとう!!
極美バウで天飛さん大希くんの成長も感じられて、次の大劇場が待ち遠しいです。
でもまずは相模大野で再開できますように(祈)
以前、宙組の放送を見て巌窟王の話よね?
なんで突然 貴方の息子!が出て来るんだ?
最後 ハッピーエンドって・・?と余り共感できませんでした。
今回は瀬央さんの悪役と
輝咲さんの人参娘(誤解を呼ぶ書き方かな?)が
是非是非 生で見てみたかった!(ノД`)・゜・。
スカイステージで放送してくれるまでヒタスラ待ちます。(;^_^A
全国ツアー、ご覧になられたのですね。
私は今週末、映画館でライビュです。
ふぶき様のレポートを参考にして、楽しんで来たいと思います。
朝晩は秋めいてきましたね。
新婚当時、西宮に住んでおりました。
利用するのは阪急電車と阪急百貨店。
やはり客層が楚々としていましたねぇ。
電車のカラーも上品でしたし。
駅でも百貨店でも宝塚のトップスターの
パネル等が飾られ、私でも当時のトップスターの
お顔とお名前は認識しておりましたよ。
音楽学校の生徒さんも、車内でたまに
見かけました。とにかく立ち姿が
本当に!綺麗だったことを覚えています。
うちのポメ子のブリーダーさんも
大の宝塚ファン。
娘役トップだった方(組もお名前も失念)の
ご愛犬・・・確かトイプードルがそこの犬舎で
生まれた子で、親しくなさっているようです。
その縁かブリーダーさんのイベントに
参加した時、元タカラジェンヌの方にお目に
かかりましたよ。
正直、少しふくよかで「え、この女性が?」と
思いましたけれど、とても品の良い方で
それなりのおうちの奥様のようでした。
現在私は関東南部で暮らしており、近所に
作家の故・庄野潤三先生のお宅があります。
庄野先生にはお目にかかったことは
ありませんが、奥様にはポメ子を可愛がって
いただきました。
ある時、庄野先生と親しかった、同じく作家の
阪田寛夫先生の話になり、奥様が
「なつめちゃんは・・・」と口にされたので
(え、え、まさか大浦みずきさんのこと!?)と
一人で興奮してしまいました。(;°∀°)
従妹が宝塚ファンで、私もトップスターだった
大浦みずきさんを存じておりましたから。
そこから宝塚談義・・・といきたいところ
ですが、何分知識が乏しいもので。( ̄▽ ̄;)
ふぶき様だったら、楽しいおしゃべりが
できたでしょうに・・・。
なんだか、だらだらと長文を綴ってしまい
ましたね。
それでは、ごきげんよう。