トップのメンバーに遅れる事10分、いや15分以上の遅れでようやく山頂に到着。
先に着いたメンバーは強い風を避けて風下の斜面で食事中。
この日は低気圧の発達で猛烈な春の嵐になるとの予報が出ていたのです。
彼方に「光が原高原」の緑色の建物が見えます。
峠の右手に雪の筋となって、夏場の道の形跡が見えます。
何年か前に愛車「ロシナンテ」に妻を乗せ、何人かのメンバーでツーリングしたコースでした。
ほら、日付を見ると12年も前の事ですよ、ここが「光が原」の放牧場でした。
人間、12年も経つと変わるものですなーって話です(笑)。
左に愛車の「ロシナンテ」ことスティード600。そして向かって右に並ぶのがスベルべ夫婦。
真ん中のメンバーは木の曲げ細工弁当で皆を羨ませた。
ストックも竹製でクラシカルなもの。山好きの先輩の影響かなー。
その先輩は、前々日に銀山平の伝之助小屋から北之又川を遡り越後駒ケ岳山頂まで登ったとか。
健脚でも7時間は要する難コースで70歳代も半ばに差し掛かろうかと言う彼は、
「生まれて初めてバテタ」とのたもうたとか。この日は同行せず又、別の山を目指していたらしい。
強風にあおられ、退避の姿勢を取る先輩。
こちらも健脚で、最初から最後までスノーシューを着け、イーブンペースで歩いていました。
スベルべのカメラを使って全員揃った記念撮影。
八十歳でエベレストを目指す「三浦雄一郎」氏もかくやの高齢者集団(笑)。
スベルべも遅れを取ったのはカメラの三脚やら、ワインやら缶酎ハイが重かったからかな。
真ん中の彼女はご夫婦で参加。そうだこの日は夫婦での参加者が三組でしたね。
彼女のご主人、実は二年ほど前に脳梗塞を患われていました。
この日の参加を、彼女は勿論のこと、メンバーの全員が回復ぶりを称賛しそして喜びました。
彼女の晴れやかな笑顔も、その気持ちも十分メンバーに伝わったようです。
ブナの巨木が多数見られる山だと言う事でも有名です。
どれかは分からずしまいだったけれども「森太郎」と言うニックネームの樹齢400年の巨木も有るのだとか。
安易に杉などの針葉樹を植林せずに、こんな風に原生林を守った地元の人たちは尊敬に値します。
ブナの幹に大きな「サルの腰かけ」を見つけました。
一時、癌に効く薬だとしてもてはやされましたね。
メンバーも「このサイズだと一万円はする」「いや、ブームは去ったから買う者がいない」と喧しく詮議(笑)。
(続く)